ビルさんは、やっぱりアメリカ人知りたいと思う前 豊かな感情と鋭い感性を育てるのは、たくさん遊んで、たくさん悦びを共有することが必要です。 p56の5行目途中から。 &n...>続きを読......
ある保健師さんとお話する機会がありました。
私は、さっそく、発達トラウマ障害(DTD)のことをお話しました。やっぱり、その保健師さんは、発達トラウマ障害(DTD)のことを、ご存じありませんでした。
でも、発達トラウマ障害(DTD)の子ども等が、ニッポンではパンデミックな状況で、しかも、その最大の原因は、母親が低賃金と長時間労働のため、子どもが0歳、1歳、2歳の時に、子どもの前にほとんどいないこと、そのために、脳の発達が異常を来たし、免疫システム、ホルモンシステムなども異常を来たすこと、様々な依存症、ストレス性の心疾患・肺疾患、あるいは、自殺のリスクが増えて、実際20歳も早死にすることを、ワンパターンにお話しました。
すると、日ごろ関わっている地域の子どものことよりも、保健師さんの息子さんのことの方に、ドンピシャリに当たったみたい。不安な表情と涙目になっていることを見逃しませんでしたね。
「いま何ができますか?」と訊かれましたから、私は〈発達トラウマ障害(DTD)のことをきちんとわかっている人の、サイコセラピーを受けることです〉と申し上げました。しかし、先ほどのブログでも申し上げましたように、児童精神科医でさえ、発達トラウマ障害(DTD)のことを知っているのは例外的な存在です。サイコセラピストも、発達トラウマ障害(DTD)のことを知っているのは、例外的存在です。ごめんなさいね、自慢している訳ではありませんよ。厳然たる事実を淡々と申し上げているだけですからね。
もう1つ申し上げたのは、子どもと母親が≪約束≫して、それを毎日守り続けること、その一つの方法としての「≪約束≫に基づく遊び」セラピーです。
息子さんだけではなく、地域の子どものために、発達トラウマ障害(DTD)のことを理解して、関わっていってもらいたい、と願った日でしたね。