R 02.09.29 一宿一飯 NO.2796
昔の流れ者(ヤクザ)や旅芸人などで、宿屋に泊まるおカネ
を持たない人たちを一泊させて夕飯をあたえる行為で、恩恵を
受けたものは、いずれかの時期にはお返しをするというしきた
りがあった。
ヤクザならば宿泊中に宿主の敵に襲われたら、命を投げ出して
でも戦わなければならなかった。 一宿一飯の仁義。
こういう宿泊所には、一般的にはテキヤ(行商露店業)や旅芸
人が多く、なごみに家のスタッフにも、郷里ではそういう人を
宿泊させたいたという人がいました。
都会でも、同僚だったIさんの実家では、昭和40年代までそう
いうことをいたという。 最近ではそういう民間の相互扶助の
習慣はなくなり、専らネットカフェとか漫画喫茶になってるよ
うですが、人間が最低限の生活ができるような公的な施設が必
要ではないか?