小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

皿屋敷

2014-06-16 13:25:47 | 日記

.06.16       皿   屋   敷       NO.453

 

主人「青山 鉄山」は腰元のお菊を我が物にしたいと口説いたが、お菊は応じない。  家宝の皿一枚を隠しておいて、10枚あるべきものが9枚しかない。

 その皿をお菊が割ったと難ぐせをつけて、お菊を殺害して井戸に投げ込んだ。

以来、お菊の亡霊が夜ごと現れて、もの悲しくおどろおどろしく1枚・2枚・3枚と皿を数える声が聞こえるようになった。

平成の世になって、この屋敷はリニューアルされてお化け屋敷なった。

大入り満員、お菊の数えるお皿の枚数が8枚になると、あまりの恐ろしさのために、観客はキャー・・・と叫んで逃げ出すほどの効果満点。

ところがある夜のこと、お菊の数える数が8枚になっても、誰も逃げ出さない。  だって大入り満員で立錐の余地もないから身動きできない。

お菊役のアルバイト学生は仕方なく、9枚・10枚とやって16枚になった時に、会場は大爆笑お化け屋敷が「お笑い屋敷」になってしまいました。

興業主の社長はカンカンに怒りましたが、アルバイト女性は反論しました。

だって、 社長安倍さんが残業代は払わなくっていいって言ったと、残業代もくれないのだから、やってられないよ!

お菊さんより私お方が恨めしい。

コメント
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