脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

お散歩日記

2006年10月18日 | 四季の風景
今日もいい天気で、公園に散歩に行ってきました。
10回目です。
9回目になる昨日も行きました。

昨日、行きと帰りの対向車がすごく怖かった。
出るのが少し遅れると、トラックがバンバン通る時間帯なのです。

対向車が来ると恐怖から、ブレーキを何度も踏んでしまうし、
無意識に左に寄っていってしまって、たんぼに落ちそうでした。

「対向車が怖い。」
これも、交通事故の精神的な後遺症だと思います。

本当に、自力でリハビリするのは危険を伴い大変です。

健康保険で安心して、
「脳脊髄液減少症」の治療もリハビリも受けられる日が、
早く来てほしいと、心から願っています。

昨日の公園は、どこかの部活の学生がたくさんいました。
散歩していたら、
ひとりの女の子が、ぽつんと集団から遅れてとぼとぼと歩いていました。

体調が悪いのか、下を向いて、トボトボと歩いています。
先には同じジャージの子が、集団で歩いています。

普通に見える子どもの中に、
もしかしたら、スポーツ事故などによって、
「脳脊髄液減少症」の症状が出ている子がいて、

それに気づかないまま、
だるくて思うように動けず、仲間から「のろま」とか言われている子が
いるかもしれないなぁと、
その子がとても、気になりながら追い越しました。

10代の子なのに、私の歩きで追い越せるのです。

その子が気になりながらも歩いていくと
いつもと違った横道に気づきました。

本物の山に入っていくような道でした。

腐葉土や朽ちた小枝でふかふかの道は、
ワインの栓のコルクを敷き詰めたような、やわらかな歩きごごちです。

アスファルトの道と違う
足から伝わるその感触を、脳もここちよく味わっている感じでした。
以前、症状の説明の「ふわふわ感」で書いたような
目でみた地面と足の感覚と脳の感じ方とが一致しないような、
計算が合わないような、異常な歩行感覚もすっかりなく、

硬い地面は硬く、やわらかい地面はやわらかく、
きちんと、
目で見た地面の様子と、足の感覚と、脳が感じる感覚が、
ピタリと一致している心地よさ。

普通の人には当たり前の感覚が、
「異常感覚」で苦しんだ経験のある私には
ありがたく、貴重な感覚に思います。

「ふわふわ感」は、もうずいぶん昔に自然に治まっていましたが
ブラッドパッチでさらに、シビレが和らいだせいか、

足の裏と脳の捕らえる感覚が、
さらに繊細に鋭敏になった感じがしました。

その道の途中で、真っ赤な木の葉を拾いました。

まだ、ほとんどの葉が緑だというのに、
その木の根元に数枚だけ、真っ赤な木の葉が落ちていました。
目が覚めるような、赤でした。

と、ここまでが昨日のお話。

今日の散歩は、きのうトラックで怖い思いをしたので
早めに出ました。

すると、
今度は通学の自転車と、通勤であせっている車で、
また違った運転の怖さがありました。

リハビリに公園に行く途中で事故を起こしたら、
本末転倒なので、運転は今後も注意します。

公園に着いて歩き始めてすぐに、
木々の間の地面に
手のひらより少し大きい範囲の、高さ10センチ位の土の山を見つけました。

小さな土の山がポツンポツンとあちこちにあるのです。

そう、
モグラ君がトンネルから、掘り出し地上に押し出した
モグラ塚です。

足を止めて、ためしに、土をどけて、木の枝でトンネルの穴を探すと
ありました。
2~3センチのモグラ君のトンネルの穴が。
木の枝を差し込むと、枝がどこまでも入りました。

以前、猫を飼っていた時、よくモグラ君を捕まえてきたので、
モグラ君のかわいい大きさや姿はわかっていたので、
その穴の大きさに納得しました。

さらに歩き進んでいくと
今度は死んだ50センチくらいのヘビに会いました。
かわいそうに、公園整備の車にでもひかれたのでしょうか?

おなかに傷があり、道路の端にひっくり返っていました。

きのう歩いた時はいなかったから、亡くなったばかりのようです。
ヘビ君も、一生懸命生きてきたのに、気の毒に
きのう命が終わってしまったんだね。

命は自然にまかせていても、
思いがけない形で終わってしまうこともあるものです。

明日、命がある保障は、誰にもないんですよね。

一日一日を大切に感謝して生きたいと思います。

さて、
最近、いじめを苦にして相次いで自殺する子の報道に
心を痛めていましたが、

きのう、公園でひとり、下を向いてトボトボ歩く、
気になる生徒を見たせいか、
ひさしぶりに、子供たちにメッセージが書きたくなりました。

後日、したいと思います。


コメント (14)
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