脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

レビー小体型認知症の原因物質

2010年11月03日 | 情報
本日2回目の投稿です。

NHKニュースが消えないうちに書きます。

レビー小体認知症の原因物質として新たに、βシヌクレインが見つかったそうです。

11月3日NHKニュース



上のNHKのニュースを転載します。

レビー小体型認知症 原因物質発見

11月3日 4時54分 動画あり twitterでつぶやく

アルツハイマー型に次いで多い「レビー小体型」と呼ばれる認知症を引き起こす脳の神経細胞の中の新たなタンパク質を東京都の研究所などのグループが発見し、新しい治療法の開発に道を開く成果として注目されそうです。

発見したのは東京都神経科学総合研究所の橋本款研究員らの研究グループです。

レビー小体型認知症はアルツハイマー型に次いで多い認知症とされ、物忘れなどの記憶障害のほかに、存在していないものが目に見える幻覚も引き起こすと指摘されています。

これまでは脳の神経細胞に出来る「レビー小体」と呼ばれる異常なタンパク質の固まりが原因と考えられてきましたが、

本研究員らのグループはそれだけではさまざまな症状が起こる仕組みが説明できないとして、新たな原因物質を探していました。

その結果、レビー小体とは別にあってこれまで無害だと考えられていた「βシヌクレイン」というタンパク質が脳の神経細胞に損傷を与えることを発見し、
マウスを使った実験によって証明したということです。

今後さらに解明が進めば発症の仕組みに共通点が多いパーキンソン病の治療にも応用できると期待されています。

脳の神経の病気に詳しい順天堂大学医学部の服部信孝教授は、

「パーキンソン病にもβシヌクレインが関与している可能性を示したもので、パーキンソン病とレビー小体型認知症の2つの病気の治療法の開発に道を開く成果だ」と話しています。

この研究成果は3日に発行されるイギリスの科学雑誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載されます。』

転載おわり。


東京都神経科学総合研究所の橋本まこと研究員のグループってこの方?。東京都神経科学総合研究所の記事


αシヌクレインに関してはこちら

レビー小体認知症を先日のNHK特集「認知症を治せ」で見ましたが、
幻覚などの症状が出るため、まるで、精神疾患のようで、

もし、年齢的に若い人が、レビー小体型認知症を発症したなら、
「認知症」というより、統合失調症間違われかねないと思いました。

私は脳脊髄液減少症で、体の動きにくさ、小刻み歩行などパーキンソン病と似た症状を経験しています。

元プロボクサーのモハメドアリ選手は、パーキンソン病だとされていますが、
私はボクシングで、頭部や体に繰り返し受けた衝撃による脳脊髄液減少症や脳損傷が原因ではないか?と考えています。

東京都神経科学総合研究所はぜひ、脳脊髄液減少症についても
神経科学の観点から研究してほしいです。

脳脊髄液減少症の研究が進めば、
原因不明、治療困難な病の症状改善のための、何か新たな発見があるかもしれませんから。

精神科の病も、認知症も、脳脊髄液減少症も、

今は原因不明、治療困難とされている病も
今より神経科学が発達して研究が進めば、
もっと早く、もっと確実に、もっと多くの人たちが、簡単に治る時代がくるかもしれないと
期待がわきました。

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ひきこもりと脳脊髄液減少症

2010年11月03日 | 情報
本日の朝日新聞生活面記事によると、
11月13日と14日に東京でひきこもりを考えるシンポジウムが行われるようです。

場所は東京都千代田区一ツ橋の日本教育会館

ひきこもりに悩む家族や本人への支援策を考えるシンポジウム「ひきこもり東京大会」

「全国引きこもりKHJ親の会」は1999年に埼玉県ではじまり、58支部、約8000人の家族に広がったと記事にありますが、

この人たちは、脳脊髄液減少症が見逃され続け、診断も治療もされないまま放置されると、結果的にひきこもり状態になることを知っているのでしょうか?

おそらく想像もできないと思います。

私がもし青年期で、脳脊髄液減少症の病名がついていないままだったら周囲はどう私をみるでしょうか?

仕事もせず、経済的に家族に頼り、外出もせず、毎日のほとんどを家の中で過ごしている私は、もし、うつ病とか統合失調症とか誤診された病名さえついていなかったら、

私は「社会問題」としての「ひきこもり」と間違われるかもしれません。

誰も脳脊髄液減少症が原因でひきこもり状態になっていると気づけなければ、
そう周囲に判断されてもしかたない状態だからです。

そして、ひきこもり対策としての「就職支援」や「社会適応訓練」などの
方向違いの支援を受けるかもしれません。

今18歳以下で脳脊髄液減少症の診断がついた患者さんも、
もし、そのまま18歳を越えてもなお、病名がつかなかったらどうなると思いますか?

脳脊髄液減少症のお子さんをお持ちの保護者の方なら
想像できるかもしれません。

記事によると、会員383家族の当事者の平均年齢は30・3歳で
初めてひきこもった年齢は平均19、6歳で、12歳から29歳が全体の88%だそうです。

(ひきこもりは30歳以下に多いというより、
私の経験上考えると、当事者が30歳、40歳、50歳となっていくと、親もますます年老いるため、
そういう会に所属して活動する気力も体力もなくなっていくものと考えられ、そのために30歳以上の当事者が統計に出てこない可能性もあると思うのです。

10代20代は元気だから、遊びにスポーツに活発に動きやすい年齢ですから事故にも合いやすいため、脳脊髄液減少症を発症する機会も多いかもしれません。
でも、実際は30代だって、40代だって、50代だって、脳脊髄液減少症によってひきこもりと同じ状態にある人はいるはずなんです。

もし、脳脊髄液減少症を発症してもそれに気づけなければ、
18歳以下の子なら精神的なものが原因での「不登校」と誤解されるかもしれません。

18歳を過ぎれば、「不登校」とは言われなくなると思います。

そのかわり、
原因もはっきりしないまま病名もないまま、ほとんど家の中で過ごしていれば、
まして気分のいいときは好きな事ならできるのをみれば、

「ひきこもり」と誤解されかねないと思います。

厚生労働省は今年平成22年5月19日に
ひきこもりのガイドラインを公表したそうですが、(ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン
これによると
ひきこもりの定義は
「6か月以上自宅に引き込もって社会参加をしない状態だそうです。

でも、もし、脳脊髄液減少症が見逃されていても、医師にも異常なしと言われ、

症状によって「6か月以上自宅にひきこもらずを得ず社会参加をしたくてもできない状態」の患者は

「ひきこもり」の定義にピタリとあてはまってしまうのです。

記事によると『大半が統合失調症などの精神疾患を患っていることが多く、ひきこもりの長期化を防ぐには、当事者が支援機関にできるだけ早く受診することが必要』とありますが、

しかし、その肝心の支援機関の人たちや精神科医師、相談員たちが、
脳脊髄液減少症が隠れたひきこもりを
知らない人が多いと思います。

統合失調症でのひきこもりは知っていても、

脳脊髄液減少症での二次的なひきこもり状態はおそらく多くの関係者が知らないのが現状だと思います。

ここにも、脳脊髄液減少症の文字はどこにも出ていません。

おそらく知らないのでしょう。

専門家が知らないし、想像さえできないのだから、

ましてや、ひきこもりを抱えた家族は
隠れた脳脊髄液減少症の可能性に気づけるはずはないと思います。

18歳以下のこどもの脳脊髄液減少症の理解は、患者や家族の働きかけで
文部科学症や各教育委員会に認知が広まりつつありますが、
18歳以上の青年期の脳脊髄液減少症の認知への働きかけは、まだまだ進んでいない気がします。

厚生労働省は、
脳脊髄液減少症が若者のひきこもりとも、無関係でないことに、そろそろ気づいてほしいと思います。

記事によると
11月13日の午後は医師によるひきこもりのガイドラインの解などがあり、
11月14日午前は「若者の生きにくさを訴える」などの分科会があるそうです。

お近くで関心のある方はどうぞ。

参加費は2日間3千円。
1日のみ2千円。
当事者、学生は2日で2千円。1日だと千円

問い合わせは
実行委員会
03 3918 0655

詳しくは、本日の朝日新聞記事をどうぞ。

KHJ西東京「萌の会」ブログ

私たちは、
引きこもりの家族を抱える親の会の皆様にも、脳脊髄脊髄液減少症という病の存在を知らせなければなりません。

http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/07/tp0728-1.html
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