30.09.23 木 NO.2025
「雪の重さを はねのけながら 背伸びしたかろ枝も葉も・・・」私が大好
きな「年輪」(北島三郎)です。
さて、その「木」ですが生育の環境・立地位条件などによって、同じ種類の木
でも性格の異なったものに成長するものです。
尾鷲と吉野は地理的にはほとんど近いところにありますが「弁当を忘れても傘
は忘れるな」といわれる程降雨の多い尾鷲側の木材は、ずいぶん成長が早く、
むしろ早すぎて木質がもろく、建築用資材としては安ものになります。
一方の吉野は建築用資材として使用する資材を育てる環境としては、わが国有数
の土地柄です。
木曽三山の杉が良質なのは、山が険しく樹木は天に向かって伸びるから良質な木
材に育つのです。
さて、人間も世の中のくだらない事象に心を奪われて生きるのはなくて、仕事や
家庭や自分の健康に十分に注意して、まっすぐ天に向かって伸びることが大切な
のではないでしょうか?