雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

Reincarnation 3

2020-02-12 00:52:21 | 不思議














小鳥を助けた日の夜。
僕とコニャ(奥さん)は「パトン(PATONG)」という
賑やかなビーチ・タウンをそぞろ歩き、夕ご飯を食べて。
その後はホテルに戻り、夜のプールでプカプカと浮きながら、
街灯りがにじむ黒い海と明るい月とを眺めていました。





それは特に意味のある行動でもなく。
ただ単に食後のくつろぎに、と。そういう感じ。
月は確かに、ツカヘイさんの言う通りとても綺麗な満月で。
僕らは何の意味も無い、することもない、
心地の良いひと時をポヨポヨと過ごしていました。
やがて、眠気に襲われてきた僕らはホテルのお部屋へと戻り、
そのまま就寝。

......そして......

その出来事が起きたのは深夜の2時過ぎぐらいでした。
スヤスヤと完璧に寝ていた僕は、突然、誰かに!?
神様に......起こされたのです。

「これこれ。UZMET。ちょいとプールのある庭に来なはれや.....」

僕は、

「ああ......これ、、ツカヘイさんの言っていたことだろうな、、」

と、寝ぼけまなこをこすりながらベッドから起き出して、
隣のベッドで大の字になって悠々と寝ていたボケコニャをたたき起こし。
七部丈の、黒いアウトドア・パンツと白いTシャツで、
ホテルの中庭にある、誰もいない深夜のプールへと出ていきました。
プールサイドに着いて、コニャと上空を見上げてみると、
雲一つ見えない夜空に満月がキラキラと輝いていました。
僕の足元、右前の方には、
ツカヘイさんとキミさんとヤスケさんの気配......姿......も、感じられます。
皆、揃って、並んで、満月を見上げているようです。



「ノリトを.......」

ふと、月から.......
それは、ツクヨミ(月読尊)さんから......
言葉が降りて来ました。
ハナちゃんを迎えるのに、
僕の持っているアマテラス祝詞をあげて欲しいのだと。
足元のツカヘイさん達は、3童(わらし)とも、ただジッ......と、
満月を見上げています。
その横で僕は目を閉じ、背筋を伸ばし、しばし心を落ち着かせ。
タダ漠然とワケも分からず付いてきているコニャを僕の斜め後方に立たせ。
満月に向かって二度、御辞儀をし。
手を二度叩き、合わせ。
そうして祝詞を3回ほど、繰り返して捧げました。
時刻は夜3時ぐらいだったでしょうか。
皆が寝静まった、異国の南の島に立つホテルの、
誰もいない深夜のプールサイド。
僕はノリトを唱え終わり、礼をして、再び目を開けて夜空を見上げてみると、
何やら、月の周りにだけ、月を取り囲むように......雲が......
かかり出していました。






やがて、どこからか、
巨大な鳥の様にも見える雲が月の下に近づいてきて.......
写真は、形が崩れていった時にあわてて撮ったのものですが......



気がつくと......

僕の左足元の前に、

とても小さな、

女の子の座敷わらしさんがちょこん、と、

僕を見上げながら佇んでいました。

右の足元の方に並んでいたツカヘイさん達は、

彼らよりさらに小さな、その彼女を、

ニコニコとしながら見つめています。



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コメント (10)
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