脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

嵐の贈りもの。

2009年11月03日 | 小さな幸せ
今朝は首がギシギシして、
舌がしびれて、
体が苦しくて、

もうダメだ、
もういやだと思いながら目が覚めた。

目覚めるなり、
「楽になりたい。」そう思った。

死にたいわけじゃない、
ただ
この厳しい現実から逃れたい、

この体から離れたい、

できないことだらけで
自分を責め続ける毎日から逃れたい、

脳脊髄液減少症という病名をもらうまでの、

長い、長い、つらかった時間と
つらかった出来事を、

すべて忘れたい。

脳脊髄液減少症患者が置かれている、
無理解で、冷たい
この世界から、消えてしまいたい。

早く楽になりたい。

そう、目覚めるなり思った。


それでも、
いつものように、布団から這い出て、

いつものように朝の家事をこなし、

しばらくして、

一段落して、庭にでて、ふと足元を見ると、

まるで、誰かが持ってきて
そこに置いていったような、

大きな黄色と赤の葉っぱが二枚あった。

そうか・・・・・
昨夜の雨と強い風で
庭に飛んできたんだ・・・・・。

まわりを見渡してみると、
小さな葉っぱは、他にもたくさん散らばっていた。

拾い集めて、並べてみた。

小さな、小さな、紅葉見物。

野山の紅葉を見に出かけられなくて、

淋しい思いをしていた私に、



思いがけず嵐が、

紅葉を庭まで運んできてくれたような気がして、



なんだか嬉しくなった。


じっと眺めていたら、


「自然はありのままに時が流れる・・・。

季節はめぐる。

また、春も来る。

いつか、またいい時もきっとくるだろう。

私もがんばろう。

人を信じてみよう。

人に心を開いてみよう。」・・・・・と、


少しだけ、

そう思えてきた・・・。


コメント
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