２7.05.18 カ メ ム シ NO.799
小学生の昆虫図鑑の中に「カメ虫」という昆虫が載っていました。
私が少年のころは大阪市内でも多くの昆虫がいて、このカメ虫もいました。このカメ虫、おしりの当た
を棒きれでついてやると、３０ＣＭほどの高さに煙のような屁をこく。
その屁の匂いはメチャクチャ臭いのですが、面白がってよくいたずらしたものです。
カメ虫の正確な名前が解らなかったので、屁コキ虫と言っていました。
スカンクの屁が臭いことは衆知のことで、これをまともに食らうと気絶すると言われています。
益獣（保護獣）のイタチも窮地に陥ると屁をこく。 俗にイタチの「最後屁（ぺ）」といいますが、
これも無類の臭さといいます。
これらは窮地から脱却するためのやむを得ない防御の手段ですが、自ら相手を攻撃するためのもの
ではありません。
ところで、我が国民も悪政に対する最後屁を、いつかの時点で思い切り出さないと権力者はなかなか
反省しない。 攻撃ではなく防御のために。 １発かましたれ！
27.05.17 サ バ ン ナ NO.798
サバンナに生きる動物は、オアシスに水を求めなければ生きて行けない宿命があって、草食動物の
縞馬もその縞馬を喰う肉食のライオンも、一緒に住まなければならないという、呉越同舟の関係にあ
ります。
といっても、どの縞馬もライオンに食われたくないから、襲って来れば逃げもするし、一団となって頭
を付き合わせ外側に向かって足を跳ね上げる防衛策も取る。
でも、結局は力が尽きた老馬や体力が劣る仔馬が防衛線から脱落して、ライオンの餌食になる。
生贄が決まったライオンはそれ以上食わない（襲わない）と経験的に知っているから、縞馬たちは逃げ
もせずに、ライオンと一緒に並んで水を飲んでいるという光景すら出現する。
一般に自然界の動物は必要以上の物を捕らないし貯蓄もしないが、人間はそうは行かない。
使っても使っても財産は減らないどころか、日々増え続けるという人もいる。でも、そういう人に限って
ますます金儲けにまい進して蓄財するから、貧乏人はますます貧乏になる。
・・・ということは、万物の霊長なんて勝手に言ってる人間って、あまり利口ではないのかもしれない。
27.05.16 三 行 半 NO.797
「みくだりはん」は離縁状のこと。 「出て行ってくれ！」「お前とはもうこれ以上一緒に暮せない！」
知人の某氏が２回目の奥さんに告げた最後の言葉です。
奥さんにとってはわが耳を疑うような青天の霹靂だったのでしょう。
某氏自身だって褒められるようなことはないもないが、某氏の言によると奥さんは前夫との間に設け
た子供に金を惜しみなく注ぎ込む・家事放棄で遊興三昧・買い物中毒でデパートからに請求書が毎
月ウン十万円も来る。
一方の某氏も負けず劣らず遊興に耽り、その上不倫、そんなことやっているから仕事は激減、雪だる
ま式に増える借金の山。 「こんな生活子もうイヤ！」という段階まで転げ落ちた。
そうなったら、もう止めて止まらぬ貧乏街道まっしぐらの転落。 世の中、年甲斐もなくどうしようもない
人もいるものです。 でも、どなたかが言っていました。 他人さまはどなたも先生。
そうですね。 心の緩みがそういう転落につながるっていう「反面教師」
＊結婚について
一度目は義務 ２度目は愚行 ３度目は狂気 ４度目はありませんが、しいて言えば「犯罪」？
どこかの国の格言です。
27.05.15 金 切 り 声 NO.796
金属をこすり合わせたようなキ－ンという不快な音が満ち溢れています。
私はほとんどテレビを見ませんが、たまにスイッチを入れるとそういう音（声）が飛び出してくる。
民放の女子アナはどうして１オクターブも高い、あんなキンキン声で興奮したような口調で話すの
でしょうか？ 極めつけはジャパネット「たかた」の社長とおぼしき人のＣＭです。
女子アナに劣らずキンキンの金きり声でやっている。 不愉快千万。
声の大きい 奴だけが 勝って得する 世の中さ 男の意地は どこにある 浮いた世間に
媚を売る メダカみたいな 奴ばかり 美空 ひばり「残侠子守歌」にある。
また、そのほかにも声高で発言し、人の意見を聞かないで自分の言いたいことだけをわめいてい
る、品格のない政治家やタレント・評論家という類の人たちにもうんざりする。
人の意見を聞き終わってから発言するという最低のルールさえわきまえていない。
そんな連中がマスコミを占領している。 だからテレビなんか見ない。
見忘れたら残念というような番組はない。
27.05.14 マ ジ シ ャ ン チ ヨ イ ス NO.795
マジシャンが二つのグッズを持っていて、そのうちの一つを使ってマジッをする。 使うネタを観客に
選んでもらう場合「右ですか？」「左ですか？」どっちをつかいますか・・と質問する。 観客が右と
答えれば（右に仕込みがある場合は）解りました…と言って右のものを使用し、「左」と答えば「客席か
ら左はマジシャンの右にあたるから、解りました」…と言って右にあるネタを使う。
つまり、どちらにしても右の(仕込みがしてある)ものを使うのであって、観客に選ばせているのは形式
だけであって、実際にはマジシャンが使用するものを（強制的に）自ら選らんでいるのです。
これをマジシャンチョイスと言います。 手中の小鳥が生きているのか、死んでいるのかを問う少年の
逸話、川を渡りたいうさぎに向かって、ワニが「お前を食べたいと思っているかどうか当てたら渡らせて
あげる」という設定の逸話と同じで答えは最初から決まっているのです。
政府がやっている審議会・調査会・諮問機関なども、国民の声を吸い上げるというゼスチャーを演じつ
つ、医療費を切り詰め・年金をカットし・消費税を引き上げて、国民の富を収奪しているが、この種の審
議会なども一種のマジシャン・チョイスそのものように思えます。
マジックのダマシは罪がないけど、政府がやるインチキは罪深い。
