我が家の猫は、小さい時に写真を撮ることをしていませんので、写真を撮られることが嫌いです。
ところが、ある日だけは、十分に、こちらに撮影をさせてくれました。両手を折っているのは、攻撃しませんよと言う意思を示しているのです。で、「引っかかないと約束するから、遊んで」と言っています。無言の声で、ただ、まなざしだけで、そう語っています。彼女は、私とライオンごっこというのをするのが大好きなのです。それは私が大きなライオン、猫が、小さなライオンになって、お互いに、思いがけない方向から、彼女をひっくり返したりするという、戦いですが、それが、彼女が大好きな遊びです。だから、目がランランとしています。
でも、毎日この目を見つめて、遊んでいるのに、その目を写真にとることは、長い間、不可能でした。
だから、これは、珍しい写真です。でも、その日、私は、50枚程度、同じスタイルの写真を撮っています。
この猫は、わが家には、2002年にやってきました。で、人間に換算すると、43歳ぐらいかな? それが、人間として、実年齢が、72才の私と真夜中に、野獣に帰って、ライオンごっこをするのです。あ、は、は。だけど、純粋な時間ですよ。とっても、純粋な時間です。そして、そういう時間を一緒に過ごすからこそ、このレディは、私を本当に愛してくれているのです。猫って、丁寧に飼っていると、愛情がとても深いことが解ります。蛇足ですが、小さい頃は、爪を隠すのが下手だったので、私の膝はいつも真っ赤でした。この写真では、左側にグレーの山みたいなものが見えますが、それが私の膝です。
ところで、本日は、ブログとして、長いものを書いている体力がないので、恐れ入りますが、この写真一枚で、お許しをいただきたく。
2015年2月13日 雨宮舜(本名、川崎 千恵子)
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