28.05.08 民 主 主 義 NO.1155
いま、民主主義は破綻の危機に瀕しています。 アメリカ共和党のトランプ氏が大統領候補
になることがほぼ確実視されています。 トランプは排他主義で、差別発言を繰り返
し・アメリカが核兵器を先行して使用することを正当化するなど、共和党の中でも危険視され
る異端者なのですが、国内の格差が広がって不満を持つ国民を巧みに扇動して票を集め
ています。
まさか、アメリカ国民はトランプをヒラリーに勝たせることはないでしょうが、多数が正義とい
う「民主主義」のもとでは何が起こるかは知れたものではありません。
といって、いま民主主義とは違うほかに優れた制度が見当たりませんが、世界はただタイタ
ニック号が沈没するも呆然とながめているしか方法はないのでしょうか?
地球上でも最も賢いはずの人間がもっともばかなことをして、自らの生存に終止符を打つ日
を迎えるのでしょうか?
日本の「橋下現象」は幸い下火になりましたが、アメリカの「トランプ現象」の広がりに懸念を
抱きます。
*「自由民主主義をもうやめよう」佐伯 啓思 著
*「迷走する民主主義」 森 政稔 著
*「安倍政権にひれ伏すメデイア」マーテイン・ファクラー著
*「虚構のトライアングル」 平岡 将人著
等を参考にしました。