新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

男女別合格率:働き方改革のためには医師の集約化がないときついかな

2018-08-12 15:09:03 | 医療

こんにちは

 

今日は家族サービス予定でしたが、長女が「お出かけしたくない」と言っており、自宅待機中です。

「お散歩行くかい」

「いや、暑いもん」

「いつもよりは少しマシかも・・・」

「暑いもん」

 

まぁ、チャンスがあったら少し夕方にでもお散歩できたら良いかなと思っております。

 

先ほど、コメントも書きましたが、前の記事で誤解を与えるような表現があり、誠に申し訳なく思っております

 

うちの母校は僕を含めて様々な病院のやり方を学んで後期研修に入ります。それゆえに大学ごとの違いというものを認識しており、僕自身はその違いを良いところを取り入れて発展させていこうという考え方です。僕は「いった先のやり方とうちのやり方の違いをしっかり認識して、良いところを持ち帰ってきてほしい」と言い続けて、後輩たちを送り出してきました。

 

今までもそうしておりましたし、これからもその考えは変わりません。先ほどコメントをくださった方は僕が母校のやり方を押し付けようとしているのではと心配してくださいました。後輩からも言われておりましたが、カンファレンスなどで僕は静かなものだよ〜と伝えたら「まじですか」と言われました。僕自身、新しく来た病院の考え方を学んでいる最中なので、あまり発言するべきではないと思っています。ただ、より良いやり方はあるかもしれない(mix up)とも考えております。

まぁ、僕が周りとやっていけないという話になれば、追い出される(離れる)だけだと思いますし、自分の人徳や技能が足りないのだろうと思います。

 

さて、この週末に気になった記事がありましたので、紹介します。

 

医学部医学科76校の男女別合格率、大学で大きな差【独自調査】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180811-00010000-huffpost-soci

8/11(土) 9:44配信

 

 

東京医科大入試の女性差別問題がきっかけで、医学部入試での男女比の偏りが指摘されている。東京医科大を受けた受験生の合格率を男女別にみると、実際どの程度の開きが出ていたのだろうか。そして、ほかの大学の男女別の合格率はどうだったのか。


ハフポスト日本版は、医学部のある81大学(共学)に、医学部医学科の一般入試の男女別の受験者数と合格者数を請求、回答のあった76大学のデータを元に、男女別の「合格率」(合格者数/受験者数)を割り出し、さらに男子を「1」とした場合の女子の合格率を比べた。

(中略)

なぜ、東京医科大が女性を一律に不利な状況に追いやったのか。この理由については、実にあいまいなイメージで語られるばかりで、まじめに検証したデータはありません。OECDの中では医師の女性比率は日本が一番低く、日本以外では、女性医師が男性より多くても医療が成り立っています。

「女性は年齢を重ねると医師としてのアクティビティが下がる」というのも印象論にすぎません。きちんとした検証をもとに労働環境が整えられていたら、まず入学の時点で女性の数を抑制すべきだという判断にはならないと思います。


このブログ(「新・眠らない〜」にしたあたりだと思いますが)の初期に書きましたが、居酒屋で医師らしい2人組が

「歯科医師のように増えすぎたら給料が下がるかもしれないし、医師の価値が下がるから(新設医大は作らずに)今のままで良い

という会話をしていたのを聞いたことがあります。まぁ、僕だから思わず聞き耳を立ててしまったというのはあるのですが、そういう考え方かと思ったのを覚えています。

 

僕は医師の生活も患者さんの生活も守るためにはいくつかのことをしないといけないと思っています(ずっと書いていますが)。

1つ目は医師の集約化

複数の病院に少ない医師が配置されていますので、そういう病院では対応できる患者さんが限られてきますし、医師の負担も大きくなります。それを避けるためにはある程度の規模の病院に医師を集約化し、そこが基本的に急性期医療や重症患者の担当を行い、周りの病院・クリニックがそれをサポートするようなものです。

 

2つ目は病院までの時間的距離の短縮

複数の病院が存在するメリットは「病院を探す手間」を除けば、近くに搬送可能な病院があることです。

もし、集約化することで問題が発生するとすれば、距離の問題です。急患に関しては搬送先が限られてくることで、探す手間という意味で時間は多少短くなります。ただ、すぐに連携できるように地域で患者さんの情報を共有できるようにした方が良いのでしょうね。

それ以外に高齢の方が持病を見ていただくような病院・クリニックは地域にある程度あった方が良いと思いますので、そういう施設が成り立つようにする(救急などを見なくても病院が成り立つようなシステム)。

 

女性医師の働き方も含めて、病院に医師が集約化しなくては働き方改革は難しいだろうなと思います。サポートしあえませんので。

 

そしてそういうシステムにしていくことを医療従事者以外の方も理解していただく他ないのだろうなと(今までと違うことになれば、ストレスを感じますので・・・色々思うことは多いと思いますが)・・・。

 

そんなことを考えながら、この記事を読んでいました。

 

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母校のありがたさを思う:飲み会の会話で印象に残った話

2018-08-11 12:43:35 | Weblog

こんにちは

 

先ほど病院から帰ってきました。少し経過が気になる患者さんがおりましたので、様子を見に行っておりました。このあとは家族サービスをする予定です。

 

昨日、母校の血液内科の後輩たちと飲みに行っておりました(当直明けで3時間くらいしか寝てませんでしたが、以外と元気でした)。母校は地方に移動した後、その地域のいろいろな病院を研修するシステムがありますので、いろいろな病院のやり方を学んで帰ってきます。僕はその話を聞くのが大好きです(違うことがあると面白いですし)。

 

飲み会だったということもあり、はっきりと覚えていないことが多いのですが(4時間飲んでました・・・汗)、あれだけ飲んでも忘れなかった言葉があります(のみすぎて記憶が飛んでいる訳ではないですが、印象に残らない話も多かったというところです)。

 

後輩の一人が言っていた

「うちの(母校の)血液内科は、すごくカチッとやっているということがよくわかりました」

という言葉。

 

別に他の場所がカチッとしていない訳ではないです。

 

ただ、母校の血液内科ではすごく丁寧なカンファレンスをしています(温度板を映すプロジェクターと電子カルテを見るための大きなテレビで全身が同じ情報を見ながらディスカッションします。順当な人は1分くらいで終わりますが、長いと一人の患者さんに十分以上かけたりします。だいたい3時間くらいやっています)。治療法を決める上で論文などのデータを複数用意して、この患者さんにどのようなところが適応できてなどを色々検討します。ガイドラインがありますので、基本的にガイドライン準拠ですが、ガイドラインから外れるのであれば、治療法を外れる理由がどのような理由で、この治療法にした理由は何かを示す必要があります。

 

すなわち共通認識と違う、ガイドラインなどと外れる、この患者さんではこういう点で対応を変えるべき・・・という場合に「根拠を示せ」と言われます。他にも一般的な対応と異なる状況の患者さん(外来治療で良い疾患が入院診療になるのは理由があるわけで、それだけで色々な情報を集めます)の場合に、治療に入るにあたりきちんと調べるということでしょうか(この部分は追記しました)。

 

そういう考え方ができるように指導されていたことが、どこに行くにしてもありがたいことだったという話になりました。

 

その場には3人の後輩がいて、3つの大学病院で学んできていました。僕も母校と合わせて3つの大学病院を知っています。それぞれやり方が色々違うことも知っています。それでも母校の考え方やスタンスはどこに行っても通用する(もしくは役に立つ)と思っています。

 

そういう基本を学んでいたからこそ、今の僕があると思っております。

 

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患者さんの不安解消に必要なこと:自分の治療経過の予測を知ること

2018-08-08 22:26:10 | 医療

こんばんは

 

昨日、今日と少しバタバタしておりました。バタバタしていたものが落ち着いたことと台風が来ていることもあり、少し早めに帰ったところ、娘が喜んでくれました。

 

「今日はどうして早いの?」

「台風が来ているから、帰れる人は早めに帰ろうという話になったんだよ」

「台風さん、ありがとう」

・・・・いや、お礼はまずいだろ・・・と心の中で突っ込みましたが、娘がそう言ってくれるとすごく嬉しいです。

 

医師も人ですので、家族は大事ですし、子供との時間も取りたいですし、子供が喜んだら嬉しいです。

そんなことを思いながら、Yahooニュースを見ていたら、こんな記事がありました。

医師から患者になり、初めて知ったこと=手術受け分かった不安、立場の違い

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180808-00010000-jij-life&p=1

8/8(水) 11:05配信

 私が人生で初めて全身麻酔手術を受けたのは、医師になって数年たってからのことでした。この時、手術前後で1カ月近くの入院を経験しました。私は初めて入院患者となり、それまで全く気づけなかった驚くべき事実を知ることになります。

(中略)

医師にあまり本当の気持ちを伝えない

 手術後は、自分の体が問題なく回復しているかどうか、不安で仕方がありませんでした。医師である私ですらこうなので、医療の専門家でない患者さんからすれば、その不安は計り知れないでしょう。

(中略)

私は医師として患者さんと接する時は、「不安なことがあれば私に何でも言ってくださいね」と言っていましたが、それだけでは不十分だということが分かりました。遠慮がちな方には忙しそうな姿をなるべく見せず、「じっくり全ての情報を引き出そう」という姿勢を見せるようになりました。

(以下略)


おそらく、その通りだと思います。

 

患者さんはどういう経過が予測されているのかわからないですから、不安ですよね。僕もそう思います。

 

僕もそう思うので、予測できる範囲で患者さんに伝えています。看護師さんにもそれぞれの患者さんで「どの治療を行い」「どの点をリスクと考えていて」「どこを特に注目してほしいか」を伝えています。そういう情報を共有してこそ、患者さんに対する対策が生きてきますので。

 

話がずれましたが、患者さんには

「いつ頃こういう状況になって、この時期には熱が出やすくて、この時期に回復が始まって、こうなることが予測されます」

 

今、同種移植の患者さんも担当させていただいておりますが、その方にも概ね予測されることをお話ししていますし、現状に関してどう判断しているかもだいたい伝えています。そうじゃないと不安だろうと僕も思いますので。

 

もっとも神様ではないですので、全て予測できるわけではないです。当たり前ですが。

 

一人の患者さんの状態、合併症などを評価して、数十通りくらいのパターンを組み立てます。ある結果が出るとパターンが少なくなりますので、その状況下で今後の予測されるパターンをいくつかお伝えします。あるパターンであれば、それに対してはこうするので「こんなことが起きたり、こんなことがあったら教えて欲しい」とお伝えしています。

 

最初の時点で数ヶ月先までのパターンは考えていて、ある時期までにどういう結果が起きるか、もしくはこの結果が起きないか・・・(パターンを分けていくだけ)。

 

そういうのも統計データとかが重要だったりするのですが(この病気でどの程度の患者さんが、いつまでにどのくらい回復するか。この治療でどの程度の効果がないと予測以下か・・・など)。

 

ともかく患者さんの不安を軽減するためには、先の予測が重要で、そのパターンはある程度はお伝えした方が良いだろうな(あまり外しすぎると逆効果)と思っております。

 

無駄に統計的なことばかり伝えてもメリットはないとも思いますが・・・(50%は治る・・・と考えるか、50%しか治らないと考えるかは患者さんによって違いますので、伝え方は重要かなと。あと判断が)。患者さんにとっては自分がどうなるかが重要ですので。

 

そこらへんは中庸が重要ですよね。

 

ともかく血液内科の治療は抗がん剤治療など副作用の多いものが多いため、できるだけ何もないように気をつけながら全身管理を行なっております。そのために予測できる動き、起こりそうな話、「何を気をつけていて。こうなったら何が起きている可能性がある」かを患者さんや看護師さんと共有して治療にあたるようにしています。

 

 

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東京医大の話題から:医療システムの問題・政治の問題もあるかなと

2018-08-05 12:01:11 | 医療

こんにちは

 

昨日は当直で、今帰ってきました。当直の時に母校のスクラブを着ていると夜中呼び出しがないという傾向があり、昨日も着用していたのですが・・・。3回目で途切れました。少し大変な当直でした。

 

当直の合間に内科専門医の更新などに役立つ(あと自分の勉強)セルフトレーニング問題集というやつがあるのですが、それを頑張って解いていたところです。こういうのは自己研鑽になると言われるのかしら。夜中も含めてそれなりに患者さんの対応しておりましたけど・・・。

 

さて、話は変わりますが、東京医大の話、やはり色々話題になっておりますね。

東京医大の女子“差別”は日本の恥=英紙等も報道

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180803-00010004-fnnprimev-soci

8/3(金) 11:40配信

“日本の恥”は世界に報道された

東京医科大学が'女性排除目的で試験結果を操作’」
“Tokyo medical school 'changed test scores to keep women out'”

(画像)世界が報道する東京医大の女性差別問題

ネットで英字ニュースをチェックしていたら目に飛び込んできた見出しである。
イギリスの新聞・ガーディアン紙の3日付けのウェブだったのだが、中身をチェックしたら、アメリカの世界的通信社・APが配信したものだった。
内容的には、通信社の配信ということもあり、日本での報道を比較的淡々とまとめたものだったのだが、それだけにかえって強く我が国における女性の地位向上と社会進出の遅れを印象付ける結果になっていた。

言うまでも無いことだが、これは日本の恥である。
勘違いしないで欲しいのだが、筆者は海外で報道されたことを恥と言っているのではない。

(以下略)


女子「一律減点」、フランス大使館が皮肉ツイート 「皆さん、ぜひ留学に」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180803-00000006-jct-soci

8/3(金) 14:37配信

 東京医科大が入試で女子受験者の得点を一律に減点し、合格者数を抑えていたとされる問題を受け、欧州の在京大使館から皮肉るようなツイートが複数飛んでいる。

 いずれも、自国での女性医学生や女性医師の割合の高さを強調する内容で、とりわけフランス大使館のツイートは、「一律減点」のハッシュタグ付きで「皆さん、是非フランスに留学に来てください」と、なかなか「攻めた」内容だ。

■フランスでは2021年にも医師が男女同数

 フランス大使館のツイートは2018年8月2日夕方「今日のプチ知識?」と題して投稿された。それによると、フランスの大学医学部に占める女子学生の割合は、00年の57.7%から16年には64.1%に上昇し、21年には医師の男女同数が実現されそうだという。「高等教育における主要学部の女子学生の割合」と題したグラフもついており、全分野の合計でも女性学生の割合が55.1%に達していることが強調されている。その上でツイートでは、

(以下略)


先日いただいたコメントの返事にも書きましたが、女性の比率が明らかに低いのはおかしいだろうと思います。多分、多くの医大で同じ傾向のような気がします。

 

自衛隊のように女性では対応しにくい分野もあるとは思いますので、全ての職業で男女比が一定でなくてはならないとは思いません。そういう職場には女性も参加したいという人は少ないと思いますし。

 

ただ、女性だと人的労働力が確保できないという考え方の場合は、「システム」の問題があるわけで、それを改善することから始める必要はあると思います。

 

このブログ自体が「医療制度」の問題を書いてきたブログのため、少し書きます。

 

最初に裏口入学に関して。

医科大学に関しては「医師」になれなければ、はっきり言って他の学部を卒業した方よりも一般社会でできることは少ないだろうと思います。完全に医師になるため「だけ」の勉強をしているところですので。

 

医師国家試験の合格率が比較的高いため、医大に入ると「医師への道」が開けると思う方が多いです。少し前はそうだったと思うのですが(少なくとも卒業できる)、最近は留年する方が結構いらっしゃる(医学部や医大の評価の1つになるため、優秀な学生を集めるために、医師国家試験に受かりそうにない人は留年させています)ので大変です。

 

裏口入学した方は「将来」を棒にふっている可能性もあります。そういう意味ではかわいそうなことだと思います。卒業もできず、医師にもなれず・・・だと、せっかく医大に入るくらいの力があったのに、世の中の役に立てないまま人生を過ごしていくことになります。

周りの同級生が医師になっているのに、数年たっても医師になれない・・・となると、通常はほとんど医師になれないと思います。医師国家試験の問題が変わって行きます(新薬などが出るようになる)ので。

 

女性医師の問題。

本来は女性医師がいても対応できるように世の中がなっていくのが普通だと思うのですが、医療現場以外も含めて育休や産休に対してのシステム作りができていないのだろうと思います。それは日本という国を先細りさせる原因になりますので、世の中の政治家の問題でもあると思います(そういう政治家を選ぶ国民の問題でもありますが・・)。

 

実際に医師数としてギリギリの状態で医療現場が成り立っている(一部成り立っていない)ので、少しのひずみが全体に大きく影響してしまう。そうするとひずみが少なくなるように「情報改ざん」をしないといけなくなるのだろうと思います。

 

最後に思ったこと。

そうやって制限を受けた中で入学した女性医師の方々、医大生の方々は優秀なんでしょうね。そういう方々が働きやすいような環境を作っていくことは重要だと思います。

 

本当は医師がある程度集約化していれば、お互いにカバーできるのでこんなに問題にならなかったと思うのですが、分散しすぎですよね。医療制度をどうするべきなのか、いろいろ考えさせられるなぁと思うところです。

 

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立志:自分よりレベルの高い医師を多く育てること

2018-08-03 05:30:21 | Weblog

おはようございます。

 

少々お疲れモードですが、睡眠時間を多めに確保しながら、補中益気湯を飲んで様子を見ております。漢方薬は不思議ですが、本当に効果があるときは味が変わります。今飲んでいると美味しい(少し口の中に残っても気にならない)。

 

補中益気湯の「証」になっているのでしょう。

 

睡眠時間を多めにと言っても、朝5時は変わらないので寝る時間が少々早くなりました。学生時代の4時間睡眠からここ最近は6時間睡眠を確保中です。

 

さて、異動して4ヶ月になりました。最近は基礎研究が何かできないか論文を読んでネタを考えたりしておりますが、思うようなことはできなさそうだなと思ったりするところです。使える検査機器をもう少し把握すると良いのかなというところです。昔使っていたAria IIIとかソーティングマシンは無いようなので、そういうやり方が使えないのも「ムムムッ」という感じです。

 

まぁ、ここら辺はできることを把握しながら、もう少しネタを考えたいと思います。

 

僕はできれば世の中に大きな貢献ができればと思っていますし、生きた証を残して死にたいと思っております。生きた証としては子供がおりますし、本も2冊出させていただきました(3冊目は来年くらいになりそうです)。ありがたいことだと思います。

世の中の目に見えない人にも少しだけでも役に立てているのであれば、これほど嬉しいことはないです。

 

ただ、もう少しアカデミックな面でも役に立てたらと思っています。

学生時代、「mission statement」を作って壁に貼っておりました。その中で「将来的にガンの撲滅に関わりたい」と書いておりました。いまでもがんは撲滅可能だと思っておりますが、僕自身がすごい何かを見つけ出して、関与するというのは難しいだろうなと最近は思っております。

 

だとすれば、人材の教育など次の世代へ夢を託せるようにしていかなくてはならないと思ったりします。

 

臨床医としての能力も含め、僕よりも高い能力を身につけて、患者さんの力になってくださる医師を多く育てることができるようになることがいまの僕の目標です。

 

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