acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

尾瀬 鳩待峠から至仏山、平ヶ岳、景鶴山~ケイズル沢 山スキー

2019年05月01日 02時08分33秒 | 山行速報(山スキ-)

日程:2019年4月23日~24日

メンバー:sasa

ルート
4月23日:鳩待峠(5:40)-至仏山(8:30)-猫又川二俣(9:40)-テン場(JP)(13:00)-平ヶ岳(15:40)-テン場(JP)(18:00)
4月24日:テン場(JP)(6:50)-景鶴山(9:20)-ヨッピ吊橋(10:30)-山ノ鼻(12:20)-鳩待峠(13:50)


去年の尾瀬につづき、今年の春スキーは尾瀬へ行こうと決めた。
今回の計画は、平ヶ岳と去年、天候悪化で行けなくなってしまった至仏山とケイズル沢のリベンジだ。

4月23日
朝5時、鳩待峠の駐車場に到着、駐車場にはすでに15台ほど車あり。ここで駐車料金2,500円を係りの人に払う。
駐車場のすぐ上に鳩待峠休憩所の建物があり、雪は去年よりも多く残っている感じだ。

鳩待峠の案内板にある登山ポストに登山計画書を入れ、至仏山へ向けシールで登り始めた。
天気予報は晴れなのに、ガスっていて視界が悪い。赤布を確認しながら無数にあるトレースの中を登って行く。途中のピークは北側を巻いていった。
オヤマ沢田代を過ぎて小至仏山の登りになった辺りからガスが無くなりはじめ、周りには雲海が広がった。
息をのむような幻想的な景色が現れしばらく眺めていた。山登りをやっていて良かったと思う瞬間でもある。

小至仏山の手前からトラバースするトレースありどうするか悩んだが、小至仏山を登るルートを選ぶ。小至仏山からシールを付けたまま少し下りトラバースのトレースと合流し、ひと登りで至仏山に着く。至仏山の頂上には先行者が2名休んでいた。後から数名登ってくる。
ここから見える平ヶ岳はとても遠くに見えて、もし時間があれば今日中にあそこまで行こうとはとても思えない距離だ。

軽く休憩してからムジナ沢へ滑り降りる。まだ早い時間なのに気温が高いせいか、すでに雪がゆるんでいて驚いた。
ムジナ沢上部には岩が出ているエリアがあり危険。北側の尾根に向かいトラバースしていく。
ムジナ沢北側の尾根は平で滑りやすい斜面が続いている。やがて樹林帯を抜けると猫又川が流れる柳平に着く。
スキー板のワックスが落ち、汚れて滑りが悪くなっているので、シールは貼らずにこのまま猫又川沿いを進むことにする。
去年の4月10日には無かったが、この辺りはクマの足跡が多い。
猫又川二俣から先は左俣へ進む。雪が多く残っており、左俣の沢は大部分が雪で覆われているので、好きな所で渡ることが出来る。

2~3日前のトレースは猫又川中間の尾根に続いていた。左俣をしばらく進み、沢が右に回り込んで少し進んだ所で尾根に取り付く。
スキー板にシールを貼って、左俣の沢から斜面をトラバースしながら少しずつ上がり、尾根上のトレースに合流した。
事前に予定ルートを地形図とGPSに記入しているので、悩まず進んで行ける。
今年のように沢が雪に覆われていれば、右俣を詰め上がるのも良さそうだ。
すでに気温が高くザラメ雪はグズグズになっている。シールは水分を吸いまくり重く滑りが悪くなってきた。

途中から複雑な地形を過ぎると、前方に屏風状の岩壁がある大白沢山が現れる。
大白沢山の左側を回り込み、テン場予定地のジャンクションピーク(JP)に到着。
まだ13時で時間があるので、急いで平ヶ岳へ向かう準備を始めた。
明日の天気が悪くなってしまうこともあり、無理してでも平ヶ岳まで往復した方が良いと判断したからだ。

目の前にあるP1920手前コルからは、帰りの事を考えて左側の斜面を緩やかに登りながらトラバースしていく。P1920を巻いた所からスピードアップの為、シールを外して滑り降りた。
白沢山のピークも登らないで、左側斜面を巻いていく。
次の平らなP1936は、手前のコルから緩やかに登りながらトラバースしていく。
ここを過ぎると、いよいよ平ヶ岳の最後の登りになる。

あんなに遠くに見えていた平ヶ岳が目の前にある、とても信じられないなあと思った。
緩んだザラメ雪で体力をかなり消耗しているのでもうヘトヘトだ。
のっぺりとした斜面を登ると観測用のポールが見えた。とりあえずポールを平ヶ岳の頂上とした。
天気が良く気分も景色も最高だ。
見渡す山並みは見る角度がちがうからなのか、どの山なのか全く分からないが、今朝登った至仏山はかなり遠くに見えている。

帰りはスキー板にワックスを塗り直し、登ってきた大斜面を楽しく滑り降りて行く。
しかし、テン場のジャンクションピークまでは、登り返しがあるので気が重い。
夕方になっても雪の表面はクラストしてなく、雪がグズグズで緩斜面の滑りが悪のには参った。
白沢山は板を担いでつぼ足で登り返した。P1920はシールを貼って登り返すが、意外と距離が長くてうんざりする。
ジャンクションピークの登りでまたシールを貼って登り返しテン場へ戻った。

すでに18時になっているので暗くなる前にツェルト張りにかかるが、いつの間にか風が強くなっていて張るのが難しい。
今回は28Lのザックで来たので、アルミマットは無しだ。去年と比べて気温があまり下がらないので寒さは感じない。

4月24日
朝起きたら、天気は曇りだがガスってないのでホッとした。
冷え込みもなく雪は少し緩んでいて気温は4℃。今日は景鶴山経由で帰るだけなので、のんびり準備をする。

テン場からスキーで滑り降り、そのまま大白沢山の北側を巻いていく。次のピークも登らずにコルからコルへトラバース。
景鶴山への登りは西側のコルから北側を巻いて東側のコルへ向かい、東側の稜線を登る。去年は景鶴山へ行くのに西側から稜線沿いで進んでみたら岩と潅木と急斜面で大変だった。
東側のコルからは板を担いで雪稜を登り、岩の手前でザックをデポして頂上へ向かう。
景鶴山頂上は尾瀬ヶ原の眺めが良い。至仏山や燧ヶ岳の上部には雲がかかっていて今にも雨が降り出しそうだ。

ケイズル沢の上部にはクラックあり、中間にはデブリあり、滑り降りるラインを観察する。
スキー板にワックスを塗り、デポした地点からケイズル沢へ滑り込んだ。
傾斜があるが雪が緩んでいるので快適にターンができる。雪崩の危険が少なそうな立木がある斜面を滑る。
ケイズル沢の下部は緩やかな斜面が広がり、尾瀬ヶ原に向かって快適なスキーが楽しめた。

樹林帯を抜けると尾瀬ヶ原に出て、ヨッピ吊橋に着く。この吊橋は、まだ板が設置して無いので慎重に渡る。次の橋にも板が無かったが問題なく渡れた。
20年くらい前、2月の厳冬期に尾瀬ヶ原をスキーで歩いたことを思い出す。
どの橋かは忘れたが、橋の架台が細く危険で渡れなくて、濡れながら雪が積もった川を渡ったりして大変だった。

山ノ鼻にある小屋では雪かきをしていて、今日始めて人と会う。去年もそうだったが、人のいない静かな尾瀬はとても気に入っている。大昔の尾瀬にタイムスリップしたかような体験ができた。
山の鼻を過ぎたところでとうとう雨が振り出し、雨具を着て鳩待峠へ登る。
雨の尾瀬もまた良し、とても充実できた山スキーだった。

 

鳩待峠から至仏山へスタート


小至仏山の登りでガスが晴れ雲海が広がった


小至仏山に登ると景色がきれいだった

 

至仏山から平ヶ岳

 

至仏山から 左が平ヶ岳、右が燧ヶ岳、正面がムジナ沢から尾瀬ヶ原

 

猫又川二俣 今年は雪が多い

 

二俣尾根をトラバースしながら登る

 

大白沢山

 

テン場のジャンクションピークから平ヶ岳

 

午後1時から平ヶ岳へ向かう


やっと目の前まで近づいた平ヶ岳

 

歩いてきたルートを振り返ると、遠くに見える至仏山

 

平ヶ岳山頂にある観測用ポール

 

至仏山をバックに記念写真

 

平ヶ岳から滑り降りる

 

一晩過ごしたツェルト

 

テン場から見る大白沢山と景鶴山

 

景鶴山の雪稜を登る

 

景鶴山頂上も雪が多い

 

景鶴山直下からケイズル沢へ滑り込む

 

ケイズル沢中間部にはデブリがあった

 

ケイズル沢下部の快適な斜面

 

ヨッピ吊橋 川の水は濁っていた

 

鳩待峠への登り 電話線に届きそう

 

GPSログ 赤:1日目、青:2日目

 

 

 

 

 

 


谷川岳 熊穴沢 山スキー

2019年03月27日 22時13分55秒 | 山行速報(山スキ-)

日程:2019年3月17日

メンバー:sasa

コースタイム
17日:谷川岳ロープウェイ8:20-天神平8:45-熊穴避難小屋9:40-西黒沢10:00-道路10:15


今回はお手軽に山スキーをするために谷川岳の熊穴沢を選んだ。
朝はゆっくり準備をして8時過ぎにロープウェイ乗場へ移動。始発は8時30分だと思っていたら、すでに運転が開始されていた。

周りの尾根には雪が少なく、今年も雪解けが早いみたい。
天神平からはアイゼンを付け、ひと登りしてからトラバースして行く。昨夜から新雪が少し積もったようだ。

やがて、煙突のみが出ている熊穴避難小屋に到着。
熊穴沢の斜面を見るとは先ほど滑ったと思われる2~3本のシュプールが残っていた。
右の尾根では、ボーダーの人達が準備をしている。

ボーダーの人達が尾根を滑り降りていったのを見て、こちらも熊穴沢へ滑り込むが、表面の重い新雪が滑りにくくさせる。
滑り始めてすぐに、スキー靴のバックルをもっと閉めておけば良かったと後悔した。
沢筋には小さなデブリや、周りから落ちてきた雪の硬い塊が新雪の下に隠れていて、板へ衝撃があり怖い。
西黒沢に合流すると硬い雪面が続き板が暴れだす。

ロープをくぐりスキー場のコースに合流してロープウェイ乗場へ。
熊穴沢は上から見下ろしたら快適そうな斜面だが、実際に滑ると難しい雪の状態であまり楽しく滑れなかった。

 

 天神平

 

 天神平の上部からトラバース

 

 煙突だけ出ている熊穴避難小屋

 

 熊穴避難小屋から熊穴沢

 

 熊穴沢を見上げる

 

 熊穴沢 下部


 道路まで滑り降りて終了

 

 


尾瀬 景鶴山、八海山(背中アブリ山)、カッパ山 山スキー

2018年04月25日 20時48分15秒 | 山行速報(山スキ-)

日程:2018年4月10日~11日

メンバー:sasa

ルート
4月10日:戸倉ゲート5:20-鳩待峠6:20-山の鼻8:00-猫又川二又9:20-岩塔ヶ原11:00-景鶴山14:00-猫又川二又(泊)16:00
4月11日:猫又川二又6:30-P1735.7:40-八海山8:20-カッパ山9:00-猫又川二又10:10-鳩待峠13:40-戸倉ゲート14:30


景鶴山は登山道がないので、雪が残っている時期にしか行けない山。
積雪量が少なかったり、春の雪解けが早まったりするので、今回は鳩待峠までの道路が開通する前に行くことにした。
戸倉のゲート近くに車を駐車して、ここから鳩待峠まではアシスト自転車を利用する。
自転車にスキー道具をくくり付けて戸倉ゲートを出発。  
道路は鳩待峠まで除雪が終わっていて、路面の凍結に注意しながら進む。
鳩待峠では新雪が5cmくらい積もっていた。
ここで出会ったボーダーの人の話しでは、去年の同じ時期より1mちょっと雪が少ないみたいだ。
至仏山からムジナ沢経由で景鶴山へ行く予定であったが、明日の昼過ぎから雨の天気予報になったので、至仏山は諦めて今日のうちに景鶴山へ向かう。

建物の脇に自転車をデポし、鳩待峠からスキーで川上川を滑り降りる。
途中で右岸へ渡渉、やがて沢沿いに行けなくなった所で板を外して小さく高巻いた。
橋を渡り山の鼻小屋を過ぎると目の前が開ける。ここから先は尾瀬ヶ原の湿原のになるので、平らな雪原がはるか遠くまで広がっていた。
スキー板にシールを貼り、誰も歩いていない雪原の中をトレースをつけて進むのは気分が良い。
ムジナ沢を過ぎると猫又川が迫ってくるので、左側の斜面の一段上がったところを通って行く。
雪原からダケカンバの樹林帯に変わり猫又川の二又に到着した。
二又の所には左俣を渡れる薄くて頼りないスノーブリッチがある。
さらに進んでみたが簡単に渡れそうなスノーブリッチが無かったので、二又まで戻りここにテントを張ることにした。
時間が無いので急いでテントを設営後、日帰り装備になり身軽になって景鶴山へ向かう。
テン場から左俣のスノーブリッチを渡り、右俣沿いにスキーで登って行く。
右俣は全体的に川の流れが雪面から覗いているので、対岸に渡る場所が限られている。
だんだんと谷幅が狭くなってきたので、沢から少し離れ右側の斜面を登って行く。
右俣の沢を詰めるとやがて平坦地になり、岩塔ヶ原に到着する。
周りには岩塔など見当たらないが、一段高い丘に針葉樹林が数本聳え立っていた。
岩塔ヶ原から先は右俣を離れ、景鶴山の西側鞍部を目指してへ直線的に登っていく。
新雪が5cm以上はあり、気温上昇とともにシールに団子が付いて重くなりとても疲れる。
両側のシールに付いた雪を落とし、濡れたシールにワックスを塗りこんだら団子にならなくなり快調に進めるようになった。
この辺りは樹林帯と湿地帯と変化のある地形が続く。
西側の鞍部からは景鶴山の頂上付近の岩峰がよく見える。
景鶴山の周囲は急斜面と岩場になっていて、近くまで来ると簡単には登れないことが分かる。
スキーをデポして、アイゼンを付け藪に苦労して急斜面を登ると、頂上手前の肩にでた。
稜線通しで進むには、岩場とシャクナゲの灌木地帯で大変そうだ。
稜線から一段降りて急斜面をしばらくトラバースしてから山頂へ上がった。
今日は天気が良く、遠くの山々が見渡せる。
ここから見渡す尾瀬ヶ原と燧ケ岳が美しい。至仏山のムジナ沢には、いつの間にか滑り降りたシュプールが何本も見える。
眼下のケイズル沢は雪が一部崩れていたが、スキーで滑れば快適そうな沢だ。
下山は登ってきたトレースを追いかけて滑り降りる。
新雪が緩んだ雪質なのでちょっと滑りが悪い。傾斜がない沢沿いはストックで漕いでテン場へ戻った。
長かった1日が終わり、スタートした戸倉ゲートからの移動距離は27kmだった。

4月11日
朝起きて外に出ると、雲が多い天気だが視界があるので一安心。
昼過ぎから雨の予報なので、出来るだけスピーディーに行動して早めに下山しよう。
テン場から八海山へは、まず手前のピークP1735を目指す。
猫又川二又の少し北側にある沢筋から尾根上を登っていく。
雪がクラストしているので、昨日とくらべると格段に登りやすい。
1600m付近から傾斜が急になり、朝一のカチカチな雪面でのスリップは許されない登りが続く。
もしスリップをしても、立ち木につかまれそうなラインでジグを切りながら慎重に登る。
P1735の周囲は木があまりなく展望が良いので、外田代の雪原が良く見渡せる。
ピークからはシールを付けたまま東側の斜面をコルまで滑り降りる。
コルから緩やかな尾根を登るとすぐに八海山の頂上に着く。
頂上は樹林に覆われているが、足元には尾瀬ヶ原が広がっていた。
シールを付けたまま、カッパ山のコルへ向かって滑り降りる。
カッパ山の登りは上部で少し急斜面になる。頂上付近は視界が開け平らな雪原が広がっていた。
ここから北側に500mほど滑り降りれば、昨日のトレースに合流するが、外田代に向けて西側の斜面を滑り降りる。
こちら側も滑り始めが急斜面になっていて密度の高い樹林帯なので慎重に滑り降りる。
上部の急斜面を過ぎれば、外田代まで快適なツリーラン滑走が楽しめた。
広い外田代の雪原を横断し、右俣沿いの高い位置にやってくる。
ここから高度差を利用して、テン場まで右俣沿いの斜面を斜滑降で滑り降りる計画だ。
約1kmの距離を一気に滑り、短時間でテン場の少し手前まで降りることが出来た。
テン場に着くと急いでテントを撤収し、下山の準備にかかる。
板にワックスを塗って、緩やかな猫又川沿いをストックで漕いで滑りながら歩く。
山の鼻の橋を渡ってからシールを付て川上川沿いを登る。
行きの時に積もっていた新雪は融けて無くなり、茶色によごれた残雪がでていた。
とうとう雨がパラついてきたので雨具を着込んだら止んでしまった。天蓋にしまって雨具をすぐ出せるようにしておく。
1ヶ所渡渉したら鳩待峠まで最後の登り返しだ。
鳩待峠に着くと疲れが一気にでた感じなので、のんびりと準備をする。
ここから車がある戸倉ゲートまでは約10kmあるが、あとは自転車で下るだけなので気分が良い。
鳩待峠から自転車で一気に下り、車に到着と同時に雨が強くなりギリギリセーフだった。

戸倉ゲートから1時間で鳩待峠に到着
 
山の鼻にある小屋
 
山の鼻から先は尾瀬ヶ原の平らな雪原が遠くまで続いている
 
トレースを付けて進む
 
猫又川二又と薄いスノーブリッチ
 
猫又川二又のテン場
 
右俣の上部は幅が狭くなる
 
岩塔ヶ原
 
景鶴山の頂上
 
ケイズル沢
 
登りのトレースを追いかけて滑り降りる
 
猫又川二又から沢筋を登り始める
 
P1735の登り
 
朝一はカチカチの雪面、ビンディングは20年以上使っているジルブレッタ404
 
P1735のピークから八海山、カッパ山、景鶴山を望む
 
八海山から尾瀬ヶ原と燧ケ岳
 
カッパ山から至仏山
 
右俣沿いの斜面をテン場まで滑り降りる
 
山の鼻に架かる橋
 
GPSログ 赤:1日目、青:2日目
 
 
 
 
 
 
 
 

三岩岳スキー登山

2017年05月12日 21時43分46秒 | 山行速報(山スキ-)

桧枝岐三岩岳スキー登山

 2017年4月16日(日曜日)

天候  : 快晴

メンバー: N公爵(講釈師)、Y伯爵、S男爵、K板爵(晩酌)

登山開始国道352号(6時50分)~電波塔(7時10分)~1,300㍍鞍部(9時08分)~山頂2,065メートル(11時40分)山頂発(12時00分)~国道352号着(14時00分)

 

今回はN講釈師と茨城のメンバー3人が塩原道の駅で合流して、一路桧枝岐に向かった。

今年の桧枝岐地方の道端には雪が多く残っており、また、空には満天の星空が見えているので、今回はN講釈師も積雪期三岩岳の頂上を踏むことができそうである。

小豆温泉近くの路肩に駐車して小宴会後に仮眠。翌朝6時起床、6時30分出発。

国体コースに雪は残っているが急斜面なのでスキーを背負って国道352脇を出発(6:50)

電波塔からは痩せ尾根が続くが雪が解けているので、ブナの疎林が続く雪の斜面までスキーを背負って進み、雪が安定した所でスキーを履きスール登高に切り替えて1,300mの鞍部を目指した。

鞍部で小休止後、三岩岳避難小屋に続くブナ疎林の雪の斜面を登高するが、スキーでの滑降が楽しみな斜面だ。

三岩岳避難小屋は深い雪の下にあり、屋根が少し出ているだけなので小屋には入らず頂上を目指してシール登高を続け頂上に到着(11;40)

三岩岳で最初に雪の大斜面にシュプールを刻むのは快感この上ない。各々が持っているテクニックを駆使して直滑降、斜滑降、良い滑降(良い格好)、不滑降(不格好)と楽しみ、あっと言う間に1,300mの鞍部に到着。小ピークをトラバース気味にスキーで進み、ブナの疎林の中で小休止後、雪が切れたところでスキーをザックに括り付けて電波塔過ぎて国道脇に着いたのが(14:00)。今日も三岩岳の雪の斜面で楽しく遊ばせて頂いた。


焼石岳スキー登山

2017年05月11日 08時06分48秒 | 山行速報(山スキ-)

焼石岳スキー登山

 

2017年4月8日(土曜)

天候  : 曇り一時雨

メンバー: N公爵(講釈)、S男爵、S子爵、K晩爵
第2ゲート出発(7:20)~銀明水避難小屋(10:24)、~焼石岳山頂(12時:20)~銀明水避難小屋(13:30)~第2ゲート着(15:15)

 国道397号線はツブ沼の先に第2ゲートがあり、ここで通行止めになっているので、ゲート手前の道路脇に車を止めて小宴会後仮眠(いつものパターン)。

翌朝6:30に起床して準備をしていると、岩手在住中にお世話になった盛岡S友会の

皆さんが到着したので合流して出発。

 

今日の雪は硬く締まっているのでラッセルは一切なし。

同行したS子爵はゲレンデ用スキーを背負い、更にスキー靴をザックの中に入れてシール登高の他のメンバーと一緒に登っているので凄い体力だ。

下山時に備えて、所々に赤テープで印を付けながらブナの疎林をシール登高を続けるが、濃霧のためにGPSを頼りに進む。

 

程なく進むとぼんやりと銀名水の小屋が現れて来た。

銀名水の小屋に入り大休止。

大休止後、小屋の外に出てみると霧が濃いが若干明るさを感じるので、焼石岳の頂を目指す事にした。

小屋上の雪の大斜面は滑降時に楽しみだが、今日は霧の中なので所々に赤布を残しながら慎重に登高を続け、途中、雪が少ないところは小ブッシュの中をシールで歩くところがあった。

頂上に続く雪の斜面は濃霧の中を左側の横岳側からシールを効かせて登り、12:20に焼石岳の頂着。

 

頂上でシールを外しお待ちかねの大滑降だが濃霧の中の滑降なので慎重に滑った。

高度を下げるに従って霧が晴れて見通しが良くなってきたので、銀名水の小屋上部の大斜面はメンバー各々が快適にシュプールを残して滑降出来た。

小屋前で小休止後、ブナの疎林を滑降し、登山口の第2ゲート着15:15。

楽しかった。

 

 


平標山 ヤカイ沢 山スキー

2017年03月24日 22時39分12秒 | 山行速報(山スキ-)

日程:2017年3月23日
メンバー:sasa

昨日は悪天候の中、かぐらスキー場で1日滑っていた。
今日は天気も回復して予定通り平標山へ向かう。


6時ごろ火打峠に到着。予想に反して駐車場は貸切だ。
6時40分に出発。板を担いで除雪終点まで歩く。


昨日のものと思われるトレースは風雪によってほとんど消えていた。


GPSを見ながらヤカイ沢を進み右側の尾根上へ向かう。
急登に差し掛かると運動不足のため30メートルおきに休みを入れながら登る。


尾根上に出てから景色を見ようと進んだら、雪の割れ目の落とし穴にはまってしまう。
胸くらいの深さで板を付けたまま這い上がった。


尾根上からはラッセルも終わり楽になるが、あいかわらず山頂付近には雲がかかっていて強風が吹き付けている。
10時40分に平標山に到着。標識には巨大なエビのしっぽが出来上がっていた。


西ゼンを少し滑って登り返す予定だったが、天候が悪くなりはじめ西ゼン側は視界不良と暴風雪なので諦め、登ってきたルートを滑り降りる。


頂上近くで単独のボーダー、西ゼンを滑り降りる3人パーティーとすれ違う。
樹林帯では雪深い新雪がしばらく楽しめた。今日は日がほとんど差さなかったので雪質は良い。


このまま下山だともったいないので、尾根上まで登り返してもう1本滑ることにする。

 

駐車場近くまでスキーで滑り降り、13時に駐車場へ戻った。

帰りは苗場にある雪ささの湯に寄り、リフレッシュして茨城へ戻った。




乗鞍岳

2015年05月11日 22時57分48秒 | 山行速報(山スキ-)

2015.4/25(土)~26(日):1泊2日

メンバー:kei2
※ 他2名:雷鳥観察

【コース】
1日目:三本滝~ツアーコース~肩の小屋~位ヶ原山荘
2日目:往路の逆コース

三本滝レストハウス ( 屋外トイレあり)

今回は、仲間と別れてひとりスキー

2015年度 乗鞍岳春山バスの運行開始予定は4/25~位ヶ原山荘までだったが、
例年より残雪量が多く道路の開通が遅れることから、運行開始日を延期。
位ヶ原山荘までバスで楽々行けると思ったのに・・・

昨年も春バス開通時に来たが、夜間に来ないと満車で止められないほどだったが、今回は余裕。

仲間の2名は位ヶ原山荘まで8キロの車道を歩くことに決め、6時に出発。
距離的にはツアーコースの方が短いが踏み抜きが多いとのことで、車道を選択。
(この時間帯なら大丈夫)

ラクラク8時に山荘へ到着したそうで・・・。
(ちょうどよい高低差でツアーコースより歩き易いとのこと!帰りも車道を通って下山。)
その後、雷鳥観察を・・・


【1日目】:快晴


この通り余裕


三本滝から先は通行止め


30分遅れて、ひとりで三本滝横のかもしかゲレンデ急斜面を登行。
雪面が凍っていないか不安だったが、シールでも大丈夫だった。
中には、板を担ぐ人や、ロープで引きづりながらアイゼン歩行する人もいた。

車道に一旦出るが、目の前の雪面を登るのはちょっとキツイ。
(ここを登ればリフトの最高地点)
1コーナーだけ車道を歩いて、すぐに緩やかな雪面を歩いてリフトの最高地点へ。
こちらを選択して大正解!
直接、駐車場から車道を通って、この地点まで来てた方がラク!


最高地点のリフトが見えれば、いつもの見慣れた風景。
ツアーコースの入口急斜面。



いつもは左のコースを辿り位ヶ原山荘へ行くが、今回は直進。


この急斜面を登れば、大雪渓。


剣ヶ峰方面前の大雪渓。
強めの冷たい風が吹くのでかなり寒い。


コロナ観測所


肩の小屋前。 やっとのことで到着(10時)
こちらへ来る人は誰もいない。 皆、剣ヶ峰へ。




セルフで「ハイ、ポーズ!」


いよいよ、位ヶ原山荘へ向け滑降。

途中、山荘への分岐がわからず行き過ぎてしまった。


いつもの見慣れたコースへ出てしまった。

除雪された車道が山荘へと続く。



除雪は山荘までした終わっていない。

 

【2日目】:快晴


山荘前から位ヶ原方面


山荘からの急斜面を登り大雪渓へ。
ハイマツの岩壁が目印。


下るときは、ハイマツの岩壁へ。
(来た道を振り返る)


北アルプスの絶景。(奥穂、吊り尾根、前穂)

昨日と同様、肩の小屋へ向かう。(1時間半で到着)
皆、剣ヶ峰へ向かうスキーヤー&登山者。

雪面はデコボコしていて、滑りが下手な自分は踏ん張りながらの滑降で駐車場に着くまでに
足がパンパンになり、苦労しながら下りてきた。

 

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆

 

おまけ

一ノ瀬園地の水芭蕉群生地


焼山 北面台地 山スキー

2015年05月05日 01時12分02秒 | 山行速報(山スキ-)

日程:2015年4月22日~23日

メンバー:sasa

コースタイム
4月22日:笹倉温泉7:00-アマナ平10:00-北面台地の北端11:00(泊)
4月23日:テン場6:50-焼山頂上11:50~12:10-テン場13:30~14:20-笹倉温泉15:40

 

焼山の北面台地でのんびり過ごしてみたいと思い計画を立てたが、ズルズルと日程が延びて4月22日となった。

笹倉温泉の駐車場に車を止め、雪に覆われた道路をスキーで進む。

九十九折の林道は次第に急斜面になり雪がカリカリなのでスキーでは無理そうだ。
途中でアイゼンに履き替えて行くが、雪で埋まった急斜面のトラバースが怖い。

九十九折の林道を過ぎるとなだらかな雪面になりホッとする。
前日までの雨でトレースは消え、林道や地形がわかりにくいのでGPSを見ながら進んだ。

アマナ平から急斜面をひと登りで北面台地にとび出た。
焼山から延びるなだらかな斜面の台地は絶好のロケーションだ。
広大な台地にぽつんとテントを張り、まだ昼前だが疲労もかなりあったので本日の行動はここまでとする。
時間がたっぷりあるので、1時間くらい登りスキーを楽しんだ。

テン場では携帯電話は圏外だが、携帯のワンセグが映ったのでテレビとラジオで天気予報をチェックできた。
夜中になると天の川や星がきれいに見えた。

朝7時前に出発。昨日の昼間と違って朝は雪面が硬いのでシール登行が楽になる。
途中まで夏道通りに進んで行く。焼山の稜線にはダケカンバが点在していて美しい風景だ。

溝に突き当たり覗いてみると結構深い。溝のわきを上部まで登って行く。
1950m付近で傾斜がさらに急になり、シールからアイゼンに履き替え、スキー板をデポして頂上を目指した。
2050mで岩稜が現れ、そこからルンゼ状をトラバースしながら右上して行く。
思っていたよりも急斜面で、今回買ったウィペットではちょっと頼りなく感じる。
火口まで雪が繋がっているが、雪質はやや硬めでバイルが1本あると安心だ。

この辺りでは珍しいライチョウが歩きながら逃げて行った。
火口からガレ場を登ると焼山頂上に到着。近くには蒸気がモクモクと上がっている。
午後になってゆるんだ急斜面を降りて、デポ地点から景色が良く快適な滑りを楽しみテン場へ戻った。

ビール休憩してからテントを撤収し、帰りはスキーのトレースを追いかけて長い林間コースを滑り下りた。

笹倉温泉で温泉に入って、夜は糸魚川で車中泊。
夜中の1時過ぎに起き、海を巡回して良さそうなポイントで投光器をセットしてホタルイカすくいをする。
明け方4時頃まで続けてまあまあの収穫。朝のうちに全てボイルしてから茨城へ戻った。

 

笹倉温泉

焼山が遠くに見える

北面台地にとび出た

スキーで遊ぶ

北面台地でのんびり過ごす

北面台地を望む

急斜面の登り

焼山頂上

火打山

ホタルイカを茹でる

 

 

 


鳥海山千蛇谷大滑降

2015年04月29日 20時00分00秒 | 山行速報(山スキ-)

1、日時   :2014年4月27日

2、 メンバー :kim他3名

3、 行動時間 :登山口(5:30)~七高山(9:00~9:40)~鳥海山新山(10:10~11:00)千蛇谷(14:00)~中島台レクレーションの森(15:15)

 

活火山である鳥海山は庄内平野の北に聳え、山形では出羽富士、秋田では秋田富士と称され、昔から東北第一の名峰と昔から崇められてきました。鳥海山には文珠岳、行者岳、伏拝岳という山伏修験道にちなんだ山名や祠が至る所にあり、垂直に切れ落ちた馬蹄形カルデラ、その上部に奇妙な巨岩が数多く点在している外輪山と新山の間には、西から西北に流れる千蛇谷がある。

千蛇谷は鳥海山が噴火した時に、真っ赤な溶岩流が日本海に向かって流れ込む光景が、千匹の蛇に見えたからとの由来。

 残雪期にこの千蛇谷は長大なスキーコースを提供してくれ、バックカントリースキーヤー憬れのルートです。しかし、その長大のルートの為、登路で体力の大半を使い果たし、滑降(下降)時には脚がヘロヘロになってしまうと聞いた事があるので、今回は祓川から登高して七高山から新山に登り千蛇谷を滑り下る計画。  

車を2台使用し、1台を下山場所の中島台に駐車後、祓川まで移動し車中泊。祓川から仰ぐ鳥海山は夕日に輝き、明日の天候は好天が予測される。

 翌朝5:30出発。祓川からの登路は未だ雪面に大きなクラックも発生してなく、時折、雪面のウインドクラスト部が剥がれて風に舞う中、登高を続け9:00に七高山の頂に着いた。

 七高山の頂きで小休止後、スキーをザックに括りつけ、足元にはアイゼンを装着して新山に向かい、七高山の急斜面の下降を開始した。

距離は短いが急な雪面は後ろ向きになり下降し、ロープを出す事は無かったが、アイスバーンになり硬い雪面の下降時には、ロープを使用して安全確保する必要があるかも知れない。

新山に続く雪面は傾斜も緩いので快適に新山の頂に立ち、鞍部に戻って大休止後。いよいよお楽しみの大滑降開始。

最初は外輪山との狭い所を滑り降りるが、アルペン的な景色に感動し写真を撮りながらの安全滑降。新山を右に回り込むと千蛇谷の広大な斜面が目の前に広がる。各自がテレマークターン、アルペンターンで思い思いのシュプールを描き、残雪の千蛇谷を満喫した。振り返って上部を見ると、右手の外輪山断崖絶壁がアルペン的な風貌を見せ、新山との間には真っ白なカール状の千蛇谷が広がり、北アルプスの大雪渓を滑っているような錯覚さえ覚えてしまう。

七五三掛を望むところで小休止をし、七五三掛方向を見ると、数人のスキーヤー、登山者が七五三掛を横断しているのが確認できる。千蛇谷の大雪原は遥か下方まで続き、まだまだ快適な滑降が堪能できそうだ。

車をデポした中島台に近くづくと樹林帯の滑降になるが、雪質が懸念していたストップ雪にならず、先行者のトレースを辿りながら樹林帯を滑降して獅子ヶ鼻湿原を通り、赤川に掛かる橋のところでスキーを外し、ザックにスキーを括りつけて約15分歩き、中島台の駐車場に到着した。

 

 

 

 

 

 


焼石岳スキー登山

2015年04月14日 18時32分26秒 | 山行速報(山スキ-)

1、日時    :2015年4月12日(日曜日)

2、メンバー  :Kim他6名

3、行動時間  :第2ゲート(7:20)~銀名水小屋(10:20)~焼石岳山頂

                     (12:10)~銀名水小屋(12:40)~第2ゲート(14:20)

 

奥羽山脈の中部に属し焼石連峰の盟主である焼石岳(1,548m)は、頂上付近の真っ白い斜面と、麓に続くブナ林の斜面と相まって、山スキーに適した山として古くから岳人に親しまれた秀峰です。

 国道397号線はツブ沼の先に第2ゲートがあり、ここで通行止めになっているので、ゲート手前の道路脇に車を止めて出発の準備。今日の雪は硬く締まっているのでラッセルは一切なし。

下山時に備えて、所々に赤テープで印を付けながらブナの疎林の中シールを効かせながら登高を続けると、銀名水の小屋に到着。大休止しながら左の獅子ヶ鼻岳から横岳を見ると、今年は黒い部分が目立ち、雪解けが早いように感じた。

 銀名水小屋上から続く無木立の白い大斜面を快適な登高を続けると、焼石岳の頂が姿を現し、頂上直下の雪の急斜面を見ると4名の先行者が快適にターンを刻んでいるのが確認出来る。我々は左側の急斜面から稜線沿いにシールを効かせて登り、12.:10に焼石岳の頂を踏むことが出来た。反対側には真っ白に雪化粧した鳥海山が望まれ、左に目を転じると月山、栗駒山が一望に出き、更に岩手山、早池峰まで眺望出来る素晴らしい展望である。

一昨年は頂上直下の急斜面はストップ雪で苦労したが、今日はザラメ雪の上に昨日降り積もった白い新雪が少し乗っているのみで、雪のコンディションとしては最高の部類に入り、気持ち良くターン弧が描ける。

メンバー全員が今日の絶好のコンディションを満喫し、心の中で雄叫びを挙げながら滑降した後に、頂上から描いた自分のシュプールを見て満足しているのが感じられる。

途中、スキーを脱いでブッシュ帯を横断するシーンもあったが、銀名水小屋上部に広がる誰も踏み込んでいない雪の急斜面にシュプールを描き、銀名水小屋に着き、ここで大休止する事にした。

銀名水小屋からの下りはブナ疎林の滑降になる。濃霧で視界が悪い時や、吹雪いている時には迷い易い地形だが、今日は天候も雪質も最高で視界も良く、所々に付けた赤テープの目印とGPSに導かれながら、スキー場の一部と見間違うような快適なブナ林の滑降を楽しみながら、登山口には14:20に到着。

 帰路、東北道から眺めた焼石連峰は午後の日差しに光り輝き、壮厳さを感じる程であった。

   【第2ゲート付近】

 

【ブナ林上部】

【銀名水小屋上部の斜面】

 

【焼石岳頂上を望む】

【鳥海山遠望】