26.06.22 経 済 成 長 NO.459
経済成長は癌に似ています。 一旦成長し出したらと止められない。
戦後日本の経済は奇跡的な成長を実現しましたが、それが今止まっている。でも、癌の増殖と同じように経済成長は止めることができないと思ってる人
が多くいます。 今の中国の一人あたりの国民所得は日本の1/4と途上国並みですが、改革開放政策にそれがよって急ピッチに高まり、近い将来は日
本に追いつき・追い越そうとしています。
13億もの人の生活レベルが向上し、エネルギーや食料・水などの資源の需要が高まったらどういうことになるでしょう?
また、11億余のインドの経済成長も顕著になって来ています。
従ってこれから先資源の取り合い・奪い合い激化することになるでしょう。今、中国が尖閣諸島やベトナム・インドネシアなどに強硬姿勢で臨んでいるの
は、肥大化する国民の消費需要を満たすための「やむにやまれぬ」事情なのかもしれません。
成長っていいことなのかどうか、癌細胞は行き着くところ宿主の人間を破壊してしまいます。 経済成長についてもそういうことが言えそうです。
成長しないで暮らすシステムを考えるべき時期にきていませんか?