28.10.10 生 贄 NO.1308
子供のころ自宅でニワトリを飼ったことがあります。 必ず一羽の鶏が集団でイジメにあい
ます。 イジメられているその一羽をゲージから出せば、今度はまた別の一羽がイジメの
標的になるのです。 つまり、鶏の社会では常に誰かをイジメの標的にしないと、自分がイジ
メの標的になってしまうのでしょう。 人間の社会だって最近このような現象が現れているの
ではないかと思われます。 体力の弱い障がい者や老人・ホームレスの人に暴行を加えた
り、そういうことが日常の茶飯事になっていませんか?
ドラマの「渡る世間は鬼ばかり」の泉ピン子がそうですし、そのドラマを見てみんな楽しんで
いるのですから、心理学上は同類項の不健康な物語じゃないかと思うのです。
イランの刑務所で米兵による虐待がありましたが、そういうのも戦争という異常体験がそうさ
せているのかというと、どうもそればかりでもない気がします。 人間性の中にそういうイジメ
の遺伝子がインプトされているのではないか?
イジメにはそれを許さない絶対的な反撃で臨む対処法が最適と思いますが、イジメる方とイ
ジメられる方の間に反撃できないほどの力の差がある場合にはどうにもならない。 点滴の
中に薬剤以外の異物を混入されるなんて最もひどい!
1発殴られたら3発殴り返す気概だけは持っていたいが、そうなればもうどうにもならないの
か!?