小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

隣り組

2014-06-23 12:55:41 | 日記

     

 26.06.23        隣    り     組            NO.460

「トントントンカラリン」と隣り組 回して頂戴回覧板 助けられたり助けたり。   戦時中「隣り組」と言って、今の自治会の(班の)ような組織がありました。

組織と言っても国や市の下請け組織のようなもので、上意下達するだけのものでした。

敵の襲来に対する防火訓練や・上陸戦に際して竹やりで敵を刺し殺す訓練などをさせられました。  そのような際に出席人数の割り当てがあったり、配給

ものを取に行く担当者を決めたりしたものでした。

江戸時代の5人組のように共同責任を負わせ、脱落者が出ないように配慮され、異端者の密告組織の役割もしていたのでしょう。

原子爆弾で5万も6万もの人が殺されたり、東京大空襲のように一夜にして10万人も焼死させられた時代に「竹やり」です。

馬鹿馬鹿しいと主張した知識人は国家反逆の罪で「国賊」として留置され、その多くが獄死しました。

いまでいう自治会がその手先になっていましたので、昭和の30年代までは自治会という組織はなんだか、いかがわしいもののように思えていました。

近年は自治会活動もかなり民主的になっていますが、上意下達の行政の下請機関として「利用」されないような配慮が必要でしょう。

コメント
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