28.10.13 子供の貧困 NO.1311
資本主義社会が高度に発達して富裕層と貧困者の格差が拡大し、安定した社会の制度そ
のものを危うくするほどになっています。
中でも子供の貧困は重大事です。 日本の国はDGPでは世界第三位の経済大国ですが、
子どもの6人に一人が貧困状態にあってOECD諸国のうちでもっとも貧困率が高いのです。
貧困は世代を超えて連鎖するばかりでなく、国民所得を引き下げて国の税収を逓減させる
とともに、犯罪を誘発し生活保護所帯を増やします。
その結果国の財政は衰退の一途をたどり、破綻の危機に瀕することになってしまいます。
反対に子供の貧困をなくすための教育や・生活環境の改善のためにお金を使えば、その効
果は絶大で投下した費用の何倍にもなって還元され、国家財政にも多大な貢献を持たれせ
ることになります。
他人の子供が貧困であろうとなかろうと自分には関係のないことと思われ勝ちですが、犯罪
が増えたり・生活保護者が増えると、国民の税負担が増えるのは当然です。
子供の貧困を他人事と考えないで、自分自身のことと考えてその対策に対しては可能な限
り協力をしないと国は破綻してしまいます。
* 「子供の貧困が日本を滅ぼす」青柳 光昌ほか著 を参考にしました。
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