雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

網走徒然 2

2017-02-19 00:16:03 | 凄い
次回。昭和の大名優、高倉健さんの大ヒット映画
「網走番外地」ゆかりの地へと。。
つづくのです......



「わしゃぁ、不器用ですけん。。」
......なーーんていう、
朝一番の網走市役所でのミーティングを終えて。
その後、市役所の方々がセットしてくれた網走刑務所へと、
一路、向いまする......



正確には「博物館 網走監獄」と言うのだそうです。
刑務所施設としては日本最古。
同木造では世界最古となる建物は放射状に作られていて、
中央の「見張り小屋」から全ての練を見渡せるように作られています。



ちょっと、ホテルにフィットするような設計思想。
「こんなホテルあってもいいなぁ......」
ナドと、思ったりなんかして。
実際、案内の方に聞くと、どこかの刑務所が
ホテルにリニューアルされてオープンするらしいのですけど........
ほぉぉ......







こら!o(`ω´*)oおまいら!
夜中に騒ぐんじゃねー!!みたいな。





全国の刑務所の約一割が集まるのが北海道。
なぜに?と聞くと、昔、政府の指針もあって、
受刑者は道内の土地の開墾や街造りの労働力として考えられ、
送還されてきたのだそうです。
それで北海道には刑務所が多いらしく。



こちらは「鏡橋」。
刑務所の外塀に沿って流れる網走川に架かる橋。
受刑者にとっては収容される時と出所の時と、
必ず渡ることになる橋だそうで。
それで、誰とはなしに、

「川面に我が身を映し、襟を正し、
心の垢をぬぐい落とす目的で岸を渡るように」

などと言い出したところから
「かがみばし」と呼ばれるようになったのだそうです。
しかし、個人的にこの地で一番印象的!だったのは、
この掲示板で......



「破獄」という有名小説のモデルで、
テレビドラマにもなっている昭和の大脱獄王
「白鳥由栄(しらとりよしえ)」さんの言葉だそうです。

「人間の造ったもは、必ず壊せるんですよ」

なんだかキュンキュンします。
キュンキュンしたので、
ココにしか置いてないという彼の人生を書いた伝記小説
「脱獄魔」を買いました。
本のコピーは

「読むのはいいが、入っちゃなんねぇ」

キュンキュンです......



26年間の服役中に4度もの脱獄を成功させた人。
脱出不可能と言われたこの網走刑務所では、
食事で出される「味噌汁」を密かに乾かして作った塩で、
半年かけて牢の金属を錆びさせて壊していった......と。
最後は東京で
「もう疲れました。。」
と、逃げることもせず捕まったのだそうで。
地球という、もしかしたら牢獄!?みたいな星と、
この刑務所が少し重なって見えてきたりして......

「プリズンブレイク」的で「ショーシャンクの空」的な心象風景......

いつか、広い世界にでてやる!

いつか、この重力から解き放たれてやる!

......って、ね。。

最近の刑務所のモデルルームも。
今や冷暖房完備。
こんな綺麗......



ここに住みたくて戻ってくる人もいるとか!?いないとか!?
「監獄歴史館」内にはシアターもあるのですな。
色々と観光設備も充実してるでやんす。



次の移動前にランチを、と。
未だオープンしたばかりだという「監獄食堂」なるレストランに。



現在の刑務所で出されているものと同じメニューだという
「監獄定食」なるものを。



その後、天都山という山の頂上に在る真新しい博物館
「オホーツク流氷館」にも伺い、館長さんに御挨拶。



その館長さんがやたらめったらおすすめするコチラの流氷ソフト!
をご馳走になり......オリジナル!で作っているそーなのですが......



確かに!Σ(●゚д゚●) なんじゃこれ!?
メタクタ美味しいやんけ!
ただでさえ美味しい北海道牛乳のソフトクリームに、
とても淡く溶け込んでるキャラメル。
そこに青い色をした天然塩がパラパラと降りかけてあって.....
なんだこれ!?
斬新な美味しさ!
オススメするのわかるわんわん!

そんなふうにワンワン!もしちゃう網走徒然。

いちおーですね、ま、僕さんですから。

この日の早朝。
市役所打ち合わせの前。
みんながまだお布団にくるまっている頃。
この地を守護する「網走神社」さんに、
チョイとお呼ばれしてまして......
お酒を持ってご挨拶を、と。ええ。ええ。



祭神は海の守護神、
宗像三女神(むなかたさんじょしん)さん(^^)
大好きなタゴリ姫さんも。真っ白な雪がとてもよく似合う素敵な神社さんで。



早朝で、だーれもいませんの。
「北海鎮護」!



山海の幸!と言えば......
隣の護国神社さんの方には七福神さんもいて。
後々の時代に加えられた信仰でしょうか......



さてさて、
ここまででお気付きの方もいらっしゃるとは思いますが......
刑務所内の写真は結構キツイっす。
ダメな人には本当に申し訳ございません。
載せたものは軽めのものにしてはいますが、
何卒のお許しを......

まぁ、しょーじき。
「刑務所」から戻って五日間は微熱が出っぱなしで。
全然下がらず。
24時間寒気が止まず。
アチコチ体も痛みまくりで。声も出ず。
目も半開きのヘロヘロぷー。
もう、ずーっと、家では寝込んでいたのです。
でも風邪じゃないんですよね。これ。しょーじき。

刑務所を出る時、
橋の真ん中では僕さんの真上に沢山の鳶さん?鷲さん?
が集まって来ていて。
完全なるお見送り.....で。
その時はそんなことをスタッフさん達にも冗談的に、
然りげ無く言っていましたけど......
彼等は犯罪者であったかもしれませんが、きっと無念にも、内地......
本州以南の家や故郷に帰れないままに、
会いたい人にも会えないままに、苦しく、
ヤリキレナイ思いを抱えたまま、
網走の地でこの世を去った御霊(みたま)さん達が
かなり多くいらっしゃって。
それがケッコー、沢山、ついて来ちゃって。
アチキに。ええ。ええ。

「やっと本土に!ついて帰れるヤツが来やがった!!」

なんてワケでやんすから、こりわ、まぁ、
自分に出来ることはなんとかせねばなんねーどー......と。
まぁ、そんな御霊さん達が抜けて行くまで背負ってるツーのがまた、
ケッコー大変でして。ええ。

しばらくボロボロだったんす。アチキ。(T 。T)ぶぇ。

流石のチカラを持つみゆきちゃんなどからは、アチキは何も言ってないのに

「uzmetさんの体調大丈夫ですか?
私は凄い顔の人達が見えて怖かったので晴明水に入りました」

......なんて、心配メールなどを頂いちゃったりして。
流石でございますのね。
mikoちゃんやプリリンねーさんからも

「寒気が止まらない、、」

なんてメールが来てたし、会社の敏感女子さんからも

「uzmetさん!見たこと無いくらい真っ黒なんですけど!?
どーしました!?」

なんて言われちゃうし。
まぁ、こーなることはわかっていたので、
今迄、網走は個人的にはスルーして来た地なのですけど......
今回ばかりは何かの役周りなんだろーなー......と。
頭から覚悟はしていました。
しかし、この尋常でない体の震えから察するに、
きっとみんなスゲー寒かったのだろうとは思うのです。
体の痛む箇所を思うに、
きっと労役も大変な過酷さだったのだとも思うのです。
こっぴどく働かされて、温かい風呂にもロクに入れず。
ちなみに僕さん。東京に帰ってから五日間

「全食!お蕎麦だけ!」

食べてました。
皆さん、何より、
暖かくて美味しいお蕎麦を食べたかったみたいでして。

そんな感じでグズグズとしながら、
毎日少しづつお帰りしていただきつつも、
中には、おそらく、この世を去られた時、
お経や真言をマトモに上げてもらえなかったであろう御霊さんたちもいて。
そんな方々にはドドーーン!と、
沢山の大太鼓や笛や法螺貝までも合わせまくった

「こんなの聞いたコト無いやろーーっ!
ちょーぜーたくやでーっ!!」

ってなくらい派手なプレイをビシッ!っと聞かせてあげようかと。
しばしスケジュール調整の時間を頂いて、
深川不動尊さんに行くことにしたのですが......



流石!の不動さん。
慈悲深き法力。真言。
般若心境から御護摩修行まで。ビシッ!と。ありがたく。
お護摩中は自分の意識とは無関係に涙がボロボロ......
と溢れ落ちていました。
皆さんとても安心して、
それぞれの帰るべきところへ帰られた様で。(^ω^)
本当に良かった。
スグ近くの隅田川からは晴れやかに神がかったサインも頂いたので、
確信もいたしました......



「おぉぉーーい!頑張ったよぉぉーーー!
じぶぅぅーーーん!(σ´Ο`)σ」

ってな時に、またまた流石のみゆきちゃんメール、パート2が......

「故郷に無事に帰れたと思います!
辛くて悲しくて寂しくて......行き場所のない
どうしようもない思いが、
まるで自分のことのように伝わってきて苦しかったのですが、
スッキリしました。」

アッパレでやんす。。(@_@)
さらに同時にプリリンねーさんからも......

「◯◯◯の神曰く、、
uzmetに憑いてきたのは100くらいいたよ。今はいなくなった。」

なんてメールも。
二人ともアホウでやんす( ̄◇ ̄;)流石でやんすけど。
良い医者を紹介するでやんす。

そんな感じで、
このブログを見てくれている方々の力もしっかり借りて、
少しづつ、それぞれの帰るべき、
帰りたいところに帰る事が出来た様なので本当によかったのでやんす。
他にも、この記事を見てくれている幾人かの方々が、
本人無意識でも、
重荷を分け合ってくれていたこともしっかりと感じております。
そこのアナタ!
にアナタ!に、
あなたぁ〜〜んん♡
とても感謝しております。
ありがとうございます。

北海道をもっと発展させるには、
あの様な御霊さん達を大地に放っておいてはいけませんのです。
それが基本で最初のことです。
負の念が正の念を上回ってはなかなか盛り上がってはいけません。
大地を悲しみに染めてはいけないのです。
何人たりとも、そんな、大地を汚す権利などありませんのです。
今回の御霊さん達は、あの地に最後の最後まで残っていた、ワケありの、
責任感のあるレベルの高い御霊(みたま)さん達だった様にも感じています。
みゆきちゃんの言うように顔はめっぽう怖いですけど。
不動明王さんのようなもんです。
網走の雰囲気もこれからまた変わっていくのではないのかなー......
なんて......

しかし、勿論、網走の地の本当の神様は蝦夷の神。
アイヌ。ウィルタ。さらにはニブフ(ニヴフ)の民。
オホーツク文明を築きあげた皆さん。
フト見つけたアイヌのお守り、
ミニチュア「ニポポ」さんもリスペクトでお買い上げ。
こちらはでっかいニポポさん。



体の痛みと熱に悶える中、
蕎麦屋で鴨せいろをすすりながら改めて強く思わせられたのは、
僕らは深い歴史の上に今を生きている......
ということなのですね。(^^)






東映!ドーン!( ̄∇ ̄)/


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