エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ : マザーテレサの確信

2016-04-28 08:33:40 | 聖書の言葉から

 

 

 
やなせたかしさんの場合 絶望の隣に希望を見つけた人生 改訂版
  いまではどなたでも知っているアンパンマンの原作者。 1919年2月6日、大正8年、高知県香美郡香北町在所村出身、一年半前の2013年10月13日に94才で...
 

 

 今日は、どなたでもご存知、マザーテレサの言葉から

 

 

 

 

 

 たとえ、お母さんがあなた(達)を見捨てるようなことがあっても

 私(神さま)は、あなた(達)を見捨てることは決してありません。

 

 

 

 

 

 この確信が、マザーテレサの生き方を決めました。

 

 

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親達がやらかしがちな、大間違い

2016-04-28 08:19:13 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
「良い行い」が生まれる訳
  口の働き方やお尻の働き方が、人間関係や身体の部位同士の関係も決めてしまうなんて、ビックリですね。 The life cycle cpmpleted 『人生...
 


 

 子どもにも、危険やストレスが必要です。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.240の 15行目途中から。

 

 

 

脳が自己決定をする場所は、20世紀初頭までよくわからなかったことは、知っているのですが、脳の自己決定の場を結びつけるのは、まさに、経験するいろんな決断ですし、自分で決めるには、ある程度リスクを取らないとできませんでしょ。私どもは、子ども達が、試して失敗するチャンスを認める必要がありますもんね。それから、子ども達がおバカなことをやらかしても、経験不足からくる考えなしなことをやっても、その結果を子どもが甘んじて苦しむことも認める必要もありますよね。

 

 

 

 

 

 子どもが失敗して苦しんでいたら、忍びない。口出し、手出しをして、そんな失敗をしないように、先回りして、子どものリスクを排除しておきたい、と考えるの、もしかしたら、親心なのかもしれませんね。

 でも、それは大間違いです。

 その手の大間違いをやらかす親は、その親自らも失敗から、何も学んでないから、そんな体たらくなんですね。人間が真に成長するのは、「失敗」や「ふがいない自分」や「罪(的外れなこと)」から、「本物の成功」や「本当の自分」や「涙が出るほどの恵み」があることを学んだ時だ、ということを知らないのですからね。

 

 

 

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解放される感じ   一流は正直で清々しい

2016-04-28 07:50:05 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
転機は向こうからやって来る
    Young Man Luther 『青年ルター』p195の「3」から。   &n...
 

 演じることが、新しい自己発見、であってほしい。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第20章 Finding your voice : communal rhyhtms and theater「自ふんの声を見つけてね:共通のリズムと劇場」p.333の、ブランクから。

 

 

 

 

 戦争という名の劇場

 

 ニックの変化は、私が演劇の良さに気付いた最初ではありませんでした。1988年、私はまだ、退役軍人局で会ったPTSDの退役軍人3人の治療をしていました。その時、彼らが急に、元気を取り戻し、明るくなり、家族との関係も良くなったんですね。私はてっきり、自分の治療技術が上がったおかげだと思ったんですね。その時、実は、その3人は、演劇の制作に関わっていたんです。

 

 

 

 

 

 ヴァン・デ・コーク教授は、演じることの治療効果に繰り返し気付くチャンスがあったみたいですね。しかも、初めは自分の手柄と勘違いしてたことも、正直に書いてますもんね。やっぱり流は正直で清々しいものですね。

 私も、初めて「音楽座」のミュージカルを見た時の驚きを忘れられませんね。なんか解放される感覚を感じましたね。

 

 

 

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発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもは、PTSDの3症状があっても、PTSDと診断しちゃダメだぁ!

2016-04-28 00:44:24 | 聖書の言葉から

 

 

 
やなせたかしさんの場合 絶望の隣に希望を見つけた人生 改訂版
  いまではどなたでも知っているアンパンマンの原作者。 1919年2月6日、大正8年、高知県香美郡香北町在所村出身、一年半前の2013年10月13日に94才で...
 


 

 

 今晩も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : defelopmental trauma disorder)をDSM-にハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の27日目。

 今晩からは、 「E PTSDの諸症状」の章に入ります。

 

 

     診断基準E. PTSDの諸症状。

 

     精神疾病の診断は、多軸診断へと移行しつつあることが認められる中で、かつまた、発達トラウマ障害の診断基準Aのストレスを経験した子ども達の中には、PTSDの症状を持つ子どもが多いことが知られる中で、PTSDの様々な症状が、発達トラウマ障害の診断基準を満たす必要が出ています。NCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)の核になるデータによれば、発達トラウマ障害の診断基準Aを満たす子ども達の半分が、PTSDの診断基準も満たしている、とされます。CCTC(シカゴ子どもトラウマ・センター)の研究では、発達トラウマ障害の子ども達の69%がPTSDの診断基準を満たしました。しかし、PTSDの症状があることが、CCTC(シカゴ子どもトラウマ・センター)での治療の前提条件になっていますし、CCTC(シカゴ子どもトラウマ・センター)の研究協力者の中では、発達トラウマ障害の子ども達も、そうでない子ども達も、PTSDの診断やPTSDの重さのおいては、違いがありませんでした。CANS(非営利団体「思春期以前の子どものニーズと人間力」)の研究では、発達トラウマ障害の子ども達の3分の1は、PTSDの何らかの症状があります。CANS(非営利団体「思春期以前の子どものニーズと人間力」)は、PTSDの診断を評価しないけれども、トラウマ関連の困難がある子どもの内、再体験と回避の両方の症状があるのは、5.5%しかいない、と報告しています。

 

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害の子ども達は、PTSDの症状がある場合が、かなりあるという報告です。しかし、たほう、PTSDの3症状の内、フラッシュバック(再体験)と回避の両方がある場合は、少ないそうですね。つまり、発達トラウマ障害の子ども達は、PTSDの症状がある場合は半分以上いるけれども、それは、回避か、過覚醒か、フラッ所バックの内、1つの場合が多い、ということでしょう。

 この場合でも、無知で無恥な「専門家」が言うように、PTSDとしちゃダメで、正確に「発達トラウマ障害」≒「愛着障害」としなくちゃね。さもないと、ADHDだの、うつ病だのと、診断(アセスメント)が混乱しちゃいますからね。

 

 

 

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