トラウマと愛着がうまく育たないことを組み合わせた，この子どもたちの課題

 

 

 

 

ブルース・ペリー教授の『犬…』から　今のニッポンの学校では、一番役立たない大人が多すぎる！

   東京人がはとバスに乗らないのに似ています 　夜空の星々は、私どもの心と繋がっているのかもしれませんね。　『The Sense of Wonder　......

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　　発達トラウマ障害（DTD）＝愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の 　The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma　『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ　：　脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか？』p.160の、第5パラグラフから。

 

 

 

 

 

　

　私どもは分かったことに関する論文を発表しました。それが，役立つ評定尺度でした。350人の子ども達とその親やアメリカ式養父母に関するデータを集めて，こういう子どもたちの課題となることを的確にとらえた１つの診断名，すなわち，発達トラウマ障害(DTD)をハッキリと打ち出したんです。発達トラウマ障害(DTD)という診断名があれば，この子ども達は１つの診断名を手に入れることができます。たくさんなラベルを貼られることもありません。発達トラウマ障害(DTD)という診断名があれば，トラウマと愛着がうまく育たないことを組み合わせた，この子どもたちの課題の大元を示すことになりますから。

 

 

 

 

 

　誠に的確，誠実，全うなことです。

 

聖書の言葉 ： 約束の地 τῆς ἐπαγγελίας

 

春風みたいな

   「触る程度」の子どもになりますよ。 　異化　ロシア語でオストラニェーニェ　остранение　レイチェル・カーソンの翻訳の件で今日出てきましたね......

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　今宵の聖書の言葉は，約束の地。

　『新約聖書』の「ヘブライ人への手紙」の第１１章９節に出てきます。前田護郎先生の翻訳です。

「　⁸信仰によってアブラハムは継ぐべき所へ出てゆくよう召されたとき、それに従い、どこへ行くか知らずに出てゆきました。⁹信仰によって彼は約束の地によそものとして宿り、同じ約束を継ぐべきイサクとヤコブとともに幕屋に住みました。」

　約束の地は，τῆς　ἐπαγγελίας　テス・エパンゲリアスです。

　アブラハムは，行先も知らされず，出かけて行って，その約束の地に入りました。それを「神さまに対する信頼」「神さまに対して忠実」と言いますね。それが，πιστις 　ピスティスです。

　しかし，この「約束」は，守り合う約束とは違います。神様が一方的に守ることになっていることです。「一方的に保証する約束」と辞書には載っています。これは「プレゼントをする約束」と言い換えてもいいくらいです。

　ですから，「約束の地」とは，まだそれとは知らされずとも，「神様がプレゼントしてくださる場」ということになりますね。

　楽しみですね。

現世考 ： 国谷裕子さんの，イメージを聞く力

 

 

 

 

創り出されたイメージでは、癒しにならない

   縦の関係と横の関係の交差点　エクレシア 　二王国説、はまずい。　Young Man Luther　『青年ルター』のp180の下から4行目途中から。......

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　国谷裕子さんの『キャスターという仕事』を読み進めていくと，サイコセラピストと共通する大事なことを教えられます。キャスターも，インタヴューが大事な仕事だからでしょう。インタヴューは，直訳すれば，お見合いです。お見合いが「共に見通す」ことに通じます。

　国谷裕子さんが，経済学者の内田義彦さんのエッセイに触発されて，インタヴューに関する理解を深めたというくだりが出てきます。ここは，サイコセラピーの本質と同じだと感じましたね。

　それが「聞く」と「聴く」です。内田さんの文書は，原文を確認したわけではありませんから，国谷裕子さんの引用に孫引きですが，「肝要なのは聞こえてくるように，聴くこと」，「聴に徹しながら聞こえてくるのを待つ」，という訳です。

　サイコセラピーも，ほほ100%「聞く力」です。私の言葉で申し上げれば，相手の言葉にならない言葉を聞くこと，それが「聞く力」です。≪イメージ≫とほとんど同義語です。ですから，サイコセラピストにも，キャスターにも，想像力と観察力が必須です。そのイメージを聞くことが「聞く力」そのものです。

　国谷裕子さんのクローズアップ現代。これだから，ハッとするような内容のことが多かったのだと，気付かされましたね。

インターメッツォ： 赤ちゃんの目覚め お母さんの目覚め

 

 

 

 

 

あらゆる依存症の、≪悪≫の元凶

   東京人がはとバスに乗らないのに似ています 　夜空の星々は、私どもの心と繋がっているのかもしれませんね。　『The Sense of Wonder　......

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　初登場，Ontogeny of ritualization in man. イギリスのThe Royal Societyが1966に出しています。p.338　第３パラグラフから。

 

 

 

 

 

　目覚めた赤ちゃんは，「起きましたよ」という事実を母親に伝えますと，母親も，母親として目覚めて，気持ちの籠った行動，話し言葉，子どもの世話といった，ありとあらゆることをし出します。お母さんは，赤ちゃんに近づく時には，ニコニコ笑顔の人もいれば，心配そうな人もいます。赤ちゃんの名を明るい声で呼ぶ人もいれば，赤ちゃんの名を不安げに呼ぶ人もいますでしょ。それから，世話に取り掛かります。覗き込み，感じたり，臭いをかいだり，赤ちゃんが気に入らないことはないかしら，赤ちゃんの姿勢を変えたり，抱き上げたりすることで，いろんな世話をし始めます。

 

 

 

 

 

　ここで，お母さんが，≪見通し（イメージ）≫と≪話し言葉≫と≪出来事（態度・行動）≫をもっていることが解かりましでしょ。それは，そのまま，赤ちゃんに伝える訳ですね。ニコニコ笑顔のお母さんであれば，その≪見通し≫，その≪話し言葉≫，その≪出来事≫は，希望に満ちた明るいものになりますでしょ。赤ちゃんの根源的信頼感も増し加わります。逆に，不安気なお母さんですと，その≪見通し≫，その≪話し言葉≫，その≪出来事≫は，不安に満ちた暗いものになりますよね。赤ちゃんの根源的不信が増してしまいます。