銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

横須賀の、幸福感に満ちた小さい家+双日と、みずほ、りそな銀行の合併後の命名について△

2013-06-01 21:15:17 | 政治
 本日も、通常の2万字とはいかない、短い文章で、終わらせてくださいませ。ただ、最初に「お茶を濁させておいてくださいませ」と、お断りをしましたが、睡魔をはねのけて、7963字まで、書きましたので、別にお茶を濁すというほどの、短さでもなくなりました。そして、メインは、横須賀の、地形的特徴から、社会学的特徴へ入るというお話です。それに付随して株の話ほか、いろいろと、あります。1日の深夜、(実際には、2日の午前3時まで)に、推敲がすみましたので、タイトルに恒例の△印を付けておきます。

副題1、『軍港には、海が深い事が、必要だったと思われる』
副題2、『一回アップした、土地売買の話を、急にひっこめたわけは、株の話が、さし障ると思ったからだ』
副題3、『双日の株、一万株が、どうして、さえている売買なのか?』
副題4、『探索の中期に、180万円と言う更地を見に行ったのだが』
副題5、『最初期に紹介された、オーナーチェンジ物件に、ここで、興味がわいた』
副題6、『花にあふれた四軒の家は、幸せそうに見えた』

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副題1、『軍港には、海が深い事が必要だったと思われる』
 
 主人は、呉の出身です。それで、話し合うのですが、地形的特徴が横須賀とそっくりだという事を。

 で、それがなぜかというと、明治時代に二つの主要な軍港として、そこが開かれた際に、海が深い事が必要だったという点で、共通するのだと思います。

 港とは、だいたい、砂浜のあるようなところには作ることができません。海岸線から、すとんと、海が深くなっているところが、必要です。

 この間、城が崎へ遊びに行って、つり橋から、眼下を見下ろすと、切り立った崖のすぐ下に、海があるのでした。

 真鶴岬、室戸岬、足摺岬、みんな、急峻な崖のすぐ下に海があります。

 あそこほど、急峻では、みなとさえできませんが、それでも、材木座海岸とか、大洗海岸とか、言うような遠浅の砂地では、良港は、できません。
 で、日本の国が独立していた時代に、富国強兵策が取られ、その明治時期の人間は、『坂の上の雲』ではないが、ともかく、いい仕事をしようとして、軍港として、将来、大きなトン数の軍艦ができても、寄港できるようにと、深い海を選んだのだと思われます。

 しかし、海が海岸線から、急にすとんと落っこちるという事は、反対に、陸もまた急峻だという事を指します。
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副題2、『一回アップした、土地売買の話を、急にひっこめたわけは株の話が、さし障ると思ったからでした』

 で、横須賀は、町が、急峻な崖の上にできており、石段で登るところがおおいのでした。で、車社会になった今は、そこの土地が安いのです。

 そこに、今回、土地を買おうとしていて、それが、どうなったかを、一回文章に書き、それを、アップして、その後、ひっこめてあります。理由は、一部分に、株の売買の話が入っていたからでした。

 「双日の株を一万株買って、売ったというのは、いいセンスではありませんか?」と言う部分があって、それが、株をやっている人にとっても、嫌味であり、やっていない人にとっては、なおさら嫌味であろうと思って、ひっこめたのでした。
 まさしく、次の日に大暴落が起きて、そこからずっと、二千円程度、暴落をし続けていますので、あそこで、ひっこめたのは、正解でした。
 と言うのも、それは、一種の自慢話ですが、暴落で、ひやひやしている人から見ると、単なる自慢では済まない話となり、いやみだなあと言う印象がさらに増すと思ったからでした。
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副題3、『双日の株、一万株がどうして、さえている売買なのか?』

 ところで、先日(=22日から、23日にかけて)は、それが嫌味極まりない話だったのですが、乱高下を重ね過ぎてしまって、大勢の人が、暴落に関しては、やや、不感症になっていると思われるので、かえって、居直ってはっきり、申します。ここで、どうして、双日の株、一万株を売買するのがさえている発想なのかを。

 双日というのは合併後の名前であって、もとは日商岩井と、ニチメン(日綿)実業という名前の二つの商社でした。それを合併後双日としたという事は、社会的事象に強い関心のある私でさえ、知らなかったほどです。と言うのは合併後の名前が、大衆的認知度が出ていないという事を指します。

 これはみずほ銀行も、りそな銀行も同じです。私は鎌倉に、富士銀行があって、ちゃんと、そこに口座を持っていたのに、合併後の名前が、どうもしっくりこなくて、結局は、駅の東側の銀行、4つばかりを使うようになってしまいました。駿河銀行など、みずほ銀行より小さいと思われるのに、昔から同じ名前なので、安心感があって、使います。

 その点、東京三菱UFJ銀行は、合併後も、うまい選択をしたと思われます。長ったらしい名前ですが、旧名が残っているので、安心感があります。

 で、双日はそれもあってなのか、どうか、本当の理由は知りませんが、株価が安いのです。私は総資金が、それほど、大きくはないので、ほとんどの銘柄を、一千株しか買いません。だが、双日は、商社としてはお安いので、一万株を買ったのです。すると10円上がっても、十万円になります。それで、随分とお得感が出るのです。だから、事投資(株価)に関しては、選択がうまかったといえます。
 で、このスピンオフから元へ話を戻します。

 その株の部分を取り去り、さらに推敲して、後日談も入れて、再度アップしたいのですが、
 あす、不動産やさんが、最終的なまとめ(解約)の事で、我が家へきますので、それが済むまでは、書かない方がいいと思われる事もあるので、本日は、一回、ひっこめたものを、再度アップするのでは無くて、
 その契約とは、関係のない部分を書いておきましょう。

 横須賀の、町が、急峻な崖で、できているという事をです。それは、すとんと、落ち込んだ海に続く陸地なので、陸地も、急峻に、セリ上がっているのでした。
 それは、無論のこと、戦前に開かれた、場所(旧市街地)を指します。戦後、開発された、住宅地は、土木機械も発達をしているし、また、横須賀の中心地を離れているので、湘南鷹取にしろ、北久里浜にしろ、野比にしろ、横浜と同じような、緩やかな傾斜の丘の上の、住宅団地なので、そこには特徴がなくて、そういう場所は、特別なお買い得品は見つかりません。
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副題4、『探索の中期に、180万円と言う更地を見に行ったのだが』

 私は、今回、自分に、一千万円以内の物件を見つけるという枠をはめていたわけです。そうすると、上にあげたような、戦後に開発された住宅街は、高いので、お呼びではないのです。が、ともかく、探しに探しているうちに、ある物件を紹介されました。

 それは、180万円で、100坪が買えるという更地です。紹介業者は、住友不動産。で、いつも夜の7時まで、不動産屋で、頑張って、データを取得して、そのあとで、懐中電灯を片手に、一人で、物件を見に行くという習慣にしているのですが、その日も同じ手法で出かけました。

 こういう人は、普通はいません。(笑)

 だが、私は、自分が買いたい物件が、不動産会社にとっては、カスみたいな安い物件で、儲けにならない事を知っていて、それで、人員をわずらわすのが嫌でした。とても、誠実で思いやりのある方ですからね。(笑)

 180万円という物件も、住友不動産が、ご近所さまに、ただで、差し上げますよと言ったほどの、足手まといの物件だと、その当該ご近所さまから、後では、聞きました。

 ゼンリンの地図を不動産会社で、コピーをしてもらって、それを、懐中電灯で照らしながら、探していくのです。今回あまりに何回も、ゼンリンの地図のお世話になったので、とうとうゼンリンの株も買ったほどです。(笑)
(そうですね。何十回と言っていいでしょう。好きな物件は、何度も同じところを見に行っていますので)

 で、カラーサインペンで、道順を示されている通りに歩いて行って、確かにお隣までたどり着いたのですが、どうしても探している土地が見つからないので、とうとう呼び鈴を押して、教えてもらおうとしました。すると、その人が親切に、「こちらですから、ついていらっしゃい」と、おっしゃるのは、なんと、そこの家の敷地を通るのでした。

 そこの家は、北側が、急峻な崖になっていて、そこに、きちんとしたコンクリートが幅1mで、打ってあり、そこを通るのでした。

 そして、当該の売り地に到達すると、実は、しっかりした別の道も、ある事はあるのでした。幅三メートルのきちんとした石段ができていて、あたりには、最近建てられたらしい住宅も、数軒あるのです。しかし、案内してくれた人が、「ここは空き家が多いのですよ」と、言うのです。それは、駅から遠い上に、その石段が、直登型で、しかも、200段はあるからでしょう。

 私は、その時点では、最後の物件(=六六〇万円の古い家)に到達する前だったので、『ここでもいいから買うか』と思いました。『180万円なら捨ててもいいし』とも、思って、危うく決断するところでした。

 ところが、その親切なお隣さんが、心配そうに「もし、あなたがここを買っても、新聞屋と郵便局は通してあげてくださいね」と言うのです。私は過去に、そういう家を使った事がないので、きょとんとしていると、「だって気の毒ですよ。一回降りて、また上がってくるのは」と、そのお隣さんは言います。確かにそうですね。200段の急な階段を、たった五、六軒のために、二度も、上り下りするのは。

 鎌倉の自宅も、石段が多いのですが、傾斜が緩やかだったり、踊り場があったりするので、息が切れるというわけでもありません。が、その180万円の土地は、毎日息が切れると思われ、『子供にも、たとえ、家を建てる練習台に使いなさいと言っても、これは、勧められないなあ』と思ったものです。で、買いませんでした。
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 ここで、余談ですが、住友不動産が、お隣さんに、「ただで、あげますよ」と言ったこの土地ですが、アベノミクス効果で、今では、もっとお値段が高くなっている可能性はあります。又は、とっくに売れているかもしれません。
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 しかし、この土地を見たことが、後々の、考察に大いなる影響を与えたのでした。二つの印象からくる影響です。

 一つ目は、他人の土地を通る住宅が、ごく普通の事としてある横須賀の街という特徴でした。
 二つ目は、空き家が多いという日本全体の特徴が、ここでも、さらに顕著に表れているという事でした。車社会になったので、石段で上がる家は、売れにくいのだという事です。公簿上は100坪もあるのですよ。そんな大きな土地を、お隣さんに「タダでも、いいから引き取ってください」と、大会社、住友不動産が言うなんて、ちょっと、ただ事ではないですから。それほど、転売がしにくい場所だという事でもあります。
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副題5、『最初期に紹介された、オーナーチェンジ物件に、ここで、興味がわいた』

 私がマンションを探さないで、あくまでも土地として利用できる古い家を探しまくったのは、普請をする事に興味があるからです。しかし、自分には、もう、もう一回家を建てるほどの、気力も体力も、資金もありません。

 でも、子供に土地だけを用意しておいてやりたいとは、願っていました。そこに大工さんに頼んで、注文木造住宅を建てる。それは、大きな勉強になるだろうと、考えて、将来子供が家を建てる事が出来る土地を、探してみたいと願っていたのです。無論のこと、過保護であり、過干渉であるとも言えます。それは、主人に何度も注意をされています。

 だけど、最初の家を建てるというのは、結構難しい事です。そして、やるべき事がいっぱいあります。経験豊富(?)な、私が、土地探しの部分だけは、手伝ってやってもいいではないかというのが、私の考えです。課題があまりに難しい時は、挫折しやすいというか、取り組み自体をしり込みしがちですね。それは、よくある話です。だけど、10個、関門がある課題でも、その関門が、5つなら、何とかなるというケースもあるでしょう。それを願っていたので、30坪以内の土地には興味がありませんでした。

 しかし、上にあげた、180万円の更地を見に行って、その土地が、ひとつは正式な進入路を通り、二つ目は他人の土地を通って入るという事を知って、急に最初期に、おおくの、不動産屋から紹介を受けた、私固有の、通称では、黄色い家と呼んでいるものに、興味がわきました。

 それは、最初にはまったく、興味をひかれなかったものです。

 理由は、・・・・・・
  *1、土地が小さくて、将来子供が、木造注文建築で、家を建てる事が難しい。
  *2、他人の土地を通って進入するので、将来もめごとが起きた時に難しい事となる。
  *3、家は、結構新しくて、すでに、借家人が住んでいる。いわゆる大家さんとなるために買う物件で、通称オーナーチェンジというもの。内心では、全く興味がないのだが、それを言ってしまうと、1000万円以内の物件は、少なすぎて、不動産屋さんが困るので、こういうのが紹介されても、黙って受け取っていたチラシの一つだった。・・・・・などですが、
 急に興味がわいて、行ってみました。

 ただし、これは、他人の家の敷地内を通って入るおうちですから、夜ではなくて、昼間行きました。無論のこと、不動産屋を介在させず、一人で行き、かつ、借家人さんに会うのも避けました。ただ、立地や環境を見に行ったのです。
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副題6、『花にあふれた四軒の家は、幸せそうに見えた』

 私たち夫婦が北久里浜に持っていて、貸していた家は、毎月の家賃が、7万円でした。最初は、11万円ぐらいで貸していたほど、条件がいい家でした。
 カーポートがあり、東南の角地で、正式な長方形で、60坪はあります。ソメイヨシノの大木があり、サザンカと、かなめもちの生け垣があります。家は、27坪でした。京急の駅まで、徒歩で、10分以内です。ここを子供にやって、ここに、実験的な家を建てさせればいいのですが、子供たちは、そこで育ったがゆえに、立地条件等を良く知っていて、いらないというのでした。

 どうも、マンション派らしいのです。そこを説得しないといけないので、私の夢も前途遼遠なのですが・・・・・元へ戻ります。

 今から見に行こうとしている家は、20段程度の、石段で上がる家で、しかも、駅へは、歩いて、15分はかかりそうです。『支配する坪数は、25坪。それで、家賃が6万円とは、大家さんにとって、随分と有利な商売ですね』と思いながら、現地へ行ってみました。

 道すがら、・・・・・『そういえば、日経新聞には、よく、<<<オーナーチェンジ物件で、利回りが、12%>>>とか言う物件が出ているが、それはたいていはワンルームマンションで、私が嫌いな広告の一つなんだ。だが、私が、今度の大冒険、および、探索で買うのは、結局そういう物件の一つとなるのか? ワンルームマンションではないのだけが、救いだが、うーん、ため息が出るほど、理想とは違ってきたなあ。この展開は』・・・・・と思いながら、現地へ行ってみると、
 驚いたことに、東西に細長い同じ敷地を共有する、4軒の家は、どこの家も花が好きで、植木鉢が一杯置いてあって、その上に花が咲き誇っているのでした。

 先に見た、180万円の更地に、通じる他人の家の通路は、北側に位置していると思われました。で、家の裏側なので、無論花の鉢などおいてはありません。そのうえ、北側なので、幅は、1m弱しかとっていないと思われ、かつ、一番、北に当たる部分には、きちんとした、フェンスなどはなくて、ちょっと油断すると、30メートルぐらいの落差のある右側に、おっこちそうな、怖い道でもありました。
 
 ところが、こちらの、オーナーチェンジの家(通称黄色い家)は、南側が、共通通路であって、同じようにコンクリート打ちをされているのですが、幅も、2m強はあって、十分に安全に通れるし、それぞれの家の前にある、幅5メートル奥行き、1mの鉢花壇が、我が家のそれよりも、満艦飾のレベルが、より華やかなのです。そして、選ぶ花が4軒とも、そっくりでした。パンジーを中心とした花壇ですが・・・・・

 その4軒の家は、失礼ながら、豪邸とは呼べない家です。だがほかに数々見た、1千万円以内の家に共通する、いたんだ家、荒れ果てた家、または貧しそうに見える家という雰囲気は、みじんもなくて、生き生きとした生活のにおいがして、かつ幸せそうに見えました。

 私はちょっと感動をしてしまいました。私が、物ごころついたときから住んでいる自宅は、すべて、門があるような家でした。実際には門扉が立っていなかった船橋の家も、敷地は、300坪ありました。自宅内に生えているすすきや、オミナエシを飾ってお月見をしたり、などという、自然を楽しむ行事を、母がいろいろやってくれました。塚田駅へ3分という至近距離なので、今では、マンションだらけみたいです。
 次に住んだ家は、99坪(日吉)、間にアパートやマンションを挟んで、60坪の北久里浜の家、そして、この鎌倉は、私道負担分や、大きな崖があるので、実質的には、35坪程度しか使えませんが、公簿上は、89坪あるのです。

 この通称黄色い家の様に、進入路を、共有する家など、初めてみました。だけど、住めば都で、人々は、優雅な暮らしをしていると、見えました。貧乏たらしさは、微塵もありませんでした。

 全く「目からうろこ」と言える感慨を得ました。こういう暮らしがあるのだという感じ。これは、横須賀固有の現象だと思いますが、
 新幹線から見える、関西に多い、密集した建売住宅(文化住宅と言う?)に比べて、崖があり、崖の上や、下にあるほかの家との距離感が、大きい、横須賀の家は、ぐっと、自由度が大きく、開放感に満ち溢れているのです。蒲田以北、品川あたりまでの、一戸建てよりも、小さいながら、風通しも良く、日当たりもさんさんとあります。

 今回の大冒険の中で、最も美しい情景のひとつとして、目に焼き付いている光景です。ただ、私がその家を買う気持ちはわきませんでした。他人が幸せに暮らしている家を、利潤追求のために買う。それは、理想ではないのです。いわゆるシャイロック風で、いやですね。

 私たちは、自分の元の家を貸していました。それは、鎌倉の家が石段で上がる家なので、足が悪くなったときのための保障として保持しておきたく、それで、貸していたのです。利潤追求のためではありません。

 最近、苦渋に満ちた文章、または、汚い世界の話が多かったのですが、本日は久しぶりに美しい情景で終わらせていただきたいと思います。だけど、あすの不動産会社との、交渉後は、またまた、暗闇の世界が展開するかもしれません。でも、それもまた、この現実世界の一面です。汚い部分があるからこそ、きれいな部分が際立つのです。では、
 なお、このブログの2010年から数え始めた、伸べ訪問回数は、1649933です。

        2013年6月1日  雨宮舜 (本名、川崎千恵子)
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