さて、続けます
本当に重大な病気(僕らの領域だと白血病やリンパ腫の患者さんが多いですね)になった患者さんたちは医師が忙しく働いているのを見てくれています。
現実問題、ひどい時だと食事をする暇もない・・・ということもありますが、最近は落ち着いています。また・・昔と異なり最近は羊羹ではなく、カロリーメイトをポケットに忍ばせています(笑
今日外来で動きまわっていた時に(本当にサレドの処方のためにFAXと外来の間をうろちょろしていました)外来の患者さんから
「先生方にいろいろ迷惑をかけて・・・」
と言われました。
思わず・・・・
「迷惑ではないですよ。本当に。病気になったのはなりたくてなったのではないですから!」
そんな風に答えたり
「大丈夫ですよ。僕はまだまだ元気ですから」
などと答えたりしていました。
その後、病棟の患者さんを回っていた(朝、夕or眠前回診します)時に少し壁によりかかろうとしたら倒れかけ(目算を誤った(笑))、白血病の患者さんに
「飯食ってくださいよ。倒れられたら大変なんですから」
と言っていただきました。
まぁ倒れないようにするつもりですが・・・・。
他にも今日だけで他の病棟の看護師さんには
「先生、久しぶりに見たら一回りやせてないですか?」
「体重は変わってませんよ」
「いや、なんとなくやせた。特に・・・」
と胸板をさす
すいませんね、忙しくて鍛えられません
また、今回の白血病の患者さんはスポーツ大好きな方で
「入院中、運動はできませんよね?」
と言われ
「点滴つながっている状態で、できる範囲内ならいいですよ」
と答えましたが、この入院二日目でこのようにもおっしゃっていました。
「先生方というのは朝早くから来て、夜は夜中までいて…体力がないとやっていけない職業ですね。体を鍛えられているのですか?」
と。
「いや~。走りたいんですけど、かれこれ半年で7日くらいですかね。走る時間があったのは・・・」
「それじゃ鍛えられないな」
なんて、バカな話をしていました。
鍛えているのは体より心。精神力ですね。精神力が尽きたとき、あとは体の限界を超えたとき倒れるんでしょうね・・・。
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原子力で動くと言われる僕ですら、疲れますから(笑
僕だけではないのですが、本当に忙しくて趣味も何もできない医師が大勢いると思います。特にこの埼玉県。
人口当たりの医師数最低で、非常に過労気味になる地域ですね。
そんな中、ふと思ったこと
「病棟の中にジムがほしい」
病棟の中にジムがあったら、時々時間を見ながら体を鍛え、呼ばれたらすぐに駆け付けられるのですけどね 。患者さんも体を鍛えられますよ。血液内科に入院している患者さん、リハビリも必要だと思いますし・・・w
そんな病院ないかしら(笑
今日はあまり面白い記事がなかったので(衆議院選挙ばかりですね)、これで終わらせていただきます
明日は本当に死にそうになるほど忙しい気がするな~
明後日は厚労省の班会議の一つに(教授のお供+αで)参加してきます。
それでは、また。