雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

欠点

2025-03-05 00:37:09 | 勇気
若くて果敢なその男性音楽クリエーターさんは、
オフィスで仕事の打ち合わせをした後に、
車で来ているので僕を家の近くまで送ります......
と言ってくれました。



「にゃぬ!?
それは楽ちんで嬉しいっす」

「いえいえ。
ちょうど帰り道の途中なので全然問題ないです」

「マジきゃ!?ありがとー(^^)」



そうして、しばらく車で走っていると、
そのクリエーターさんが最近ぶち当たってしまった理不尽!?
なトラブルの話になりました。
そのトラブルは本来ミュージシャンであり作家でもある彼が
初めて「音楽プロデューサー」として頑張っていた
プロジェクトの中で起きた問題のようでした。

彼はある女優さんの楽曲制作をすることになって。
その女優さんと共に幾人かでチームを組んで、
一緒に楽しく楽曲を作っていたようなのですが。
いざその楽曲を
「リリースしよう!」
となった途端に、突然、女優さんの気持ちが変わり。
せっかく作ったのに発売することが出来なくなってしまった......
というお話し。
作品は先の見えない「お蔵入り」となってしまった......のだと。
まぁ、よくある、ありがちなお話でもあるのですが。

ただ、その一件はプロデューサーとして頑張っていた彼に
大きなショックを与えてしまったようで。
彼としてはどうして?
あれだけ仲良く一緒に音楽を作ってきていたのに?
女優さんがココロ変わりをしてしまったのか?
とても悩み、傷ついてもいるようでした。
自分は何を間違ってしまったのか?
何か落ち度があったのだろうか?
と深く考え込んでいるようでした。



「僕はいったい何を間違ったのでしょうか......
わからないんです。いまだに......」

「ふーーーむむむ......」

「ずっと仲良くやっていたんですよ。
だから突然すぎて理解できなくて......」



僕はこんなお話をしました。



オレはさ、プロデューサーじゃん。
そのプロデューサーとしての俺から見ると、
君はとてもミュージシャンなんだよね。
素晴らしいクリエーターでミュージシャン。
ドラミングのセンスは抜群で、
凄いベースラインとかも持ってくるじゃん。
今日の打ち合わせでもそうだったし、
今までもずっとそう話してきてるよね。いつも」

「はい。ええ。
とてもありがたいっすけど.....」

「その君が持っている素晴らしい才能と、
プロデューサー業に必要とされる能力やスキル、
問題対応の方法論や実務って、
その君の素晴らしい才能やワークとは違うところにあるのよ。
言い方を極端にするとさ、
もしかしたら正反対の部分があるかもしれないということ」

「はぁ......」

「一つ聞くけどさ、
君は長所の反対ってなんだと思う?」

「???ああ、、、短所!?
ですよね?」

「そう。
じゃあさ、もし、
その短所が無くなったらどうなると思う?」

「??え?
ええーーーっと、、なんでしょう、、
うーーんん、、」

「長所がなくなるんだよ」

「えあ!?あぁ、ああ、、」

「そう思わない?
俺はそう思うんだけど。
長所の反対である短所を削ると、なぜか?
長所も削れてしまったりするものなんだよ。
反対のものだからだと思うけどね」

「ええ」

「長所って短所が生むものなんだよ。
君は君のクリエイティビティを伸ばすには、
短所も大切にしなければいけないのだよ」

「......」

「さっきも言ったけど、
プロデューサー業とクリエーター業は違うのよ。
君は俺からすると優れたクリエーターだから、
その視点で見ると、
その女優さんの問題は内容を聞いている限り
特に気にすることなんか何もないよ。
話を聴けば聴くほど君に落ち度なんて全くないじゃん。
クリエーターとしては完全な仕事をしてる。
100点満点。
だからそんなふうに悩んでる。
だけどね、
この世界には100点とってもうまくいかないことってあるんだよ。
沢山ある。そんなこと。
だから気にすることない。
満点をとってるんだから。
君は優れたクリーターだから。
そのクリエーターとしてのワークは100点。
でも、プロデュースワークに関しては、
プロデュース業をやっている俺からしたら50点かな。
話を聞いていると足りないところは確かに沢山ある。
そりゃ、最後はそうなる」

「......」

「とにかく、その50点の話より、
そうもしてしまった自分の短所を大切にしてほしいのよ。
それが何よりもまず先に君に言っておきたいこと。
失敗だったとか、ましてや!
欠点を無くそうとか思わないでもらいたいのさ。
無くさなくて良いものだから。短所は。
短所って、ただコントロール出来るようにすればいいのよ。
コントロール。
だからこの問題はクリエイターとしては気にする必要なんか無い。
女優さんてそんなものなのね、、と、
そんなふうに理解しておけばいいだけの案件。
誰も悪くない。
誰も間違っていない。
だから、そういうもんなんだ、と、
その理解だけで十分」

「......」

「もし、君がココからプロデューサーとしてやっていきたい!
と固く決心をするのであれば、
優れたクリエーター、
ミュージシャンとしての才能は無くしてしまうんだ、、、
という覚悟はしてほしいかな。
その覚悟を決めてくれれば
プロデューサーとして50点であった部分の話をしようか。
色々あるからな。それは。
君が想定していたかもしれない問題や、
女優対応のイメージや方法論が10あるとしたら、
その3倍ぐらいは君が考えておくべきであったコトゴトがあるけど。
どうする?
聞きたい?
プロデューサー業に専念すると決心する?
それなら話すし、
今から君を立ち直れないぐらいドン詰めしていくけど。
どう?」

「......」

「な。
君は優れたクリエーターなんだよ。
今は、ね。
しばらくはソレで進めばいいんだよ。
自分でもそう思ってるんだから。
だから気にするな。満点だ。
決して自信を無くすな。
そんな理解で良い案件」









——————昔。
とある神様にこんなことを言われたことがあります。



=======================
人は欠点を失うと長所も失う。
欠点があるから長所がある。
欠点は長所のためにある。
=======================



僕さんとしては、
今も大切にしている言葉であったりします。


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Shark

2025-03-01 03:58:50 | 素晴らしい
一旦、戻れ 2」という記事で



——————僕に関しては昨年末から今に至るまで、
神様モノの諸々が自然と刷新されていく状況となっています。
その刷新アイテム数が異様に多い年——————



などと記していましたが。
そんな刷新モノの1つに掃除機!なんてモノもありまして。
神様モノとは別なのですが、
昨年の冬至以降は何かと刷新モノが多くなっておりやして。
ええ。ええ。
長年使っていたダイソン(dyson)さんの
コードレスタイプの掃除機も昨年末に一新!
いたしまちた。

今回わ!

サメ!

鮫!

シャーク!

「Shark EVOPOWER SYSTEM NEOⅡ」

「エボパワー システム ネオ 2」



まぁ、正直、
これ以前のモデル迄はそれほどソソラレていなかったのですが......
今回のモデルは一度使うと、その使い勝手の良さに涙こぼるる!
ほどの感銘を受けてしまったのです。
ええ。ええ。

最高の使い心地。

即買い。

この小ささで......というか、
基本形式は充電式のコードレスハンディモデルなのに、
吸引力がとても強く。
あらゆることがワンタッチ!
となっている構造の素晴らしさは、
もう、グウの音も出ません。



ロングもハンディーもワンタッチ。





ゴミ捨てもワンタッチ。



ゴミシリンダーは水洗いも出来て、
外す時もワンタッチ。



ヘッドアダプターの取り替えもワンタッチ。



バッテリーの取り付けも、
取り外しもワンタッチ。



にゃんと!
予備バッテリーも標準付属!



予備充電バッテリードックもついてまする。
勿論、充電ドックもワンタッチ。



「ハイブリッド パワー クリーン」なる、
髪の毛やペットの毛などが絡まない構造のブラシローラーも優秀。
そのまま、まるまる水洗いも出来て、
外す時もワンタッチ。



更には「Smart iQテクノロジー」なる機能も素晴らしく、
吸っているゴミの量に応じて吸引力が随時変化。
吸引中のゴミの量も「緑・黄・赤」の色分けで一目でわかる
LEDランプが付いてます。



「緑だから、もう終了で良いかな......」

「黄色だから緑になるまでやっちゃおう......」

「赤!?
まじ汚れてる?
最低でも黄色まで持っていって、緑になったら終わろう......」

なんていう感じで掃除加減の物差しとしても使えます。
吸引力が強い故に音のラウドさはあるのですが、
音が気になる人用にワンタッチのサイレントモードも付いてます。



店舗などでとかく勧められがちな
「ゴミドック」なるものは僕さんに関しては必要性を感じず。
この立てかけドックで十分。
お部屋の隅にすっきりさっぱりおさまりまする。



しかし、最高の進化部分となると、
この指のかけられるトリガーがついたところとなるでしょうか。
小さなことですけど、
以前のモデルより格段に扱いやすくなりました。



全体的に他メーカーを遥か彼方に追いやるほどの総合力。
パフォーマンス。
デザイン。
素晴らしい。スゲー。
掃除という行動と感覚そのものが変わっちゃう感じの使い勝手。
シャークさんの地道な改善努力が結実したモデル!
と言っても良いのではないかと。
僕さん絶賛。
良きお買い物とはこのことっす。
ええ。ええ。
満足さん♪(^^)


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深呼吸

2025-02-25 00:00:34 | 面白い
少し心を落ち着かせてあげれれば......と。
つい先日、そんなふうに思った人がおりまして。
今回の記事はその時にその人と話していた呼吸法のお話なぞを
ここにも記し置いておこうかと。
僕個人としては日々とても助けてもらっている
心を鎮められる呼吸法で、
なんといってもとてもシンプル。
誰でも出来ますし、理解も出来るようなもの。
体調に対する良き効果も実感出来るようなものとも思いまする。
ちょー簡単なのでつ♪(^^)



よく言われているように、
基本は鼻で吸って、口で吐く呼吸。
以前記した「ウジャイ呼吸」の
僕さんアレンジバージョンとほぼ同じ。

それをより簡潔明瞭に磨いてきたもの。

鼻で吸う際は「背骨や背中側を意識」して。
吸った息を胸から丹田やお尻の穴♡の方に届くまで
体内を下方に落としていきます。

吐く際は、
吸った息を体の一番下......丹田より下あたりのところで
「背中側から体の前の方に回し出して」
そこからお腹、胸、喉、口......と、
下から上に上げていくようにしてゆったりと
長く吐き出していきます。
体の内側を息で拭き磨いていくようなイメージ。

息の巡りは全体では楕円を描き、
体の厚みの中で呼吸のエネルギーサークルが出来るイメージ。
図にするとこんな感じ☆(^^)



そして!
これをやる最大のポイントは!
首を後ろに適度に倒して、
胸をはって上を向いてやること!
なのです。
すると、あーーーーーら不思議!
このサークル呼吸がとてもやりやすい!
のでする。
ええ。ええ。
ほんとっす。
普通の首の角度だとできない?やりにくい?
ものが簡単にできてしまうのでする。
よく表現されている、
一般的に広まっているこういう姿勢や感じですと......







実はとてもやりにくいのです。
ココに記している呼吸法に関しては
少々難しいことになっちゃうんす。
上の図のような首を後傾させない普通の体勢の形でも
試していただけると、
このことがよくわかっていただけるのではないかと。
ええ。ええ。

そしてれでもってもう一つ、コツ!
的なものがありまして。
それは吐く時のイメージなのですが......





テッポウオ!
下から見たマーライオン!
的なイメージを持つと息を下方から上方に吐き出す感じが
掴みやすいかと。
頭が少し上を向いているとこの吐く形もやりやすくなりますし、
気のサークルも作りやすくなりまする。

口から吐く息は、
実質的には自然と下方向になるのですが、
イメージとしてはあくまで上方。
体内を下方から上げてきた延長に吐いていく。
「ふぃーーーーーーっ、、」
と下に吐いていても、
感覚は上に抜けていくような感じ。
顔を上に向けていると自然とそんなイメージにもなりまする。
なので、昔からよくあるこんな深呼吸のイメージや体勢が鍵!
ともなるわけです。



面白いのは、
人が空気の良いところで自然にやっている形や動きは
体にも健康にも最高に良い形なのだ!
ということがこんなところからよーーくわかったりもします。



それと、意識すべき大切なポイントがありまして。
それは、この呼吸をやっている最中に体や顔に緊張や
強張りを感じたら、
それはユルユルと解きほぐしていく......ということ。
よく起こるのは目の力みや頬(ほほ)周りの強張り。
肩や背中の緊張。
そんな部分に硬さを感じたら、
とにかくリラックスをして、変顔とかしながら!?
筋繊維を一つ一つ楽に解きほぐしつつ呼吸していくと、
更にエネルギーが体にサイクルしていきます。
もう一度、簡素にまとめますと......



胸を張って、顔をあげ。
鼻から吸って、背中側から下に降ろし。
丹田下で体の前に動かし。
そこから上方に向け、お腹、胸、喉、を通り。
斜め上に向いた口から吐いていく。
体の中で吸気がサークルで回る感覚が分かればバッチリ。



慣れてくれば立っていても、座っていても、歩いていても、
どんな時でもこの呼吸ができるようになります。
電車などでも普通にできます。
ジーンズを履いている時に前ポケットに突っ込みがちだった手が!?
後ろのポケットに手のヒラを外に向けて突っ込む方が楽!
なんていうような姿勢の変化も体感できるのではないかと。

この呼吸は酸素を取り込む効率が良くなるような感覚があって、
酸素を沢山使う脳が活性化するような感じもあります。
心身が落ち着き、軽々しくなったりもします。
とてもシンプルな呼吸法ですが、
とても良いものだと思っているのです。

ええ。ええ。

ちなみに、
この呼吸法に慣れてくると肺やお腹周りの体の中の筋繊維を
明確に意識できるようになります。
意識できると、
筋繊維をコントロールすることも出来るようになります。
すると、肋骨の一番下、
骨が途切れて左右に分かれる場所の真ん中、奥の方......
いわゆる「ミゾオチ」の奥の方......に、
点のような
「吸気と排気の力点」
を明確に作れるようになります。
こうなると、もう吸うことと吐くこととの違いや時間差が
不思議と限りなく無くなって、
「呼吸をしないで呼吸をしている」
ような状態や感覚も持てるようになります。
僕自身、その状態にするにはある程度静かに集中して、
少し時間をかけて作っていかないと出来ないレベルなのですが、
その形になると自らのココロの声も聞きやすくなったりもします。
とても興味深いのです。
ま、僕さんとしてももっと上手くなれるように
頑張っている最中ではあるのですが。
ええ。ええ。(^^)



がおーーーーっ!
マーライオンだぞー!
昔わ「世界三大がっかり」なんて言われてたんだぞー。
今はイルミネーションで色も変わるんだぞー。



空にドローンで出ちゃったりもするんだぞー。



真後ろには「小さいマーライオン」さんもいるんだぞー。



このチビ・マーライオンさんのあるところは
実はかなりのパワースポットなんす。
まじっす。
ええ。ええ。(^^)


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高いお米と高い海苔

2025-02-21 00:00:30 | セツナイ
このブログのトップページには直メアドもあるので、
日々、皆様から様々なメールを頂いたりもしているのですが。
その中で近頃とても多いのが

「最近、色んなことに絶望しています。
日本は終わってしまうのでしょうか......」

という、そんな感じのもの。
そして、そんなブログの直メールとは別に、
親しい友達からもLINEでこんな言葉が届いたりもしまして......

「ほぼひとりごとになってしまうのですが、、、
最近日本が終わってしまう危機感がすごいです。
もう乗っ取られてしまっているのかな。
戦争に負けてからジワジワやってきていたのでしょうね (o´_`o)
日本人の人間性?
日本人らしさ?良いところが失われてきているし、
どこ行っても海外の方が多くて、
経済的にも仕方のないことだと思いますが、
なんか辛いです(´;ω;`)」

そんなふうに思っている方には、
今こそ読んで欲しい記事があるにはあるのですが......



通貨戦争 序
通貨戦争 破
通貨戦争 急
通貨戦争 震
通貨戦争 離
通貨戦争 醒



この“現”日本国の問題は
「自立できていない国家政治体制」
に行き着くのではないかと思っていたりもします。
そして、なぜ?
この国の政治が自立したものになっていないのか......
を考えると、
国や国民の生活の為に......というよりも、
「単に職業として政治家をやっている人が多すぎる」
ということと、もう一つ、
「政治が経済に支配されている実態があるからではないか」
との考えに僕は至るのです。

企業や資本家がお金で職業政治を動かしている。

職業政治だから動かしやすい。

政治より財力のある大企業や資本家が主軸となる資本主義世界。

当たり前ですよね。

「資本」主義なんだから。

「今の民主主義」なんて資本主義をボヤかす為の造語でしかなく。

資本が大きなところの意図通りの社会作りが目指される。

今の日本の資本力では欧米、中国、ロシアなどには敵わない。

となると、
この国の政治を変えようと思うなら、
実は企業や資本元一つ一つの構造や精神や
志(こころざし)や目標を変えないと変わらない。
職業政治を志政治に。
構造の中で動く一人一人の志に政治改革もかかってる。

とても苦々しく思えてくるのは、
ここ20年の教育システムだったりもするでしょうか。
個人的には迷走を感じていたりします。
ま、誤解かもしれませんが。

それと、為替システムや金本位体制、通貨システム。
これらが新しい概念やシステムに置き換わっていかないと
大資本国にどんどんと飲み込まれていくのではないかと。
そんな資本主義というものは、
大資本を持つ国というものは、
勝者と敗者が分かれる世界を作りたいのだとも思えます。

富むものと貧しいもの。

搾取と見えないようにする搾取。

自由と正義の旗に隠せる支配構造。

数理的合理主義ゆえに格差も是としてしまう社会。

富むものは、
実はアチコチにスラムな街を作りたいのではないかと。

実は彼らはソレがあるほうが安心できる。

富むものは常に特別な椅子に座れて、
上に立つ自分という自己陶酔を感じながら暮らせる。
その贅沢な生活や物品に囲まれた快楽を
被搾取者層の人々にも程よくチラ見せしながら
「憧れ」なるものを喚起し。

「みんなこっちへ来いよ!天国だぞ!」

と天使のように微笑み、誘いながら、
寄り来るほとんどの人をふるい落とすというシステムや政策や
「夢を見れる構造」を敷く。
それを表現できるメデイアやプログラムさえあれば自らの席は安泰。
逆に、そんな夢を叶えた人はどこまでもスターに見せていき、
自然とそう見られるようにもしていく社会構造こそが、
メディア構造こそが、
資本主義が健全に機能している状態。

大谷翔平さんの年棒が3億円と994億円の後払い。

メッシさんの現年棒が31億円。以前は178億円。

テイラー・スウィフトさんの推定年収は180億円。

万博やオリンピックさんや
WHOさんの予算は何百?何千?億円。

あれも、これも。

そこも、かしこも。

その大金は社会格差なるものの象徴とも言えるものなのに、
スターの輝きに目を奪われて、
眩しくて本質を感じることができない。見せない。
霞む。

少し考えれば、
そんな資本主義社会における健全状態の中にこそ
人口減少や少子化の本質的要因があるのだとも思えます。
先のメールをくれた友達の将来や社会への不安の
根本にあるものもそんなことではないのかと。



あの人の暮らしは楽そうなのに、
自分の暮らしはどんどん厳しくなっていく。
この国で歳をとるということに不安がつのる。



押し寄せる海外の人の方が豊かそうで、お金があって。
様々なものの値段がそんな外国人基準へと釣り上げられて。
国は為替のコントロールすらもできず。
結果、自分逹が自国のモノモノすら思うように使えない。
買えない。
仕事や観光先のホテルすらもまともに使えない。高価。
お米も海苔も高くなり、
国民食のおむすび一つ買うのにも悩んでしまう。
なにかと買えない。払えない。
僕らはあとは飢えを待つのみなのか?



国とは何のためにあるのか?
その国を形作っているのは誰なのか。
なんなのか。

日本の良さとは他人を大切にするところにあって。
数字に表れない、
表層に見えていない部分を大切にするところにあって。
相互扶助の精神と、
強きものが弱きものを助けるという精神性を
多数の人が保持していることに基するような気もします。
そのような気持ちを広く、
多くの人が常識的に持っていた民族であり、
国であったのではないでしょうか。
多数決より参加者の全員一致を目指す会合。政治。
しかし、そんな日本や日本人の良き点こそが
弱肉強食を基とする資本主義では邪魔なものとなるのでしょう。

古の恐竜世界。

ジュラシックパーク。

そんな今の世に希望があるとすれば、
そんな恐竜社会は結局滅びた......という歴史的事実と、
僕ら日本国としたら、
世界中の良いコトゴトを取り込み合わせ、
我がモノとして独自に再生成出来る日本人の特性でしょうか。




政治を変えないと。
それには先ず自分の意識を変えないと。
とにかくそれがスタートで、
僕のような小市民にはそれしかできませんのです。



古い神は新しい神には敵わない......と、
そんなことをアチコチで言われたりもするのですが。
とにかくも、この国が民衆を横に置いた資本主義の中に
ドップリと浸かれば浸かるほど、
多くのものが海外資本に買われていくことは間違いの無いことかと。
正々堂々と強い軍備も持てない、持たないような国は、
もはやどこぞの国の属国となるしかないのかもしれません。

日本の神様方はその辺をどう考えているのか?

何をしているのか?

実のところ、
そんなことこそが僕が神様に心から聞きたいし、
知りたいことであったりもしますけど。
もはや日本的な良さ......他人への配慮や心遣い.......的なものは
どんどんと失われているようにも思えますし。
悲しくもなります。

神様は寂しくないのでしょうか。

即物的で反射的で、
弱肉強食形のキャラクターを持つ異文化人の流入と
生活者数が膨大になっていくのに比例して、
深い懐や優しさ、
他者への配慮心のある日本国民が肩身の狭い状況に
追い込まれてしまったりはしていないでしょうか。

穏やかだった住み慣れた街の雰囲気が
どんどん荒んでいったりしていないでしょうか。

合理主義ゆえに、
日本中どこに行っても街にある店やモノモノが
みな同じようになっていったりしていないでしょうか。




心配で不安がつきません。



星の時代ともなり、
全てを地球単位で考える時代だというのはわかっていますが、
日本という国に住む人間としてのアイデンティティはいったい、
どのように考えていくべきなのか。
国やアイデンティティなんてものは、
最早考えずに捨てるべきものなのか。
神様もそう考えているのか。
そんなことも教えて欲しいと願ったりもします。
しかしながら、
僕の知る神様からの答えというのはいつも曖昧で、
ハッキリとしないものばかり。
まったく、どうしたものか......

神様なんていないんじゃねーの!?

なんて。ね。

ええ。ええ。

何故?この国は貧相な方へと進んでいるのか。
僕らはよくよく考えた方が良いのではないかと。
これまでのこの国で人々を頑張らせ、
発展もさせてきたモノモノが
どんなところから生まれ来ていたのか。
そのベースとなっているものはどんなことなのか。
元々この国は大した海外貿易をしなくても暮らしていける
国土の豊かさも持っているはずで。
そんなことも忘れさせようとしているのか?とか。
なにかと今一度考え、意識もしたく。



親切が通貨になればいいのになぁ......なんて。



ええ。ええ。
おやすみなさいでつ。。(●´ω`●)


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南極のペンギン

2025-02-17 00:27:42 | 感動
「南極のペンギン」
かの大俳優、高倉健さんのエッセイ集。
つい最近出会った本なのですが、
とても気に入ってしまいました。

僕の世代では、
ケンさんはリアルタイムスターというわけではないのですが。
個人的な出会いの歩みとしては、
最初は劇場で「ブラックレイン」という映画を見て、痺れ。
鉄道員(ぽっぽや)」で泣かされてしまい。
過去作品を少しずつ見ていったり、
周囲の方々からのお話などを色々と聞いていくにつれ、
少しづつ、確実に好きになっていった方。
この本にはそんな敬愛するケンさんが記した
「10篇のお話」が収監されています。



構成的には絵本ともいえるような形。
散りばめられている絵は
「唐仁原教久(とうじんばらのりひさ)」さんによる
柔らかで温もりのあるもの。
文章は短くてシンプル。
どんな人にも読みやすく、わかりやすい。
しかし中身は深く、鮮やかで、温かい。
なにより凄いと思うのは、
全ての話が読み終わった後に心地良い余韻を生み出す......
ということ。
しばらく涙が止まらなかったり、
しばらく考え込んでしまったり。
ただただ心地良い感情に身を委ねてしまったり。

おそらく、それは、
ケンさんの人間性そのものの余韻なんだろうなぁ、と。
そんなことを思わされた本。

せっかくなので本の中にある言葉をホンの少しだけ。
抜き出しで。
前回記した「毅然(きぜん)」という記事に
リンクしていくお話しともなるでしょうか。
ええ。ええ。(^^)



=============================
僕の名前は高倉健。
映画俳優の仕事をしている。
もう40年以上も映画の仕事をしている。

(中略)

それから、さつえいのためにいろんな所へいった。
遠い町や、外国へもいった。
南極へもいった。
北極へもいった。
そこで、いろんなことを、見たり、聞いたりした。
そして、いろんなことを考えたりした。
これから、そんな話をしよう。
=============================



=============================
砂あらしににうずくまる君を、
現地の大人たちは助けない。
砂あらしにたえる力を、
子供のときから身につけさせるためだろう。
そうしなければ、この土地で生きていくのはつらい。
だから大人たちは見て見ぬふりをする。
君をおいてきぼりにする。
それも大人のやさしさだ。
=============================



=============================
「ここに住むと人を信じることができる」
ベーゼルさんはそう思った。
北極の自然は厳しい。
みんなが力をあわせないと生きていけない。
=============================



=============================
基地ではすべて、自分のことは自分でしなければいけない。
食事のしたくも、皿あらいも、トイレ掃除も......。
隊長みずからその規則をやぶって、僕らの無事を祝ってくれた。
スコット基地のひとたちが、最も大切にしているのは命だった。
=============================



=============================
ときどき、またハワイにいきたくなる。
「じょうだんじゃ、ナイよ」
というサムさんの口グセを、ききにいきたくなる。
=============================



=============================
生きているとつらいことや悲しいことがたくさんある。
ぼくもつらいことがあって、
比叡山の滝に打たれにいったことがあった。
そのご縁で、酒井大阿闍梨に出会えた。
=============================



=============================
馬に乗ったまま彼は、
被っていたテンガロン・ハットを片手でとった。
それを、地面にふわりと落とした。

「おれたちは旅から旅の生活だ。
この帽子を置いたところが、おれの住所さ」

彼はニヤリと笑った。
=============================



=============================
人生には深いよろこびがある。
骨になってもなお、別れたくないと思える、
愛するひとに出会えるよろこびだ。

人生には深い悲しみもある。
そんな愛するひととも、
いつかかならず別れなければならないことだ。
=============================



=============================
「わたし、お金がないの。お礼ができない......」

はずかしそうに少女はいった。
この画家はときどき病院にきて、
病人やその家族の顔をかいていた。
みんなわずかだが、お礼にお金をはらっていた。
それを少女は知っていた。

「お礼は、ほしいな」

画家は明るい声でいった。
少女は悲しそうにちらっと画家を見た。
わずかなお金さえももっていなかったからだ。

「君が早く元気になること。それがいちばんのお礼だよ」

画家はうなだれている少女の髪の毛を、やさしくなでた。
=============================



=============================
この国のおじいさん、おばあさんはおだやかで、
やさしい顔をしたひとが多い。
でも、どこかきぜんとしている。
じぶんのものさしを、きちんと持って生活しているからだろう。
=============================



=============================
この島で過ごしていると、
夜空の星の美しさにも感動する。
=============================



僕がこの本に出会ったのは「お祭広場」という食事処?
居酒屋?
的な山小屋さん。
群馬県は片品高原にある
「ホワイトリゾート尾瀬岩倉スキー場」
というスキー場のゲレンデの真っ只中にある名物小屋さん。





もう幾度も伺っているお気に入りの場所。
店内には沢山の本や漫画も置いてあって、
その中にポツンとあったものを

「ん?ケンさんの本?
へぇぇ。。こんなもの出してたんだ。
ちと読んでみようかな......」

と手にしたのがこの本を知った最初でした。



にゃんと!
このお店は美味しい漬物とお茶が自由にお代わり放題♪
この辺も名物店たる所以♪(^^)





僕さんのお気に入りは「もつ煮込み定食」



気持ちよく晴れた日には真っ白い雪のゲレンデの真ん中でも!
食べれます(^^)





スキー場もスケールがあって良い感じっす☆(^^)


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コメント (4)
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