新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

ど~でもいい話:僕と木曜日

2009-07-09 23:51:10 | ど~でもいい話

こんばんは

 

今、帰ってきました。

 

今日も朝から晩まで気が抜けない感じで…非常に疲れました。そもそも急患、新患が6名という時点で外来がバタバタするんですよ。

 

 

そんな中、患者さんの一人が・・・

 

「私はですね、家庭菜園を持っていまして・・・」

「はぃ」

「朝は家庭菜園にいき、その後散歩で○○まで行き、そこで友達と話をして~~~」

つまり、それだけお元気ということなんですね

「そうなんです」

 

 

 

・・・・・・

 

 

「で、現在こういう薬を使っているわけですが・・・・」

「実はね、家内が・・・・・」

「・・・・はい」

「で、○○××で・・・・・・」

 

 

・・・その話は前に聞いたよ・・・・

 

 

「で、だから薬はあまり使いたくないというんですよね

「そう・・・」

 

・・・・・・・切っても切っても、話を続けてくるよ~

「わかりました。今のままでもControlはできなくはないので、あきらかに悪化してきたら必要な薬を投与しましょうね?」

 

この繰り返しで、すごく元気な患者さんに20分も使ってしまった

 

そんな時間は申し訳ないですけど、ないです。 この周辺施設に血液疾患を診てくれる病院がほしい・・・・。と言っても、市内にはほかにないしな・・・・・。

 

 

元気な患者さんほど時間を削減したいのです。申し訳ありませんが、再発した患者さんや急患、新患に力を割かなくてはいけないのに、元気な人の全く病気と関係のない話で20~30分使われると、他の患者さんに影響するんです・・・・。

 

そう思ってしまいましたが、その場では何も言わず・・・・(言えないよね・・・流石に)。

これがなければ、急患の患者さんの相手をもう少し早くできたのだが・・・・。

 

 

当然、食事をとる暇もなく気がつけば8時間経過・・・・。

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なかのひと 

外来自体は16時ころに終了しましたが(予約30名+急患、新患、飛び入りで6名)、お疲れモード・・・・。

 

 

一瞬立ちくらみがして、外来の椅子に深く座り込み・・・・

「う~ん、血糖値が足りない

 

なんて、つぶやいてみたり・・・・

 

 

 

その後、外科からの相談の患者さんの状況を確認し、検査などの方針を定め…そのまま医局へ行き、その後血液カンファに流れ込み・・・・今に至っております。

 

カンファ終了後、今日一日の全患者さんの状況を確認し、おかしな動きがあったかどうかチェック。

病棟の守備力が一番、木曜日が弱くなると自分でも思う。

 

 

そんな中、WBC<100で37.5度の発熱があったが、抗菌薬などが開始されていない患者さんをみて

お前、この血液検査見て何も思わないのか?

と思わず突っ込み。

 

すでにCRP5mg/dl・・・・。

 

「いえ、様子を見ていたら午後には熱が下がっていたので・・・

「この人は痛みに対してNSAIDsを毎食後に内服しているから、下がっているだけだ」

 

すぐに、培養とって抗菌薬をスタートしましたけど・・・・ そんな感じで、木曜日というのは僕にとって非常に疲れる一日だったりします。

 

 

明日もいろいろあるから大変なんですが、とりあえず今日はこのあたりで・・・・

駄目だ、今日は(も・・か?)も~疲れた。ちょっとしたら寝よう・・・

 

では、また。

コメント (2)
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