発達トラウマを治療する方法論が、今のニッポンでは、確立されてない
「時間=エネルギー」。約束やルールを守れないのには、訳がある 改訂版 学校で母親や教員から相談される一番多いものは、「子どもが約束やルールを守れ......
昨日 2.6, 2017 の「あさイチ」で、「いじめ後遺症」なるものが取り上げられました(http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/170206/1.html)。これがまた、ミスリード、世間に誤解を与えるものだと強く感じましたね。福井大の友田明美さんも、「いじめ後遺症」などといい加減なことを言って、マスコミに露出したいばかりの日和見を感じました。残念ながら、友田明美さんには、ヴァン・デ・コーク教授のような、切れ味がありません。
いじめ、といえば、学校のことと勘違いしますでしょ。
じゃぁ、皆さんに伺いますが、「人生最初のいじめって、何?」
あるいは、人間にとって、「根源的な差別って、何?」と言い換えても良い。
人生最初のいじめは、親が子どもを虐めること、親と子どもの上下関係が、根源的な差別なんです。
そのことを無視して、学校のイジメをだけ取り上げても、何の意味も、ありません。学校でのいじめで、親にネグレクトされず、親からイジメられずにいたケースは、皆無だからです。
ニッポンのいじめの根っこは、発達トラウマ障害(DTD)のパンデミックであり、発達トラウマ障害(DTD)がパンデミックしているのは、親が、低賃金・長時間労働のために、赤ちゃんの頃から赤ちゃんの前に親がいないからです。親が仕事に奪われて、親が子どもを見捨てているからです。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもに、「あさイチ」ご出演の、精神科医、長尾圭造さんが言うように、「人の話を聞きなさい」と言っても、「正しいこと」を教えても、逆効果。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもに、一番効果があるのは、約束に基づいて温もりのある関わりを毎日繰り返すことです。