小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

借金と酒

2016-05-22 19:58:31 | 日記

          28.05.23    借  金  と  酒   NO.1170

  安倍晋三の御用学者「若田部 昌澄氏」は、アベノミクスは成果を上げている。 第4の矢

第5の矢と次々に放たれて成果は目に見えて出てくる。 1000兆円の借金だって、国家に

通貨発行権があるんだからなんら問題はない。 お金を印刷すれば済むこと。 法人税は

もっと安くしなければならない。 法人税を安くすれば物価は下がって購買力は高まる。

富裕層をもっと富裕にすれば、お金をどんどん使うから必ず景気回復につながって最下層

まで潤うことになる。 などとアメリカのトランプみたいなことを平然と主張している。 ちょっと

おかしいんじゃないですか?

その点チェコの経済学者トーマスドラチェック氏は「借金はまるでお酒だ!」 バーに行って

飲むお酒は美味しい。 歌も歌えるし・踊れるし・口下手だって喋れるから、エネルギーを得

た気になる。 ・・・でもそれは誤解だ。 お酒からエネルギーをもらったのではなくて、翌日の

エネルギーを前夜に先喰いしただけで借金するのと同じこと。

借金は未来のお金を前に使うだけのこと。

酒に酔って二日酔いしたからって、向かい酒をすればますます状況は悪くなる。 そんなこと

を繰り返しているとマジで「アル中」になる。 いま世界の先進国はお酒を飲み過ぎて二日酔

いになっている状態だ!  それなのにまだ競って法人税を引き下げ・銀行金利を引き下

げ、特定の産業に補助金を出したりの「向かい酒」をやっている。

この酔っ払い天国がいつまで続くのか・・・? *ネオアベノミクスの論点 若田部 昌澄 著

*朝日新聞5月19日インタビュー記事    以上を参考にしました。