今日(といっても、これは、6月30日のことですが)、『西の魔女が死んだ』を見てきました。先週は『アフタースクール』を見て、最近映画に凝っています。『靖国』を見て、久しぶりの映画に面白さを感じて、結構映画館にいっています。
アフタースクールは話題の徳川家定公(堺雅人)に惹かれてみたのですが、山本圭が突然太った叔父さんになって現れたので、最後まで演じている人が、誰かがわからなくて、びっくり。この俳優さんは上手な人だけど、見たことが無い人だなあと思ったら・・・・・私と同世代の、成蹊高校卒の人気俳優だったのです。
それにしても、『山本学と山本圭がテレビにぜんぜんでないなあ。もしかしたら、山本耕史という若手の演技派は、山本家の一員なの? それで、彼が当たっているから、世代交代して、叔父さん族世代は、もうテレビには出ないの?』などと思っていたら、その間に、突然、圭さんは太っていたのでした。
まあ、以上は軽い前置きとして、
『西の魔女が死んだ』は想像通りの映画でした。母親役の『りょう』という女優さんはもとから大好きですが、主役の少女がすばらしいです。純真な感じと清潔な感じと、ほとんど、演技だと思えない・・・・・自然なせりふの発声。・・・・・この映画の中で圧巻の存在です。
また、サチ・パーカーさんの最初の二、三のセンテンスは、わざと外人めいて(イギリス人だという設定だから)発音されていると思いますが、それは別として、それ以降の日本語のせりふが本当に自然で、驚きました。
特に、思いがけない部分としては、何故、学校へ行けなくなったかを、魔女(おばあちゃんに、説明する、せりふ、・・・・・たった、4行ぐらいの短さで・・・・・いじめの本質を説明しています。・・・・・)そこだけは、予測に反する見事さでした。私は原作を読んでいないので、余計驚かされたのだと思います。
「女子の世界って、難しいところがあるの」と、つぶやくように語り始める主人公。ゆっくり聞いてあげる魔女(おばあちゃん)
~~~~~
『西の魔女』は、しいて言えば、娯楽映画というより、真の教育映画です。楽しみながらいろいろな事を考えさせられる、教育映画です。私ぐらいの年齢になっても教育されました。あ、は、は。
まあ、褒めるばかりではリアリティがないので、ちょっとけなせば、この原作が創作をされたのが、いつなのかを正確には知りませんが、アイデアとしては、ターシャチューダーを髣髴とさせるし、それにしては、映画の中の花畑等が、ターシャチューダーの本物の庭に比べれば、急ごしらえだと、見えることです。
また、主役の二人が最も好きな場面だといった、孫を慰めるために、魔女がクッキーを焼いて、二回の寝室に持っていく場面で、お皿の上に三種類のクッキーが乗っていたことです。もし、冷凍庫に種が入っているのなら、最初の夜から魔女は、クッキーをご馳走したはずですし、この夜に急に焼いてあげたのなら、普通は、三種類はできません。
だけど、そういう欠点を越えて、上品だし、いろいろ考えさせられる良い映画だったと思います。
そして、私は演技者として、著述家として、大きな仕事をした、サチさんのお母さんのシャーリー・マックレーンのことも思い出しました。
2008年6月30日に書いて、送信するのは、10月3日 川崎 千恵子
アフタースクールは話題の徳川家定公(堺雅人)に惹かれてみたのですが、山本圭が突然太った叔父さんになって現れたので、最後まで演じている人が、誰かがわからなくて、びっくり。この俳優さんは上手な人だけど、見たことが無い人だなあと思ったら・・・・・私と同世代の、成蹊高校卒の人気俳優だったのです。
それにしても、『山本学と山本圭がテレビにぜんぜんでないなあ。もしかしたら、山本耕史という若手の演技派は、山本家の一員なの? それで、彼が当たっているから、世代交代して、叔父さん族世代は、もうテレビには出ないの?』などと思っていたら、その間に、突然、圭さんは太っていたのでした。
まあ、以上は軽い前置きとして、
『西の魔女が死んだ』は想像通りの映画でした。母親役の『りょう』という女優さんはもとから大好きですが、主役の少女がすばらしいです。純真な感じと清潔な感じと、ほとんど、演技だと思えない・・・・・自然なせりふの発声。・・・・・この映画の中で圧巻の存在です。
また、サチ・パーカーさんの最初の二、三のセンテンスは、わざと外人めいて(イギリス人だという設定だから)発音されていると思いますが、それは別として、それ以降の日本語のせりふが本当に自然で、驚きました。
特に、思いがけない部分としては、何故、学校へ行けなくなったかを、魔女(おばあちゃんに、説明する、せりふ、・・・・・たった、4行ぐらいの短さで・・・・・いじめの本質を説明しています。・・・・・)そこだけは、予測に反する見事さでした。私は原作を読んでいないので、余計驚かされたのだと思います。
「女子の世界って、難しいところがあるの」と、つぶやくように語り始める主人公。ゆっくり聞いてあげる魔女(おばあちゃん)
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『西の魔女』は、しいて言えば、娯楽映画というより、真の教育映画です。楽しみながらいろいろな事を考えさせられる、教育映画です。私ぐらいの年齢になっても教育されました。あ、は、は。
まあ、褒めるばかりではリアリティがないので、ちょっとけなせば、この原作が創作をされたのが、いつなのかを正確には知りませんが、アイデアとしては、ターシャチューダーを髣髴とさせるし、それにしては、映画の中の花畑等が、ターシャチューダーの本物の庭に比べれば、急ごしらえだと、見えることです。
また、主役の二人が最も好きな場面だといった、孫を慰めるために、魔女がクッキーを焼いて、二回の寝室に持っていく場面で、お皿の上に三種類のクッキーが乗っていたことです。もし、冷凍庫に種が入っているのなら、最初の夜から魔女は、クッキーをご馳走したはずですし、この夜に急に焼いてあげたのなら、普通は、三種類はできません。
だけど、そういう欠点を越えて、上品だし、いろいろ考えさせられる良い映画だったと思います。
そして、私は演技者として、著述家として、大きな仕事をした、サチさんのお母さんのシャーリー・マックレーンのことも思い出しました。
2008年6月30日に書いて、送信するのは、10月3日 川崎 千恵子