大朝日岳登山をしてきました。
今回の登山行程は、前夜発車で朝日鉱泉Pまで入り、
~吊橋~金山沢~鳥原山~小朝日岳~大朝日避難小屋(泊)
~大朝日岳~二股~朝日川でイワナ釣り~吊橋
~朝日鉱泉ナチュラリストの家~朝日鉱泉Pまでの1泊2日です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/be/69e84d58cc3ef03e34ec667974cf548e.jpg)
朝目覚めると、小屋の外は明るく良い感じ。
歯磨きも兼ねて外へ出ると一面の雲海です。
彼方に鳥海山と月山が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/d4/418a2db64c695c8486a5cece26cda2ba.jpg)
小朝日岳付近からの雲海と雲との間からの御来光です。
とても神々しく神聖な時間です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/f2/d0c43197a116c1e301c2c17b7059f7e2.jpg)
ガンガラ沢にも雲海が立ちこめています。
昨日苦労して登った稜線が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/66/0a26a64862aedb8a099d052169f50b2b.jpg)
身支度し小屋を出発し、
西朝日岳▲1,814m方面との分岐です。
金玉水が雪に埋もれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d0/cd3ad9e58166d6b2e739821349d0b15a.jpg)
大朝日岳▲1,870m山頂に到着です。
遠くには雪をかぶった飯豊山が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/2b/d2357a1c5a610657f0de46db7aecc2d8.jpg)
中ツル尾根を下ります。
振り返ると大朝日岳が形の良い円すい形が印象的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/8b/368c437c7b0c0c82ddaca41d09149751.jpg)
御影森山▲1,534mの稜線がくっきり見えます。
小屋で酒盛りしたオヤジ達はあちらに向かっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/2f/1d74d75629d3807a22b07a7555474eac.jpg)
平岩山▲1,609mの稜線にはまだ雪があります。
谷には沢山の残雪があり沢登りは、
夏以降じゃないと無理って感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/95/acb1618703734e22dd97438539f74b88.jpg)
中ツル尾根の頭になる峰です。
その先は・・・またガスの中です。
ここで滑るとあの世行きなので慎重に下ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/1f/747551469460ede92aa4355b6172f6b9.jpg)
二股の出合から沢に入り、
今回の目的の一つイワナ釣りをしました。
春先で痩せていますが、良い型が釣れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/c0/e80bc832d49050c037c9f2488d5782b1.jpg)
朝日川沿いに何度か吊橋を渡り、竿を出しながら下ります。
雪で登山道はかなりやられてて危険でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/ec/4aae09aa5958cd886aa60fce67726655.jpg)
最後の吊橋を渡ると、
朝日鉱泉ナチュラリストの家に到着です。
ここで入浴し帰路につく。
by Apple
大朝日岳登山をしてきました。
今回の登山行程は、前夜発車で朝日鉱泉Pまで入り、
~吊橋~金山沢~鳥原山~小朝日岳~大朝日避難小屋(泊)
~大朝日岳~二股~朝日川でイワナ釣り~吊橋
~朝日鉱泉ナチュラリストの家~朝日鉱泉Pまでの1泊2日です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/be/1f55f9c987e2cfcba1bd6ef004bebc29.jpg)
朝日鉱泉Pにて車中泊です。
寝たのは2時間程度ですが、沢の音での目覚めは良かったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/78/dc44410459339aec78ed06926040820e.jpg)
金山沢に向かう尾根道です。
ブナの新緑や山ツツジが咲いて快適に登ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/e3/8d92dba51a418f1dc6b5c5ba50c87d25.jpg)
鳥原避難小屋付近の池糖です。
山上には濃厚なガスがあり不穏な感じが・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/d9/57d96b898c7c3958b8cc33701fc7f219.jpg)
鳥原避難小屋で一服し、鳥原山▲1,430mに向かいますが・・・。
平坦で、ガス・目印無し・踏み跡無しで難義します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/2c/fc9b30f0f49b3e49bfefcf4e0c08a2be.jpg)
残雪の稜線を道を探しながら小朝日岳▲1,647mに到着です。
これから鞍部に降りるとまたガスの中です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/20/a88c2f6c8b3f10a91e2b57bcc1f88713.jpg)
小雨降る中大朝日避難小屋に到着です。
銀玉水が雪に埋もれてたので、途中で雪を確保してきました。
これから小屋で水作りです。
by Apple
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/d4/49626949473329177abefa4204bc73ee.jpg)
「アイガ-北壁」を観てきました。
とかく、山岳映画というと、謎の描写に興ざめすること多々なのですが、今までにないリアルな描写で引き込まれます。
イオン土浦・シネマサンシャインで7/2までの公開予定です。
ご覧になっていない方は是非です。
sak
<筑波山の風景・11>
V字谷
「筑波で沢登」というのを聞いたのは、そう遠い昔ではない。
えっ、筑波で沢登なんてトコがあるの?
というのが、正直な感想だった。
確かに沢はいくつもあるし、それを登れば沢登りなんだろう。
しかし、そこに価値は見出せない。
さてはて、真価は如何に。
V字谷は筑波の沢にあって他になく切れ込んだ谷を形成する。
残念ながら、岩くずに埋もれ、倒木も多く決してスッキリしてはいない。
しかし、スラブや巨石の積み重なりは一見の価値はある。
登攀というには大げさだが、巨石をひとつふたつと越えていく楽しさ、
道読みの楽しさがある。
また、山中の自然の造形や山の成立ちに触れるのはこの上なく楽しい。
普段は敬遠しがちな夏の筑波なら、この登路は避暑ともなることだろう。
とはいえ、安易に取り付くものではないが。
長い歴史の中で沢は登路として活用されてきた。
筑波にあっても、登山道が整備される以前はそうであったに違いない。
「筑波の困難なル-ト」という風評よりは、山としての痕跡に重きを置きたい。
sak
梅雨前の晴れ間に久しぶりの沢靴
沢靴どころか山行自体が久しぶりのsak。
チョット不安を抱きつつ、癒しの大薙沢をチョイス。
大清水の賑わいは、根羽沢沿いの林道には届かず、ひっそりと沢旅は始まるのです。
今年、初沢登りのSさん。
沢旅のすばらしさを堪能していただけるとうれしいなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/11/3df1f2ca5a47faee458f65b84908cdfe.jpg)
根羽沢金山跡を眺めて、大薙沢に入る。
入ってすぐの6mは左岸を小さく巻く。
久しぶりのフエルト靴の感触を確かめながら。
金山の軌道跡が寂しく残置。
文明の遺構は何か惹かれるものがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/23/04252e55374f8091365192ec2ea681b9.jpg)
簡単な小滝を超え、二俣は左へ。
多段ナメの連瀑は安全確保とザイル操作の練習も兼ねてアンザイレン。
とはいえ、最初のナメ滝は左から取りつくとチョットシビア。
奥の二俣は右。
水流は消え、崩壊地に行き着くが、ボロボロの急登に堪らず右手の薮に活路を見出す。
幸い薮も程ほどに地図にはない明瞭な登山道に行き着く。山道からは、日光白根、丸沼もよく見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/02/908497775354bfe1b7d61d6e7e712a1d.jpg)
四郎峠から、右俣を下降。
物凄い土砂崩れ跡を行く。
残念ながら、大薙沢のナメの一部がこの土砂に埋もれてしまったらしい。
延々と続くナメとは今は昔と嘆くことなかれ。
それでも延々と続くナメは健在です。
このひたひたと歩く感触、そよぐ風。なぜに沢旅はこうも心地よきものか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/c6/c5cbc35318be1fa4030f2a87a0fa21eb.jpg)
下山途中の残雪に仕込んでおいた飲み物はイイ具合に冷えていた。
後は林道だからとほろ酔い加減で思い思いに過ごす。
昼間からこんな不真面目でいいのだろうか?とつい笑ってしまう。
この心地よき、ときに不真面目だけど自由な沢旅。
Sさん、またいきましょう。
sak
天候の安定した日の続いた6月第一週は、滑り納めに富士山へ行きました。
土曜日夕方、首都高速の渋滞をくぐり抜けて夜9時半に新五合目駐車場へ到着。無風で満天の星空、天文愛好家も大勢いた。
翌朝、5時前に起床。絶好の青空で風もない。4合目付近に雲海が広がる。スキーは担ぐか雪面をひきずることにして、シールとスキーアイゼンは置いていく。靴は初めからスキー兼用靴なので、最初の1時間ほど地上歩きはちょっとつらい。6合5勺からアイゼンをつけて大粒のザラメ雪が凍った朝の雪渓を登る。スキーはヒモをつけてひきずっていく。山靴や運動靴をはいて岩の出た夏道を歩く者も多い。ごく少数だがシール登行する人もいる。いろいろなスタイルがある。雪渓を歩くときは、上からの落石に注意、ヘルメットもかぶる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/a6/569be0e6547a06dca0433c0f96e3b0da.jpg)
六合五勺直下の消えかかった雪渓付近を多くの人が登っている。
斜面上方をざっと見あげた範囲で40名以上の登山者がいる。そのうち、スキーとボードが8割程度、残りがツボ足という感じ。高度障害を警戒して努めてゆっくり歩く。久々のアイゼン登行がしっくりこなくてむだな力が入っているのか、やたら疲れる。9合目を越えたところで、大幅にペースダウン、気分がときどきもうろうとしてけだるい。少し頭痛。高山病の症状が少し出てきたみたいなので、無理せず安全に下りが楽しめるように、9合5勺で引き返すことにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/37/4cab81c3d7569e68dcb1b84b9e88ea80.jpg)
9合五勺付近を登るスキーヤー、私はここで頂上を断念しました。
さて、雲海に向かってダウンヒルだ。下りの雪面はそれほど荒れていなくて、ザクザクでもなく適度に締まっていて楽しい。ノンストップで一気に滑りたいところだけど頭痛がしてつらいので休み休みにしか行けない。それでも下りは早い。滑り始めて30分弱で雪のなくなるところへ到着。そのあと、スキーかついで夏道を下るのがちょっと苦しかった。今日の富士山であれば、滑落の危険は非常に少ない。見かけなかったが落石だけは気をつけたほうがよいだろう。まずは滑り納めを楽しめました。さあ、次は沢だ。
行動タイム
(5:50)富士宮口新五合目ー(6:18)新6合目ー(7:05)6合5勺ー雪上アイゼン歩行(8:00)7合目ー(9:10)8合目ー(10:06)9合目ー(10:52)9合5勺ースキー開始(11:57)ー(12:04)8合目ー(12:13)7合目ー(12:20)6合5勺スキー終了(12:26)ー(12:44)6合目ー(13:16)新五合目
by Yu-chan
<筑波山の風景・10>
巨石帯
筑波を登していると山頂に近づくにつれ、筑波を形成する岩が次第に大きくなってくる
ことに気づく。
ひっそりと積み重なるこの巨石たちを見て思ったものだ。
そこで筑波山の成立ちを調べてみると、時は約7500万年前に遡る。
山頂を含めて筑波山の大部分は硬い「斑れい岩」。
斑れい岩を放射状に取り囲んで分付しているのが「花崗岩」。
これは、斑れい岩よりも新しく約6000万年前ごろに地下深部に貫入してきたらしい。
花崗岩は斑れい岩に比べると、もろく浸食されやすいため、斑れい岩が山頂部を、
周囲の花崗岩はそれより低い山体を形成しており、筑波山の中腹では古い岩盤から剥がれ落ちた岩が積み重なってできた堆積物が登山道のいたるところで見かけられる。
つまり、筑波山は7500万年前に固まった硬い斑れい岩が、その下に入り込んできた
もろい花崗岩とともに隆起、花崗岩は侵食、剥離する一方、硬い斑れい岩は侵食されずに
山頂付近に巨石として残ったのだろう。
このごろごろ巨石たちはそんな歴史をたどって今ここにある。
時間の流れ、スケ-ル、そもそも人間の歴史と比べるもなくそれはそこにあった。
中腹から山頂に至る、奇岩はさることながら、山中にひっそりと積み重なる巨石たちの苔むす姿に何をや想わん。
sak