銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

出版に関する情報公開が無かったが、知識があれば、騙されないし、馬鹿にはされない。

2013-06-27 23:48:47 | 政治
懸案の続きがたくさん残っています。しかも、私は、疲労困憊しています。でも、今日は突然に、本を作る話をしたくなりました。

副題1、『本を出すと、ねたまれるか、どうかについて』

 焚書坑儒と言う言葉があるし、ヒットラーもまた本を焼いたという事実があります。だからこそ、本って、ひどく大切なものなのです。
 今はネットが盛んであり、電子書籍も盛んです。その時期に紙の本など、時代遅れかな?
 しかし、紙の本は、紙の本で得がたいよさがあります。そして、あなたが、無名のひとだったら、誰かが推薦してくれて、有名人になるのを待つよりもさっさと、ご自分でご自分の本を出した方が、人に自分をアッピールするという意味で、効果があります。
他人に自分をアッピールするというと、『あれ、あの人って、自己顕示欲が強いのね』と思われるかもしれませんが、

 誰もが、勝ちたいとか、お金を儲けたいとか、名誉をほしいと思っているわけでしょう。そういう望みを達成するためには、本もまたひとつのツールです。だけど、ここで、気をつけないといけないのは、本があたってベストセラーになるという事を願うと、落とし穴に落っこちるということです。
 そこまでの成功を願わず、まず、自分の知人や、友人に自分の多面性を知ってもらうというつもりで本を作ったらよいのです。

 高価なお洋服を着るのも、ひとつのアッピールですが、それよりもさらにおしゃれなのが、自分の本をさっと、しかもさりげなくプレゼントするという手法ですよ。

 だけど、本を出すという事はいい事尽くめではありません。あなたが、何かの組織に属していると、その友人や仲間から、抜け駆けをしたと思われて、妬みとか、いじめの対象になることもあります。だから、会社勤めが終わってから、一冊の本を出して、自分が人生で培った友人知人に配るという方法が、もっとも良い方法でしょう。
 『引退したので、暇ができたから、日ごろのエッセイをまとめてみました』と言うような添えごとをしながら、差し上げる。これが、ベストです。

 しかし、もっと若い時期に挑戦してみるのも、一法です。
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副題2、『テーマがまじめすぎると、本が出版できない』

 上に上げた、例は、あなたの文章が無難な類のものだった場合です。そして、私費出版の事は、世間に流布していて、あなたもご存知のことでしょう。だが、あなたがまじめな人であって、何らかの主張を世に問いたいと思った場合、なかなか、本が出版しにくいのです。

 『現代日本は民主主義国家であり、中国に比べると圧倒的に自由だよ』と皆さんは思っておられるでしょうが、実はさにあらずで、とても、隠微な形で言論弾圧が行われています。それはたぶんアメリカも同じです。で、マイケル・ムーア監督の手法が、私にはよく理解ができます。

 彼はテレビ番組を持っていました。レンタルビデオ屋さんに、たくさん置いて在るので、ごらんに成ると面白いです。その番組内で、まず、小手調べをしています。自分が主張したいアイデアを、まず、テレビ番組内で、やってしまいます。その上でそれを拡大主張する形で、映画を作っています。だけど、とても作りにくいテーマのものばかりだから、彼は突撃取材と言う手法をとっています。アポを取ったりしたら、絶対に応じてもらえないようなことを質問をして、答えを引き出すわけですから、すべて、練習はなしの一発勝負です。デモ、非常に疲れたはずです。だから、引退しちゃいました。

 私が、今ブログで書いているようなものが出版をしにくいのなら、それは、よく、わかるのですが、今まで、実際に出版したのは、すべて、政治の話ではなくて、世間話なのですから、非常に不思議ですが、そんな世間話でも、まじめなものは駄目らしいです。

 で、断られる場合、出版社の人は高飛車で、意地悪に見えます。とても、つらい思いをして、ダメージを受けます。それは、銀行マンが、エリートで、給料が高いのと同じく、出版社に入るのも、入社試験が難しいので、出版者の社員が、素人を見下す傾向があるからです。

 なら、自分で、本を作ってしまえばいいのです。それなら、誰にも邪魔されません。(笑)
 ただ、私の場合はパソコンが壊れるという形で、散々邪魔はされましたが、そこが芯の強いところで、すべて、戦っては、パソコンを直す方向で、生きてきたのでした。で、皆様がやった場合も、パソコンが使いにくくなるやも知れませんが、それでも、何とか、工夫をして、そこを突破してみてください。
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副題3、『本を出すのに、実際にはいくらかかるのか?』

 非常に小部数(たとえば、30部)でいいのなら、事務センターで、自分で作ってしまえば、一冊、3千円か4千円で、できます。だから、全部で、15万円でできます。、
、しかし、完成した本が華奢です。なんとなく素人っぽいです。で、親戚中に配るのなら、それでも、いいのですが、知人友人に配ると成ると、引け目を感じる外観となります。その上、事務センターは、ほんの編集も、制作(デザイン)も、やってくれませんので、相当に知識が深くないと、難しいことと感じてしまい、投げ出したくなるような手法でもあります。もし、途中で投げ出すことになったら、最初から、私費出版の会社に頼んでしまえばよかったとなります。で、最初の本を事務センターで作る事はあまりお勧めできないです。私の場合は、7冊目から、「それで、いいかな。華奢でも」となりました。(笑)

 で、私費出版の会社に行くことと成りますが、大体いくらくらいで、本を出版できるでしょうか。

 もしあなたに出版に関する知識が豊富で、しかも、出版社に知人が居る場合は、だいたい100万円で、出版できるといわれています。ただし、バーコードもついていないし、流通はしてもらえない。自分で配る。これはあなたが、アドビイラストレーターが駆使できるぐらいのレベルの場合です。私もアドビ・イラストレーターを駆使できるようになっていますので、
 総経費を大体そのくらいかけて、出版をしています。

 美術界の人間は、特に美大出身の人は、アドビ・イラストレーターが駆使できますので、だいたいそのくらいで、出版が可能みたいです。絵本とか、画集は、見かけは豪華ですが、厚い紙ですり、頁数が少なくなるので、100万円でできるみたいです。カラーの本とは、印刷に、一頁につき白黒の、4倍の手数をかけますが(CMYK方式)、本全体で、頁数が、四分の一だったら、それで、つじつまが合うでしょう。ラフな計算ですが、そうなります。

 あなたが、どこの出版社にも個人的なコネが無い場合は目いっぱいお金を取られてしまいます。見積もりを取らないで、表紙他に、いろいろな注文をつけたりしていると、あっという間に300万円になり、しかも本屋において上げますとか、新聞広告を出してあげますといわれて、浮かれているうちにあっという間に、500万円になったというケースも聞いています。

 私費出版で、歌集などを出す場合、たいていは箱入りで、表紙は、無地の布を使ってありますが、それは、所定の形式が出版社側にあって、それにのっとって、やっていくから、たとえあなたの本が、500部だったとしても、一種の大量生産につながるので、それをはずさない方がいいのです。

 で、それは、マンションなどの高いものを買う場合と同じく、あなたの方がかもとなっているケースです。金儲けの対象となってしまっています。それは、嫌ですよね。残念ですよね。そこで、見くびられないがために、自分で、本ができるぐらいの知識を身につけておくと、スムーズに、しかもお値段をぼられないで、本が出版できます。
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副題5、『まず、基本的なルールを覚えよう』

(イ) あなたの原稿は、必ず、テキスト形式で用意すること。

 理由は、印刷機にかけるようなデータにするのは、たいていは、印刷所に所属している専門のデザイナーがやります。そういう人に渡すデータとしては、テキスト形式で無いと駄目なのです。

(ロ) 編集を自分で、やっておくこと。

 誤字脱字が無い事は無論ですが、他に、文章の順序を考えておく。また、市販の好きな本を参考にして、前書き、目次、あとがき、奥付などのデータもきちんと、テキスト形式で、作っておく。


 ・・・・・ここから先が、この文章の肝に当たるのですが・・・・・
(ハ) 市販の好きな本を参考として、ワードの頁設定を駆使して、まるで、本当の本みたいな頁を作ってみること。それは、テキスト形式とは別に作ってみること。

 これをやってみると、全体が、何頁になるかがわかります。市販の本はだいたいが、4×6判と言う形であって、左右の余白が、18ミリで、上が、20ミリ、下が、20ミリ、で、行数が17行ぐらいで、フォントが、9ぐらいです。
 私費出版の会社は、大体、一律、一頁、一万円と標榜をしているところが多い模様なので、自分の心積もりができます。
 こういう作業の過程で、直したいところが見つかったら、最初のテキスト形式のところに、それを反映しておく。

 こういうところが自分で、本を作ってみることのもっとも大切なポイントです。自分の本を手塩にかけるという感覚がまさに生まれます。大切なのものだと言う感覚が生まれます。それが、一種の成功の鍵です。社会的な成功と言うよりも心理的な成功と言う意味で、成功と言えます。
 気持ちの良い本を作る鍵なのです。
 他人任せで、しかもその他人は、手なれたというか、手垢にまみれた、手法で、鼻歌交じりで、作っているだろうという本とは、どこかが、異なってくるところです。私費出版の会社は、お客を小ばかにしているところがあります。そういう精神で手垢にまみれた手法で、作られるとそれなりの本になってしまうでしょう。しかし、お任せするまえに、自分で、できる、ぎりぎりのところまで、煮詰めておく。それが自著を愛するということなのです。


(ニ)、全体を32の倍数で、作り上げると経済効率が高くなる。本とは、裏表にすり、しかも大きな一枚の紙に印刷をした後で、頁の大きさに折る。その後で、裁断をするので、必ず、8または、16の倍数であることが必要ですが、もっとも経済効率が高いのは、64の倍数で、作り上げることです。
 ここも、その数にあわせて、自分の原稿を長くしたり、短くしたりできるところです。

副題6、『その上で、印刷会社に持っていく。すると、大体100万円以下で、1000部程度の、本ができます』

 上まで、一人でできたら、そのラフ設計と、+テキスト形式のデータをすべて、フラッシュメモリーや、CDに保存して、印刷所へ持ち込みます。

 副題に書いたとおり、1000部から、2000部の本が、100万円以内で、手に入ります。ただしこれは流通部門は一切無いので、全部自分で配布するので、配布のための費用はかかります。だけど無名の人の本を全国展開しても売れないと思うので、自分で、いちいち配る方が、無駄にならないです。流通経路に乗せると、売れないと裁断されてしまうそうですし、私費出版の会社が、売るところまで、親切に手配してくれるのは無理だと思ったほうがいいので、こういう形式でも、実質的に、ご自分が持っている望みにかなうのです。

 印刷所ですが、あまり小さいところは、中間マージンを取って、大きなところへまわすので、できるだけ、中規模の会社を選ぶようにしましょう。大会社は、大手の出版社を相手にしなれているので、個人を小ばかにすると思います。で、中規模がいいです。

 私がたまたま、お願いをしたのは、恵友印刷と言う会社で、立派なホーム頁を持っています。大会社のそれより立派です。そして、社員は親切です。

 URLは、http://www.keiyu-printing.jp/ です。グーグルで、日本語入力でも出てきます。

 さらに熱意のある方には、PDF化を利用するという手法もありますが、そこまで、やると、これじゃあ、数年後には、死んでしまうわね』というほど大変なので、データの最終的なIT処理は、印刷所にお任せした方が楽です。

 印刷会社のデザイナーは、アドビイラストレーターよりさらに進んだ、アドビ・イン・デザインと言うソフトを駆使して本を作ります。で、玄人っぽい仕上がりとなります。いや、玄人そのものの仕上がりとなるのでしょう。

 ただし、私は今まで、その最終段階を他人(恵友印刷さんを含む)にお願いをしたことが無いのです。すべてをアドビイラストレーターで、自分で、処理しています。アドビイラストレーターって、それが発展して、インデザインと言うソフトができたので、前段階の(=古典的な)ソフトなのです。だから、手間がかかるが、最終地点としては、インデザイン処理のものに、似通ったものができるわけです。でも、玄人っぽいという段階であって、完璧なくろうと、風ではありません。

 では、今日はこれで。
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