曲 者 NO.448
タチの悪い(曲者・・・くせもの)「賃借人」が居るものです。 自宅の建替えをするのでその工事の間の4ケ月ほどの間、仮住いとして借りたいという依頼を受けた家主さんが、空き家の1軒を貸したところ、「自宅の建替え」というのは真っ赤なウソ。 短期の賃貸ということで、保証金も敷金も取らなかったのに、翌月からビタ一文の家賃も払わない。 契約違反を理由に契約解除を通告して、明け渡し訴訟を起こして勝訴の判決を取り、明け渡しを求めたが「行くところがない!」と泰然自若。 判決書を盾に「執行官」に明け渡しの強制執行を依頼しました。 執行官は強制執行した「家財道具」を保管する場所を確保してもらいたい(執行依頼者の方で・・・自費で)という。 裁判の費用(弁護士費用)は60万円・強制執行の費用も60万円、家財保管の後(約3ケ月)保管した家財を競売にかけて、売得金を法務局に供託すのですがその費用が20万円。執行官も慣れたもの、執行以降の費用負担を軽減するために、不正入居者に20万円ほどの「見舞金」を払って、自主的に出ていいってもらったら?との示唆があって、その通りにしたら自主的に出て行ってくれた。 執行官はその不正入居者をみて曰く「またおまえか!」…だって。 そういうことを日常の茶飯事としてやってる人がいる。 要注意!