28.10.11 深 謀 遠 慮 NO.1309
先のことまで考えた深い謀(はかりごと)ですね。 学校を出て将来を期待して就職した組
織でしたが退職し、生涯を託した友人と起業して、最初は順調に行っていたところ、成績が
上がるにしたがって友の驕慢な態度が限界を超えるほどになったために、決別せざるを得
なくなって決別して浪人生活に落ち入り、妻子を養うためにサラリーマン転入せざるを得なく
なった時期がありました。
その就職した会社の経営者はまれにみる吝嗇(りんしょく・・・ケチ)で、充分に儲かっている
のに社員にボーナスを出したくない・・・で私に相談があった。
「株式で支給してはどうですか?」と勧めたところ「現金」を出さずに済むということで「目から
鱗」とばかりに乗ってきた。 そのときの私には「深謀遠慮」が張り巡らしていました。
つまり、下手に労働組合を結成するよりも、社員が「株主」になった方が会社に対する発言
権は格段に違うという「公然の秘策」でした。
私がその会社を退職した後になって、社長の横暴が激しくなってきたので社員が「株主の権
利」を行使しなければならない事態が発生して、初めて私が埋設しておいた「地雷」の威力
が判明して、その吝嗇社長は頭を抱えて呻吟したと言います。
あの人(私のこと)は怖い人・・・と言いふらしていたようですが、元を正せば自分が吝嗇であ
るからであり、わたしに罪をかぶせようとするのはちょっとお廉ちがいではないでしょうか?
近年流行した言葉でいいますとその秘策は「毒饅頭」ということになりましょうか?
毒まんじゅうも時によりけり・相手によりけりで結構効果があります