30.09.21 桐 NO.2023
「木」に「同」と書くのは草と同じ速度で成長するが「木」なんだという意味。
木質がひ弱なために建築資材には使えませんが、湿気が多い時期には湿気を排
出し、湿気が少ない時期には湿気を吸収するところから、タンスの材料として重
宝されてきました。
いまでは「桐」のタンスはあまり見かけなくなりましたが、この性質が見直され
て、押し入れのスノコなどに利用されています。
昔は女の子が生まれるとその家では桐の苗を植樹したそうです。
そうすると、その子が嫁ぐころにはタンス・長持一式が作れるほどの「桐材」が
できたのです。
今の住宅事情では桐を植樹する場所の余裕はありませんが、今の若いパパやママ
は、子供が大学に入るころになって学資に困らないように、オギャーと生まれる
ときから学資積立をはじめたらどうでしょうか?
給料は上がらない・会社がいつ倒産するかわからない・・という不安の時代です
し、80年生きてきた老骨が言うのも「お前はそうやってきたのか!?」と反論
されそうですが、それができなかったからこその教訓です。