エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考: 待機児童0?

2017-02-21 07:48:00 | 間奏曲

 

 

 

 
再び、良心の自由 エリックの振り返りと、ジョアンの振り返りを、比べたら
   「不本意な選択を強いる嫌な時代」と「今の日本の教育」 改訂版  「嫌な時代だったなぁ。日本人の誰もが何かしら、不本意な選択を強いられていたんだ」。......
 

 北欧やオランダで,保育所に入れない,母親が仕事が続けられない,ということはありません。高い税金は,保育所の整備や,小学校から大学までの教育,医療費に使われています。保育所は,料金が少しかかる場合が多いですが,教育費も医療費も,高齢者施設も無料,ただです。ですから,この前ご紹介したように,日本人よりはるかに高い税金を払っていても,「税金大好き」と言えるのが,北欧やオランダの市民です(現世考: 育児休暇480日(父母合計)+「税金大好き」)。

 しかし,ニッポンではどうですか? すべてが市民にとって,不都合,理不尽ではありませんか?

 この現状は,憲法13条

第十三条すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」

を実現していると言えるでしょうか?

憲法12条

第十二条この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない

の言葉を借りれば,私どもは,国民の不断の努力によって、自由及び権利を実現しなければならないのですね。

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母子(親子)関係こそ,全て

2017-02-21 07:25:12 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
意外に役立つ、響き合わないために生じてくるかもしれない、色々な悩ましいこと
   記憶の正体  心と記憶が、自分を確かにする道の基らしい。 Young Man Luther 『青年ルター』のp183の第3パラグラフ下から。フリー......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.163の,第2パラグラフ,8行目途中から。

 

 

 

 

 

これは,脆い人たちですから,思春期後半になるまで,その半数が心の病気になります。ここにはハッキリとしたパターンがありましたね。一貫した子育てをして貰って来た子どもたちは,衝動に上手に対処できるようになりますけれども,イライラしている親に育てしまった子ども達は,いつも落ち着かない子どもになってしまいました。

 

 

 

 

 母子(親子)関係こそすべて

 母子(親子)関係こそ恵みであると同時に,呪いです。

 

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 毎日礼拝と癒し

2017-02-21 05:07:41 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 

 
肝心なのは、仲間意識と、お互いに相手の話に耳を傾ける気持ち
   大地の語りかけ  モリツグミの声を聴きたいですね。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p84の下から3行目途中から......
 

 Toys and reasons. p.78から。

 

 

 

 

 

 毎日の暮らしが礼拝になりますとね,陽気で楽しいことにまず決まった形が出来た後で,形が整ったその陽気で楽しいことが,本気と結びつきますからね。

 

 

 

 

 

 陽気で楽しいことが1つの心地よいパターンとなった後で,本気と結びつく時,子どもも大人も癒されて,≪本当の自分≫を取り戻していきます

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聖書の言葉 :εἶδον 笑門福来

2017-02-21 02:22:06 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
あらあら・・・実は、多くのニッポン人は、愛着障害だってさ!
   「不本意な選択を強いる嫌な時代」と「今の日本の教育」 改訂版  「嫌な時代だったなぁ。日本人の誰もが何かしら、不本意な選択を強いられていたんだ」。......
 

 今宵の聖書の言葉は,εἶδον エイドン 見る,見つける,認める,気付く,経験する,会う,知り合う… 見るから派生した,いろんな意味が,辞書にはありますね。εἶδον については,何度かこのブログでも,取り上げてきました(聖書の言葉 : 見るを探す=人間, 聖書の言葉 : イエスが見る εἶδεν 不思議, 「見る」力 : 聖書とサイコセラピー, 叡智の源, 「共に見る」ことの不思議!)。でも,何度でも取り上げたいほど,大事なことば,大事な出来事みたい。

 見る。エリクソンが,「眼は,恵みであると同時に,呪いです」というみたいに,見ることも,恵みであると同時に,呪いなのでしょう。

 閻魔様みたいに怖い人,イライラしている母親みたいにおっかない人に見られていたら,そりゃー,ビクビク,オドオドしちゃう。

 でも,見ていてくれる人が,温かい人,優しい人,大草原の小さな家のインガルスさんとこのお母さんみたいな人でしたら,ホッとしして,安心して,心からの喜びを味わうことができますね。

 豊かな根源的信頼感って,眼には見えない人が,温かくて,優しくて,インガルスさんのお母さんが100人いるみたいに感じて,毎日を生活することだと,私は思います。何か特別なことがある,という訳ではないのに,何となく嬉しい,何となくウキウキしちゃう,何となく晴れ晴れとした気分になれる…

 そうしていたら,ホント小説か映画の中での話じゃないの? というような「奇跡」が起きりますね。ホントにビックリ,ホントの感激,感動,感謝の3感王! ということが起きちゃう。

 笑門福来慈しみ深き神様は,チャァンとご覧になっていると,改めて確信しますよ

 

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