新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

世界禁煙デー:5月31日から6月6日は禁煙週間です

2017-05-31 05:25:09 | 医療

おはようございます。

 

昨日、出張から帰ってきました。各地域の公衆衛生的なものを見て回っていました。たまたま、今日が世界禁煙デーということもあり、禁煙の取り組みなども目につきました。

 

ということで、記事の紹介です。

喫煙で毎年700万人が死亡、経済損失は155兆円 WHO

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170530-00000038-jij_afp-int

AFP=時事 5/30(火) 22:26配信

 

【AFP=時事】世界保健機関(WHO)は30日、喫煙やたばこ類の使用により、毎年700万人以上が命を落とし、経済的損失は1兆4000億ドル(約155兆円)に上るとの報告書を発表した。


 WHOは報告書において、たばこの使用を抑制するためにさらに厳しい措置が必要だと訴えており、各国に職場や屋内公共施設での禁煙、たばこ製品の宣伝の禁止、さらにはたばこの値上げを進めるよう求めている。

 WHOのマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長は声明で、「たばこは貧困を深刻化させ、経済の生産性を低下させ、さらには家庭での食事における選択肢を狭め、室内の空気を汚染する」と指摘し、「たばこは私たち全員にとっての脅威だ」と訴えた。

 31日の世界禁煙デー(World No Tobacco Day)に先立って発表された報告書で、WHOは年間のたばこによる死者数が今世紀初頭の400万人から700万人へと急増したと警鐘を鳴らしている。

 またWHOは死者数がさらに上昇し続けると見込んでおり、今世紀に10億人以上が喫煙により死亡する可能性があるとも指摘している。

 WHOの報告書によると、「たばこ業界は規制の厳しくなった先進国を避け、開発途上国をますます新しい市場として狙っており、2030年までには、たばこによる死の80%以上が途上国で発生する事態となる」という。

 加えて、喫煙によって経済的なコストも発生。WHOの推計によると、家庭や政府による医療費の支出、および生産性の喪失によって毎年1兆4000億ドル(約155兆円)以上の損失が生じているという。

【翻訳編集】 AFPBB News

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この健康被害や経済的損失を防ぐために「禁煙を推奨」しようとして、世界禁煙デーが作られました。

 

日本では今日から1週間は禁煙週間とされています。厚労省のサイトの一部を引用紹介します。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000162438.html

 

6 本週間に実施する事項

 

(1)厚生労働省における取組

 

 厚生労働省、施設等機関及び地方支分部局は、たばこ対策関係省庁と連携し、次の事業を実施し、喫煙の危険性及び禁煙の重要性等について、国民一人ひとりが身近な問題としてとらえ、継続して取り組んでいけるようなたばこ対策の推進を図る。

 

  ア たばこと健康に関する正しい知識の普及

 

   ・厚生労働省ホームページによる世界禁煙デー及び禁煙週間の情報提供

 

   ・本週間用ポスターの作成、配布及び掲示

 

・関係省庁及びそれら省庁を通じ関係機関等に対し、本週間用ポスターの掲示を要請

 

   ・世界禁煙デー記念イベントの開催

 

  イ   公共の場・職場における受動喫煙防止対策        

 

   ・庁舎内における受動喫煙防止対策の徹底(庁舎内全面禁煙等)

 

     ・関係機関を通じ、公共の場・職場における受動喫煙防止対策の取組を推進

 

・関係省庁及びそれら省庁を通じ関係機関等に対し、施設内における受動喫煙防止対策の実施について協力を要請

 

      ・関係団体等に対し、受動喫煙防止の普及啓発用チラシを配布し、受動喫煙防止対策

 

の実施について協力を呼びかける

 

  ウ その他

 

(2)地方自治体における取組

 

   都道府県、政令市、特別区及び市町村は、次のような事業の実施を図り、地域におけ

 

るたばこ対策の推進を図る。

 

なお、事業の実施に当たっては、地域の保健医療関係者等と積極的に連携を図るものとする。

 

    ア たばこと健康に関する正しい知識の普及

 

・テレビ、ラジオ、広報誌等による広報活動の実施

 

・本週間用ポスターの配布及び掲示

 

(ポスターの掲示については、未成年者の喫煙防止や受動喫煙防止に効果的な場所を選ぶなど配慮

 

すること。)

 

・シンポジウム、講演会、パネル展示会等の開催

 

・禁煙シール等の配布、公用車等への貼附による普及啓発

 

  イ 未成年者の喫煙防止対策

 

・児童・生徒を対象としたたばこの健康への影響に関する知識についての講習会等の実施

 

  ウ 公共の場・職場における受動喫煙防止対策

 

・庁舎内における受動喫煙防止対策の徹底(事務室内禁煙等)

 

・関係機関を通じ、公共の場・職場における受動喫煙防止対策の取組を推進

 

・管内公共施設等の分煙状況調査及び結果を基にした訪問指導の実施

 

  エ 禁煙支援

 

・保健所、市町村保健センターにおける喫煙者への禁煙相談、禁煙指導の実施

 

・医療保険者の保健事業実施担当者、事業所の安全衛生担当者等の協力を得て、職場における喫煙者への禁煙相談、禁煙指導の実施(健診会場での実施等)

 

・禁煙普及員の養成及び周知

 

  オ その他

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今日も禁煙外来を予定していますが、先週禁煙外来に来た方も昨日か今日から禁煙開始にした方が多いです。

 

もし、禁煙に興味がある方は取り組むきっかけにして見ても良いのではないでしょうか?

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

http://blog.with2.net/link.php?602868

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それでは、また

コメント (2)
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