新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

ど~でもいい話:僕とDonorさん

2009-07-14 22:33:44 | ど~でもいい話

こんばんは

 

さて、今日も若干早めに帰ってきました。

 

今日は大きなイベントらしいものもなく(末梢血幹細胞採取:PBSCHくらい)、それほどバタバタせずに一日を過ごせました。

 

 

PBSCHの途中でDonorさんが

お医者さんって土日もなく働いているんですね。なんか申し訳なくて、食事くらい食べれるときに食べてください・・・」

といっていました。

 

 

こちらこそ、ボランティアのDonorさんが食事をとれていない(両腕にラインが入っていることと、お手洗いが近くなると嫌だから食事・水分は取りません・・とのこと)のに、僕らが食べるのもどうかと思いましたが交代でとってきました。

 

 

しかし・・・・これでも最近落ち着いているんですけどね。今回の研修医の先生方は僕が良く出会ってきた「修羅場」のような状況を経験していないので・・・まだいい方なんですけどね。

 

 

そしてこんな話もしていました

患者さんってお医者さんを待っているんですよね。(私のところに)注射(G-CSF)をうちに研修医の先生が来ると、他の患者さんたちが『私の研修医の先生はまだ来ない』とかっておっしゃるんですよ」

「そ~ですね。僕も昨日ベッド移動した患者さんのところに行かずに帰ろうとしたときに、声かけられましたしね」

「そうそう」

 

 

やはり、患者さんにとっては医師は一人ですからね・・・。僕もそう思います

 

また、こんな話も・・・

「先生は何で医者になろうと思ったんですか」

「もともと小学1年生の時から生物学者になろうと思って、誕生日に顕微鏡買ってもらっていたんですよ。ところが高校2年生のころに、『お前のなりたいような生物学者にはごくわずかな人間しかなれない』とか言われたので、生物に関係する医者になりました。ですから、趣味と実益を兼ねています

「すご~い」

「けど、こういうコミュニケーションも好きです。もっとも、さっき(研修医)みたいに笑いで痛みを紛らわせるようなタイプじゃないですけど」

 

まぁ、いろいろ話をしていました。ちなみに・・・現在ギリギリの個数なので、明日もう一度採取を試みる予定です。

 

 

明日が忙しいのですよね。PBSCHを行いつつ、病棟の患者を診て、教授回診もあり、ハーベスト終了とほぼ同時に外来もあり、しかもMDS RAEBの患者さんはたぶん、AMLにOvertしているし・・・・・。そして最後にバンクドナーからの移植もあるし・・・。

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なかのひと 

 

明日は帰れないな・・・きっと・・・・。

 

では、また。

コメント (2)
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