脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

尿、便のトラブルでお悩みの方へ

2010年09月19日 | 情報
明日からのNHK、きょうの健康で
「ひとりで悩まないで、尿、便のトラブル」が放送されます。本日早朝の「男性の尿トラブル、頻尿、尿漏れ」の「先取り放送」を見ましたが、

前立腺肥大による場合、前立腺の除去手術も紹介されていました。


私が感じたことは、

もし、泌尿器科の医師に、脳脊髄液減少症でも、働きざかりの男性の頻尿、尿漏れなどの尿トラブルが起きることを全くご存知なかったら、

とんでもないことになりかねないかも?と思いました。

働きざかりの男性が、

頻尿や、尿漏れの症状があっても、その原因が脳脊髄液減少症だと

医師も本人もずっと気づけないとしたら・・・・どうなるでしょうか?

朝、出勤前にトイレにより、バス停前のコンビニでトイレを借り、
さらに通勤電車にのる前に駅のトイレに寄ったとしても、

立っている間、つり革につかまって立っている間に、尿意切迫感が突然襲ってきたとしたら、
トイレのない通勤電車の中でどうなるでしょうか?

取引先で、突然の尿意に襲われ、トイレが間に合わず、失禁してしまったら・・・。

また、突然の下痢に襲われ、満員電車の中でもらしてしまったら、
いったいどうなるのでしょうか?

最近、水なしで飲める下痢止めの薬のCMや、過敏性腸症候群

啓発CMなどを見ると、

本当にストレスが原因ですかぁ?

過去にスポーツ事故や交通事故にあっていませんか?

脳脊髄液漏れてませんか?

とつっこみたくなります。

救いの女神さま、どうか多彩な症状が原因でなかなか脳脊髄液減少症の病名にたどり着けない患者さんたちに、

脳脊髄液減少症かも?という気づきもお与えください。



IBS(過敏性腸症候群)のような悩みを抱えている
働き盛りの多くの人たちの存在を感じます。

これらの排尿排便トラブルについては、
男性も医師にも言いにくい症状かもしれません。

ましてや、それらが脳外科分野の病でも起こるなんて、
想像したこともないでしょう。



ちなみに、今日のNHKきょうの健康の「早朝の先取り放送」を見て

過活動ぼうこうのチェック表をやってみたところ、

1、突然起こるがまんできない尿意

2、1日8回以上の頻尿

3、夜間ぐっすり眠っているのに1回以上トイレに起きる。

など、私は全部あてはまってしまいました。


つまり、もし私が、脳脊髄液減少症だと気づく前に、

例によって、症状ごとに各診療科をめぐり、

これらの尿トラブル症状については泌尿器科を受診していたなら、
「過活動ぼうこう」と診断されていた可能性もあると思います。


いつものことですが、

今の段階では、脳脊髄液減少症によって起こる数々の症状について、

NHKのきょうの健康で番組で取り上げられる状態ではないので

まったく放送されませんが、
脳脊髄液減少症でも、排尿、排便のトラブルが出ます。



充分、お気をつけください。

脳脊髄液減少症の症状は、
起立性頭痛が絶対条件ではありません。

よく言われている、起立性頭痛、慢性頭痛、めまいなど頭痛がなくても、
頻尿や排便トラブルの症状が目立つ場合もあるのです。

身体症状よりも、精神症状がめだつ人だっているはずです。

私がかつでそういう時期もあったように。

脳脊髄液減少症になったことにない人たちは、たとえ医師であっても、この病の多彩さ、
症状の波による、出たり消えたりする症状の存在を、信じられないのかもしれません。

元気に動いている人にだって脳脊髄液漏れはあるはずです。

7月に「ザ、世界仰天ニュース」で鼻から脳脊髄液が漏れていた人が紹介されていましたが、

彼女の再現VTRを見る限り、
手足のシビレや慢性的なだるさ、めまい、頭痛といった、
脳脊髄液漏れの苦しい自覚症状はまるでなく、

普通に生活でき、

ただ、鼻水がとまらないことだけに困っていたようでした。


起立性頭痛のない、彼女でも、鼻から脳脊髄液が漏れていた。

自覚症状は鼻水が止まらないということだけ。

頭痛もめまいも苦しい症状がまるでない彼女は
脳脊髄液減少症とは言わないのでしょうか?

もしかして、
彼女の脳では脳脊髄液は減っていなかったのかもしれません。

つまり、鼻水のように鼻へ漏れた脳脊髄液の分だけ、体が常に新しい脳脊髄液を補充していたのかも。


脳脊髄液が漏れていても、まったく痛みやシビレなどの脳神経症状が出ないで普通に暮らせる人の原理ですが、

あくまで素人の患者の私の考えですが、温泉の「源泉かけながしの湯理論」で説明します。

温泉
源泉かけ流しの湯船は、お湯がどんどん流れさってしまっていても、
それと同じ量の源泉が湯船に常に供給されていて
湯船の水面がいつも一定で変わらないです。

それと同じように、
たとえ、脳脊髄液が漏れていても、体が必死に脳脊髄液を作り出し、常に正常な量になるよう脳脊髄液を漏れていない時より、多めにつくりだし、漏れた分を補い続ける適応力がある体であれば、脳脊髄液の量は常に健康なときと同じ量に一定に保たれ、
そのおかげで症状がほとんど出ないのかもしれません。

でも、いつか脱水などで、供給される量が減り、バランスが崩れ、

流れさる量の方が多くなってしまった場合、

どんどん脳脊髄液は減ってしまい、さまざまな症状が出現するのかもしれません。

くりかえしますが、素人の患者の私の想像です。

今後の人体の脳脊髄液の循環についての研究が待たれます。



話が横にそれましたが、

脳脊髄液減少症の排便、排尿トラブルにまつわる症状は

まるで、頚椎症性脊髄症のようでもあります。

排便の場合
便が自力で出せない。下痢と便秘を交互に繰り返すなどの症状もでます。

尿トラブルの場合、

頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、切迫性尿失禁などを経験しています。
頻尿にともなうのどの渇きは、まるで砂漠で水を求める遭難者のようです。

けっして水分の取りすぎが頻尿を招いているのではなく、
体から水分がどんどん出てしまう体のために、のどが渇くのです。

そこのところを誤解しないでいただきたいのです。



脳脊髄液減少症によって、まるで尿崩症のような状態になります。

脳脊髄液減少症性中枢性尿崩症と病名をつけても過言でないような状態です。


しかし、泌尿器科の医師は、特発性正常圧水頭症による尿漏れは知っていても、

脳脊髄液減少症のこれらの尿トラブルについては、ほとんど知られていないと思います。

こどもの脳脊髄液減少症の下垂体機能低下で成長ホルモンが出なくなると背が伸びないことなどで外見から気づけますが、
大人の場合、患者の訴えがなければ、性ホルモンや抗利尿ホルモンなどがでなくなっても医師も気づきにくいと思います。

希少疾患とされている中枢性尿崩症の患者さんの中にも、
実は、脳脊髄液減少症によって、結果的にそうなっている患者もいる
と思われます。

若い患者は特に、
これらの尿、便のトラブルの症状があったとしても、医師はおろか、
家族にさえ、言っていないでひとりで抱えてこんでいる可能性もあると思います。

頭痛、めまい、だけではなく、脳の神経障害によって、
排便、排尿のトラブルも起こることだけは、医師も家族も知っておいてほしいと思います。

過去記事:過活動ぼうこう、そっくり病など


9月7日の記事もどうぞ。


私はこのブログで何度も何度も、頻尿や尿漏れや、過活動ぼうこうそっくりの症状について書いています。

ブログ右上のブログ内検索で記事をお探しの上お読みください。

繰り返しますが、

脳脊髄液減少症は起立性頭痛が絶対条件ではないと思います。

特に脳脊髄液漏れから時間がたった交通事故被害者の私は

脳脊髄液漏れがひどい状態であっても、頭痛はおさまっていました。


脳脊髄液減少症は、脳の機能低下により、全身の各器官、精神状態に、
さまざまな症状を出す病だと経験して知っています。

けっして、頭痛、めまい、なんてだけの症状なんかじゃないのです。

21日火曜日は女性の尿漏れです。

23日木曜日は、「パニック障害」です。

過去記事:パニック障害そっくり病


コメント
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