脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

不育症と脳脊髄液減少症

2010年09月14日 | つぶやき
今朝のNHKの7時のニュース

おはよう日本」の中で放送されていた不育症

特集
流産を繰り返さない
~”不育症”最新の治療法と新たな課題~
”不育症”の専門外来を開設する
病院を取材 患者の実態と最新の治療法


参考:
おかやまスタッフブログ」。

先週から何度か放送されていたようです。・・・・


実は・・・・・

私はかなり以前から、この不育症、習慣性流産と
脳脊髄液減少症が、「関係があるのではないか・・・・」と疑っています。

なぜなら、当たり前のことですが、

女性が妊娠を継続し、出産に至るまでには、
それを維持するだけのホルモン分泌とそのバランスがあってはじめて、
出産に至れると思うからです。



もし、脳脊髄液が漏れたままで、あったとしたら・・・・?

もちろん、交通事故などで脳脊髄液が漏れ漏れの状態のまま、

体調不良を抱えながらも、無事妊娠出産している患者さんは
たくさんいると思います。


でも、脳脊髄液が漏れ漏れ状態の母体
漏れていない正常な母体での

妊娠の維持率になんの差もないとは、
私にはとうてい思えないのです。




女性患者さんならすでに経験してご存知だと思いますが、

脳脊髄液減少症になると、生理周期がメチャクチャになります。


生理周期が長くなったり、短くなったり、
月経日数が短くなったり、長引いたり、だらだらと出血が止まらなくなったり、

月経前の異常なまでの、激しい頭痛や激しいだるさに寝込んだり、


産婦人科分野の症状に限っても、それはそれは多彩な症状に苦しめられます。

とにかく、あきらかに体のどこかが何かがおかしいと思うような、
さまざまな月経にまつわる異常症状がでるのです。


それが、ブラッドパッチをしたとたんに、
きちんと規則正しく生理がくるようになったり、
月経に伴う症状が軽快したりします。

つまりそれは、脳脊髄液の増減はホルモン中枢である下垂体機能に
影響を与えているという証拠だと思うのです。


つまり、

脳脊髄液が漏れたまま気づかないと

脳脊髄が減ってしまうと、脳が下垂し、ホルモンの中枢である下垂体がなんらかの悪影響を受け、正常に機能しなくなり、

そして、
ホルモン分泌が正常に行われなくなったり、
ホルモンバランスが崩れたりする可能性があるのではないかと・・・。

妊娠を維持継続させるためのホルモンバランスが正常でなければ、

妊娠を維持できなくなり、
出産までたどつけない例が出ても少しも不思議ではありません。

これは
単に、
患者の私の直感と想像であって、真実は今後の研究が待たれます。


でも、
脳脊髄液減少症については、内分泌科や婦人科の医師の認知度はまだまだ低く、

婦人科、内分泌分野の病と、脳脊髄液量や循環状態の関連性についても、
いまだあまり研究されていないと思われます。


つまり、
習慣性流産や、不育症について、
脳脊髄液減少症との関連という視点で、考えたことのある産婦人科医は
あまりいないのではないでしょうか?



なお、
これらの婦人科症状については、

脳脊髄液減少症専門医でも
あまりご存知ないと思われます。

その原因は、女性患者にとって、これらの婦人科分野の症状については、
婦人科医ではない男性の脳外科医には
話にくく、多くの女性患者さんはあまり話されていないと考えられます。

そこで、
脳脊髄液減少症の男性脳外科医の先生方にお願いです。

こういった女性患者の女性特有の、や性機能などの婦人科関連症状についても、
問診表などで、女性患者が抵抗なく男性医師にも症状を伝えられるような工夫を
今後工夫していただきたいと思います。


でないと、患者が医師に言いにくい症状については、
脳脊髄液減少症の専門医であっても
知らないままになってしまい、表になかなか出てこない危険があると思います。


今後、内分泌代謝の専門医、産婦人科の専門医の先生方も
それぞれの専門分野の視点からも、
脳脊髄液減少症に深い関心を持っていただき、

脳脊髄液減少症の専門医である脳外科医と連携し、
情報交換しながら、

脳脊髄液減少症の解明と治療の研究に
取り組んでいただきたいと期待しています。


脳脊髄液減少症の解明は、
やがて、
多くの未解明の病や症状に苦しむ患者を救う予感がしています。


否定派先生、
脳脊髄液減少症は事故で起こるのはきわめてまれ、だとか、
あまり多くの患者が脳脊髄液減少症と診断されては困るからと、
診断基準を狭めようとやっきになっている場合ではないと思います。

患者の私は経験から確信しています。

脳脊髄液は人の体の中で、脳を衝撃から守るだけでなく、脳機能を正常に保つだけでなく、
それ以外にも、非常に重要な役目を果たしているに違いないと・・・・。

研究をすればするほど、いろいろなことが解明され、
多くの患者を救うに違いないと・・・。

だから、否定しないで、適当なところで小さくまとめ上げようとしないで、

この奥深い、未解明の脳脊髄液の世界を



さまざまな分野の医師によって、
そのさまざまな視点から、

脳脊髄液漏れの人体への影響について、
とことん研究しつくしてほしいのです。

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