新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

現場の意見を聞き、統括することの必要性

2009-07-18 00:09:01 | 医療

こんばんは

 

今、帰ってきました。

日中は病棟業務、外来関係、バンクの関係の仕事をやり、その後ちょっとした勉強会に参加してきました。

 

 

そこで学んだことはいろいろ役に立ちそうです。

 

実はそこにはうちの血液内科の先生が教授以下全員参加していたのですが、月末の臍帯血移植の前処置を悩んでいたため、そこで聞いてみたのです。

 

しかも資料は今日作成・・・・w  のりですね・・ほとんど。

 

そこで得た知識をもとにいくつか論文をあたってみました。

 

基礎となる論文をはじめ、いくつかの論文を組み合わせてみると面白いことに気が付きました。それにあの薬剤の薬効を考えると…面白い。

 

やるからには必ず成功させるつもりで行きますが、今回の臍帯血移植は「大きなかけ」でもあります。そう言う患者さんだから臍帯血なんですけど・・・・。

 

勉強会から帰ってきて病棟の様子を確認し、論文を探して読み、それをもとに病院に提出する資料を作り・・・で23時半。

遅くはなりましたが、患者さんのためになりますし僕の知識も増えるので…頑張れますね。

 

そうは言うものの…疲れはするのですが。 いや、まぁ、しかし今日もいろいろ面白かった。

 

さて、今日の記事ですがCBからです

医療再生へ「現場の機能重視を」-日病・山本会長

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/23295.html  

日本病院会の山本修三会長は7月15日、国際モダンホスピタルショウ2009のオープニングセッションで、「医療再生への途を求めて-政府・地方自治体、国民、医療関係者の役割」と題して講演し、赤字病院の増加や医師不足などによる医療崩壊の現状を踏まえ、国による医療政策などが病院の経営全体に影響を与えていると指摘。医療再生に向け、現場の機能を重視する必要性を強調した。  

 

山本会長はまず、赤字病院の増加や都道府県別の医師数の格差などの現状を示し、病院が機能不全に陥っていると指摘。その上で、病院医療への主な影響因子として、医療費抑制政策や医師数の不足などを挙げた。さらに、米国の例を示し、「(米国では)国や上の人が一から十まで枠をはめてしまうと組織が動かなくなるという考え方で、大ざっぱに決めておいて、中の人たちが自由に動けるようにしなければならない。すなわち現場を大切にして、中心に動くような仕組みをつくらないとよくならないという考え方で、わたしはこれに賛同している」とした上で、地域や現場の自由度を大きくすべきと訴えた。そのためには、現場が働きやすい環境づくりなどについて、医療側から提案していく必要があるとした。  

 

山本会長はこのほか、医療再生への基本的課題として、医療の品質管理や「見える化」などを挙げた。 

 

医療の品質管理については、医学教育、臨床研修医制度、専門医制度の一貫性を持った「良い臨床医」の養成が必要とした。また、医療への信頼低下の要因として「国民から見て医療は見えない」ことを挙げ、国民への情報提供や説明責任の必要性を強調した。  

 

さらに、政府の経済危機対策で、地域医療再生のための交付金が創設されたことについて、「予算は付いたが、あくまで『補助金』。本質的には診療報酬で見てくれないと継続性がない。これからは診療報酬が重要なポイントだと思う」と強調。来年度の改定に向け、日本病院団体協議会で「入院医療や入院基本料のあり方をメーンに検討している」と述べた。

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何事も現場で起こっているので現場の意見を聞いて欲しいとは思います。僕も当然ながらこの意見に賛成です。

 

ただし、現場の意見というのはどうしても局地的になってしまうので、それらを集めて戦略構想を練る(全体を統括する)必要はあるのだろうと思います。

 

いずれにせよ、良い医療、良い社会を作っていくために医療従事者側からも提案していく必要があるのだと思います

http://blog.with2.net/link.php?602868

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なかのひと 

ふぅ~。流石に疲れてきますね。

 

明日は新教授の就任パーティで、それに可能であれば参加します。病棟が不安定であれば…もしかするといけないかもしれません。

 

明後日は当直(またかw)

 

3連休中はバックアップなので休めません。

 

さて、まぁ頑張りますか!

では、また。

コメント
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