小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

時代劇

2021-04-05 20:07:20 | 日記

  ℝ03.04.06    澤田 ふじ子 NO.2982

  澤田ふじ子という、面白い時代小説を書く作家がいました。彼女の作品

はほとんどすべて読みましたが、今は引退して娘の澤田 睦子が書いてい

ます。  娘の作品は全く読んでいません。 彼女の小説は面白いのも一興

ですが、作品の随所に彼女の人生哲学ともいうべき言葉がちりばめられて

いて、それを知るのも楽しい。 「店が繁盛すれば賢い主は頭を低くする」

が「傲慢になり我がままになるのは馬鹿の証拠」とか「徳川幕府は親孝行を

美徳とし・孝行者に褒美を与えたのは、巧妙な老人対策だった」など。 本来

幕府が面倒を見なければならない福祉政策を、カッコよく領民に押し付けた

7ものである。 などなど、まさに慧眼というべき思考がある。 知らないだ

けかもしれませんが、最近こういう作家が少ない。