本田哲郎神父の翻訳から。『新約聖書』ルカによる福音書 第7章14節後半と15節前半
イエスは、「若者よ、さあ、起きなさい」と言った。すると、その死者は状態を起こし、ものを言い始めた。
(新共同訳:イエスは、「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言われた。すると、死人は起き上がってものを言い始めた。)
神の言葉は、約束です。神の話し言葉は、必ず実現することになっています。
本田哲郎神父の翻訳から。『新約聖書』ルカによる福音書 第7章14節後半と15節前半
イエスは、「若者よ、さあ、起きなさい」と言った。すると、その死者は状態を起こし、ものを言い始めた。
(新共同訳:イエスは、「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言われた。すると、死人は起き上がってものを言い始めた。)
神の言葉は、約束です。神の話し言葉は、必ず実現することになっています。
人生を左右する、良心の課題ルネッサンス期の人々は、自由も表現も手に入れました。しかし、最も大事な課題が未解決でした。 Young Man Luther 『青年ルター』p195の第2...
人の気持ちが分かる子は、親から気持ちを分かってもらえた経験がたくさんある子です。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.239の 第2パラグラフの、8行目途中から。
幸いなことに、この2人の少年みたいに、長時間ホッタラカシにされる赤ちゃんは少なかったのですが、幼い子ども達は、ますます、構造化され、組織化された環境の中で過ごすようになったために、友達を作る時間もなくなり、人の気持ちになって世話をする為に必要な訓練や反復練習をする時間もありません。さらに悪いことに、親と過ごす時間も少ないし、残りの時間は宿題ですし、さもなければ、テレビを見たり、パソコンをしたり、ゲームをする時間になっています。
ブルース・ペリー教授は、アメリカのことを描いているはずですが、まるで日本の現状のようですね。ネグレクトとはこのことだ、ということを、性格に描写してくれています。スマホやゲームを子どもがし過ぎるというのは、スマホやゲームや、ましてや子どものせいではありません。大人が本来子ども達に与えるべき時間を、子どもに与えない、という無責任の結果にすぎません。
やり取りには、永遠の価値がある性に抑圧的であると、社会は全体的にも抑圧的になりやすいらしい。すると、不安神経症も増えやすい。 The life cycle cpmpleted 『人生の...
劇場のセラピーって、どんなものでしょうね。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第20章 Finding your voice : communal rhyhtms and theater「自ふんの声を見つけてね:共通のリズムと劇場」p.332の、第2パラグラフから。
ニックは、中学1年と2年のほとんどを、ベッドの上で過ごしましたし、アレルギーと薬でお腹いっぱいでした。薬を飲むと、ニックはグッタリとして学校には行けませんでした。母親と私は、ニックが自己嫌悪とひとりぼっちの子どもになっていくのを見ていましたから、私ども2人は、死に物狂いで、ニックを助けようとしていました。母親は、ニックが午後5時ころに少し元気があることに気付いて、私どもは、ニックが夕方の即興劇の劇場のクラスに参加することにしました。その劇場では、ニックは、同い年の男の子たちや女の子たちとやり取りすることができるものでした。
不思議ですね。ヴァン・デ・コーク教授のところに、重たい病の子どもニックが与えられたなんてね。でも、何とかニックのためになることを、死に物狂いで助けようとして、出逢ったのが、即興劇の劇場でのクラスでした。どうやら、死に物狂いの先に光があったみたいですね。
今晩も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : defelopmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の23日目。
今晩は、 「発達トラウマ障害≒愛着障害の証拠」の章の13日目。発達トラウマ障害≒愛着障害の診断基準D.3。です。
診断基準D.3.信頼できないことが極端で、しかも、執拗に続くこと、大人たちや友達と近しい関係で、やり取りのある行動に反抗し、やり取りのある行動ができない。
診断基準D.3.は、人を信頼できないこと、反抗的な行動、人にイジメられることを期待することです。 NCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)の調査によれば、発達トラウマ障害の子ども達の4分の12は、反抗的な行動があります。予想に反して、 NCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)の中核のデータによれば、発達トラウマ障害の子ども達は、他の者達に比べると、その者がPTSDの症状が重篤であるかに否かに関わらず、反抗的な行動が多い訳ではありません。しかしながら、家庭での問題行動が、発達トラウマ障害の子ども達は、他の子ども達、PTSDの症状があるコントロール群と比べても、有意に高かったのでした。特筆すべきは、トラウマの故ではなくて、問題行動の故にネットを見る子どもはたくさんいますし、その違いを見出すことは難しいのは、発達トラウマ障害につきものなのではなくて、母集団の特徴を示しているのかもしれませんね。それにもかかわらず、家庭での反抗的な行動と問題行動は、どちらの母集団でも高かったのでした。CCTC(シカゴ子どもトラウマ・センター)のデータによれば、発達トラウマ障害の子ども達は、人を信頼しないことに特色がありますし、人を信頼しないというこの症状は、他のトラウマに晒されている子ども達に比べて、2倍も多いのです。CCTC(シカゴ子どもトラウマ・センター)のデータで、発達トラウマ障害の子ども達は、他の子ども達に比べて、ルールを理解し、守ることが出来い場合が多いし、「子ども行動チェックリスト」の外在化の点数が高いのです。出版されたデータも、このような知見と一致します(フィンツィ、ラム、シュニットら、2001; ラムリー、ハークネス、2007; ワード、ハスケッティ、2008)。
発達トラウマ障害の子ども達が、人を信頼しないのは、当然ですね。自分が大事にされず、親からまともに相手にされた経験もないに等しいのですからね。大人は当てにならない、と感じる方が自然でしょ。ルールだって、大人の身勝手の象徴みたいなものでしょ。守るはずもありません。大人が責任を全うしない結果が、発達トラウマ障害の子ども達を作り出している訳です。
大人の無責任が、発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達を大量生産する時代です。