30.09.17 仁 義 NO.2019
「仁義」と言えばヤクザもんが初対面の相手に行う一種独特の挨拶の形式
・・・と一般に思われています。 しかし、いまどきのヤクザは映画に出
てくる様な面倒くさい仁義(あいさつ)などはしないでしょう。
時たま、襲名披露のなど報道される場合もあるでしょうが、暴対法がそれ
なりの効果を発揮して、この種のセレモニーさえ減少したのではないかと
思います。
ところが堅気の社会でこの「仁義」という言葉やしきたりがいまだに生き
ているのです。 警察制度は都道府県単位であり、自分が担当している区
域外に出向く場合は、所轄署に対して菓子折りなどの手土産を持って挨拶
に行くのです。 つまり「仁義」を切るのです。
そうしないと、管轄内で他の警察官が警察権を行使することになり、縄張
り争いになるリスクがあるからです。
悪いこと・古臭いことはではないと思います。
「仁」とは人が二人と書きます。 人が二人いると、自ずと守るべき
「道義」は必要になりますから、人間関係においては「仁義」が必要では
ないでしょうか?