おはようございます
昨夜、横浜を経由して帰ってきました。娘の大好きなアンパンマンミュージアムに寄って、目一杯楽しんで帰ってきました。
今日は少し休養です。僕も2週間前から痛くなった右首〜肩がまだ持続しており、どうにかせんとなぁと思っています。医師だからか・・・結構痛みがひどくても「薬」を飲んで様子を見るという選択肢・・・。
一応、整形外科的なものとはわかっているので・・・たぶん(笑
さて、昨日ニュースできになる話題を言っていましたが、教育の無償化に関してです。ちなみにこのニュースを引用しますが、僕は税金から出資で良いと思っています。第一、教育にお金をかけていない国ですからね。日本は
「教育無償化は相続税増税を財源に」 維新・橋下氏、党議員に提案
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170504-00000047-san-pol
産経新聞 5/4(木) 7:55配信
日本維新の会の橋下徹法律政策顧問(前大阪市長)が、党が掲げる教育無償化の財源に相続税増税の検討を党所属国会議員に提案していることが3日、分かった。教育無償化について、維新は憲法改正の柱に位置付けており、安倍晋三首相(自民党総裁)も前向きな考えを示している。自民党との間で財源論が加速すれば、国会で改憲論議の進展につながる可能性もある。
維新関係者によると、橋下氏の構想は、年間で総計3兆円程度かかるとされる大学や大学院などの高等教育の授業料を無償化するという内容。財源については、徹底した行財政改革で捻出した「税金の無駄」を充てた上で、不足分を相続税の引き上げで補う。
増税で中小企業の後継者が廃業に追い込まれるのを防ぐため、株式を継承する際に納める相続税を軽減する「事業承継税制」の適用範囲を拡充する。
一方、保育所や幼稚園など幼児教育の無償化について、橋下氏は地方自治体が財源を確保すべきだとの考えを周辺に示している。
教育無償化の財源をめぐっては、自民党内では「教育国債」の創設を検討する動きがあるほか、小泉進次郎衆院議員が年金保険料に上乗せして徴収する「こども保険」を提唱している。
「教育国債」は、文教族議員らが高等教育の無償化の中で考えている。公共事業など特定の資金をまかなう建設国債の考え方を応用する手法だ。
小泉氏の「こども保険」は、幼児教育無償化の財源が念頭にある。医療や年金と同様に保険料を支払い、給付を受ける仕組みを主張している。
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ちなみに約10年前の記事ですが
これで、『10年後の教育投資額について、「国内総生産(GDP)比で、現在の3・5%からOECD(経済協力開発機構)諸国の平均5・0%を上回る水準」』としていた文科省案が財務省に潰されました。
参考までに日本語版の方ですが、OECDの教育に関するもの(2016年)より
「多くの OECD 加盟国とは異なり、日本では教育機関に対する支出の多くが私費負担で賄われる 。初等から高等教育段階までの教育支出に占める私費負担の割合は、日本の場合 28%である が、OECD 平均はそれよりはるかに低い(16%)。しかしながらこの数値は、教育段階間に存在する極めて不均衡な私費負担割合を明らかにしていない(図 2)。初等・中等・高等教育以 外の中等後教育では、日本の私費負担の割合は OECD 平均 9%よりも若干低く、7%となっている。」
https://www.oecd.org/education/skills-beyond-school/EAG2016-Japan.pdf
僕個人は「受験勉強のための塾」なんていらないと思っています。もっと、重要なことを教える必要はあるのですが・・・受験勉強だけならねぇ。
笑い話のようですが、「受験生時代」には日本全国でも指折りの成績をとっていた人間が、医学部に入学後は勉強する・しないとかではなく、勉強ができなかった・・・ということもあります(当時偏差値70くらい)。直接教えていた感じだと「勉強の仕方」を教わっていたために、自分で勉強できないのだろうと思いました。自分でどう勉強したらよいかわからない。自分の勉強のやり方がない・・・。
これでは受験勉強ができても何も学んでいないのと同じです・・・。
勉強は「考え方(応用の仕方、理解の仕方)」や「人生に必要な知識」「応用するための知識」を身につけるものであり、受験勉強のためではないと思っています。受験はただの方法にすぎないかもしれません。
僕はちなみに「試験のため(だけ)の勉強はせず」がモットーです(大学入試は結構焦りましたが・・・高2の秋で偏差値32まで落ちましたからね・・・笑)。試験のためだけの勉強をするのではなく、試験を通して何を学ぶかだと思っています。
例えば「医師国家試験」の勉強であれば、膨大な知識の中で重要なこと、わかっていることが出てきますので、それを効率的に学ぶためのものが国家試験だと思っています(どこが大事か教えてくれるのです)。ですので、僕は6年生になってからは国家試験のための勉強はほとんどしていません(自分の記憶の中では皆無です。先輩に「医師国家試験なんて5年生の終わりまでに100回受けたら100回受かるようにしろ」と言われていたので・・・当時の某A医大はそんなことを言う先輩もいたんですw)。
卒業試験後は同級生に勉強を教える時間が午前中3時間(9〜12時)、午後に2時間(13〜15時)、夜に4時間(19〜23時)ありましたが・・・(これが十分に勉強かもしれませんけど、僕のペースではないのです)。
話を戻しますが、日本のいちばんの資源は人であり、教育だと思います。もしかしたらメタンハイドレートやレアアースなどが海底から出てくるかもしれませんが、そう言うものを活用するのも人です。昔の「甲斐国」みたいなものです。資源が少ないから人間を大事にする。
人を生かすのが重要で、今までの教育ではないやり方。「最低限の知識・応用力」+「特殊技能」くらいにできれば最良ですね。自分の強み、人との違いを理解し、それにプライドを持って生きる。それを多くの人に活用しようとする。そんな子供たちが増えて欲しい。
僕は才能というのは全員が持っていて、必ず全ての人は卓越した才能があると思っています(「アンフェタミン的多重知能理論:個人の考えですけどね」)。今の日本の教育が活かしきれていないだけで・・・。これは教員のレベルなどに依存すると思いますので、ここは重要なことだと思っているのです(日本の財産は人:時代の変化に合わせた教育改革を)。僕ならば教師の評価と給与待遇を改善して、教師に優秀な人間が集まるようにしますけどね。教師のランク分けとか。あと、評価方法の改革ですね。
才能を活かすための最低限の知識を付与し、才能を見出す教育を、そしてそれを伸ばす教育ができれば・・・国は勝手に成長していくと思いますよ。多分、それができれば新しい人類の始まりです。
・・・これを機会にそういったことができるようにならないかと心から思っています(心の中では難しかろうと思いますが)。
全ての子供達は宝であり、先には輝かしいものがあると思いますので。
そんなことを思っていますが、この教育無償化の話も「憲法9条」の話を通過させるための「撒き餌」かもしれませんし、そこに視線を向けさせないためのものかもしれません・・・。まぁ、両方とも重要ですので、しっかりやっていけば良いのではないでしょうか。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。