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雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

イチロー備忘録 3

2021-12-11 00:50:30 | 凄い
プロ野球選手、松坂大輔さんの
引退セレモニーのニュース映像を見まして。
ライバルでもあったイチローさんが
サプライズで花束を持って現れた時には、
その時だけ、
松坂さんは涙を流していました。
見ていて僕もなぜか涙が溢れて来てしまいました。



やはり、松坂さんにとって
イチローさんは特別な存在だったのだな、と。



言葉を交わさなくても、
そこから伝わってくる二人の間の思いや絆みたいなものが、
僕の心をギューーっと掴んで、
温かい気持ちにさせてくれました。



「この二人、羨ましいなぁ......」



なんていう気持ちも。



しがない一般ピーポーの僕さんにとっても、
イチローさんというのは特別な存在ではありまして。
過去にも

イチロー備忘録
イチロー備忘録 2
「2020・0101」 3
Consistency
脱力 3
いつか、きっと

なんていう記事を記していたりもしましたが、
セレモニーの映像を見た後には、
お気に入りのイチローさんの本を引っ張り出して、
久々に、さらりと再読をしてみたりもしました。



「イチローの流儀」小西慶三さん著作。
かなり前に出た本ですが、僕が大切にしている一冊。
この本に出てくるイチローさんのお話は、
その中の言葉を違う言葉や、
自分に関する言葉に置き換えたりすると、
それがそのまま、
人生を歩む上での力となってくれるようなものでして。
その辺が僕がイチローさんを
「野球というスポーツの枠を超えた存在ではないか......」
などと思ってしまう所以でもあります。



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日本の一軍でプレーし始めた時から、
審判によってストライクゾーンが違うことに対して、
かなり広めの自分だけのストライクゾーンを決めて打つ様になった。
そうすれば審判によってコールされたりされなかったりという、
際どいゾーンを無理して打ちにゆき、
本来の形を崩すことが少なくなる。

————————ストライクゾーンに関して。
一定である様で一定しないものに惑わされない対策。
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シーズンオフは自分の体が野球をしたくなるまで何もしない。

————————トレーニング開始時期に関して。
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ウェイトトレーニングはたくさん筋肉がついて鏡に写った姿が
かっこう良く見えたりする。
でも、自分は95、96年と何も知らずにウェイトをやって
体のかたちが変わってしまい、
それまでできていた打撃がしにくくなった。
体を大きくしようとすることよりもむしろ走ることの方が大事。
アメリカの選手は日本の選手に比べて明らかに走る量が少ないので
下半身の怪我がすごく多い様に思う。
トレーニングは木と同じ。
葉っぱや幹とか、見えている部分よりも根っこが大きいものだし、
まず根っこを大事にしないといけない。

————————トレーニングに関して。
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日本にいたときも僕よりずっと若くてキャリアのない選手が
いろいろと聞いてくることはありました。
でも、ある程度キャリアを積んだ選手となると誰もいなかった。
こちらではロベルト・アロマーみたいに
もう3000本近く打っている人でも僕にいろいろと聞いてきた。
この違いはいったい何なのか。

————————試合後、時折起きるイチローを囲む会合に関して。
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優勝した後、チームがどんどん弱くなっていった。
それからは自分のモチベーションをどうやって保つのかが
最大のテーマでした。
そこで考えたのは、外的な要因のプレッシャーを感じていると
モチベーションは保てなくなるということ。
モチベーションが自分の中から生まれていれば
ある程度保てるのではないか、と。

————————プレッシャーとモチベーションに関して。
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なぜそういう結果になったのか、
その理由がしっかり掴めていないのに結果が出る。
その反対に、結果が出ていなくても、
なぜそうなったのかが分かっている。
その二つは全然意味が違うんです。
ちゃんと原因が自分でも分かっていれば、
結果はいずれ出る様になる。
そういう意味で、あの頃の自分は大変なスランプだった。
幸運にも結果が出ていただけで、
それがなければそのまま一発屋で消えていたと思う。

————————メディアに “不調” とかかれることに関して。
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あれは佐々木さんのリズム。
僕が同じことをすればきっと野球そのものに影響が出ると思うけど、
逆に佐々木さんが僕のような過ごし方をしても
絶対にうまくいかないと思う。

————————先輩、佐々木主浩投手との言動の違いに関して。
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何人かの選手から、自分の手掛けたバットについて
お礼を言われたことは過去にもありました。
でも、バットへの行為そのものを謝罪されたのはあの一度だけですね。

————————バット職人「久保田五十一(くぼたいそかず)」
さんの言葉。
一度だけ、感情に流されたイチローがバットを叩きつけ、
折ってしまった時の話。
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痛い、と思ったらこれですよ。(泥のついた25セント硬貨)
投げられるのは仕方ないけど頭に当たるとさすがに痛い。

————————「ザ・スロー」と言われる伝説のプレーに関して。
実は守備中に敵地ファンから投げつけられる沢山のモノが
怒りとなっていた、という話。
後に「レーザービーム」という呼称まで生んだ
伝説的プレーの誕生秘話。
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自分がイメージしている球を打ち返すことなんか滅多に起こらない。
実戦で本当に必要なことは例えば、
変化球を待っていながらインサイドにきた
真っ直ぐ高めをヒットにすることなのです。

————————投手のウィニングショットを打つ、
ということに関して。
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メジャーで、他のチームの選手やメディアが
“彼はいい選手だね”
なんて話すのを真に受けてはいけない。

相手がこちらに向けて耳障りなことを言い始めたら......
それが相手の本音だから。
その状態を乗り越えれば、それは本物の評価になる。

————————数々の批判や批評に関して。
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イチローさんのレーザービームが誕生した瞬間。
懐かしいですが、
上記した秘話を知って見てみると、確かに......
怒ってますでしょうか。( ̄ー+ ̄)ええ。
直後のしゃがんだポーズと表情の意味もとても良くわかるッス。
ちなみに、メジャー2000本安打を放った試合も、
同じく、このアスレチックスの球場。
衝撃のレーザービームプレイの日から8年後、
その時はもはや敵味方、選手、コーチ、観客も関係なく、
敵地であるスタジアムの人々全員が
長い長いスタンディングオベーションを送っていました。
イチローさんはヘルメットをとって
球場全体をぐるりと見回しながら挨拶。
メジャー移籍直後には
「身の危険を感じた」
とまで話していたメジャーきっての暴れん坊ファンのいる
オークランドの地で称賛を受けるなんて。
さすが、神と変わらぬ大天狗さん。(^^)Sugeeee----!


☆イチロー備忘録シリーズ☆
イチロー備忘録
イチロー備忘録 2


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