R 01.08.03 あ と 講 釈 NO.2315
「講談師見て来たような嘘を言い」 という言葉があります。
でも今時講談師とか浪曲士という芸人は絶滅危惧種になりつつあります。
それでも根強いファンがいて脈々と続いています。
講談では源平「壇ノ浦の合戦」とか、千姫大坂城出脱出とかを、さも見
て来たかのように語り、浪曲でも清水次郎長伝など口先一つで語って聞
かせ、なんの映像も音響効果もなしに、観客の想像力を巧みに描き立た
せてテレビや映画よりもリアリテイに表現して熱烈なファンを持ってい
るのです。
ところで「あと講釈」とは、野球の解説者などはよくやっているあれです。
「あの時はバントとじゃなくてピットエンドランだった」とか「あの球を
見逃しているようじゃ4番打者とはいえないよ」など云々です。
それなら自分でやればいいのにと思います。
今の世の中そういう人が多すぎる。
反省は必要ですがあと講釈はなんの役にも立ちません。