28.10.14 子供の貧困2 NO.1312
「子供の貧困」は国を滅ぼす重大な問題だと「日本財団」子供の貧困対策チームは述べて
いでますが、子どもだけが貧困でその親が裕福であるワケがありません。
現に貧困状態にある子供の家庭はシングルマザーである場合が多く、そうでない場合だっ
て貧困が原因と考えられるDV(ドメステイックバイオレス・・・家族間の暴力)の環境下にお
かれているのが大半であると言っている。
ならば、子どもの貧困を解決したって(できないが)、それではザルで水を汲むようなもので、
効果はたちまち雨散霧消してしまう。
つまり、親(家庭)そのものを貧困から解放しない限り、子どもの貧困問題は解決しないとい
うことではないか、子どもの貧困は世の中の仕組みの矛盾によって来るところの結果であっ
て、世の中の仕組みそのものを変革しない限り、小手先の対策ではどうにもならないという
ことではないか。
・・・というふうに考えてくると、行き着くところはやはり、金銭がすべてに優先する「強欲資本
主義」にブレーキを掛け、少なくとも北欧先進国のような福祉優先の体制にしなければどう
にもならないんじゃないか・・・と思う次第です。