こんにちは
今日は家族サービス予定でしたが、長女が「お出かけしたくない」と言っており、自宅待機中です。
「お散歩行くかい」
「いや、暑いもん」
「いつもよりは少しマシかも・・・」
「暑いもん」
まぁ、チャンスがあったら少し夕方にでもお散歩できたら良いかなと思っております。
先ほど、コメントも書きましたが、前の記事で誤解を与えるような表現があり、誠に申し訳なく思っております。
うちの母校は僕を含めて様々な病院のやり方を学んで後期研修に入ります。それゆえに大学ごとの違いというものを認識しており、僕自身はその違いを良いところを取り入れて発展させていこうという考え方です。僕は「いった先のやり方とうちのやり方の違いをしっかり認識して、良いところを持ち帰ってきてほしい」と言い続けて、後輩たちを送り出してきました。
今までもそうしておりましたし、これからもその考えは変わりません。先ほどコメントをくださった方は僕が母校のやり方を押し付けようとしているのではと心配してくださいました。後輩からも言われておりましたが、カンファレンスなどで僕は静かなものだよ〜と伝えたら「まじですか」と言われました。僕自身、新しく来た病院の考え方を学んでいる最中なので、あまり発言するべきではないと思っています。ただ、より良いやり方はあるかもしれない(mix up)とも考えております。
まぁ、僕が周りとやっていけないという話になれば、追い出される(離れる)だけだと思いますし、自分の人徳や技能が足りないのだろうと思います。
さて、この週末に気になった記事がありましたので、紹介します。
医学部医学科76校の男女別合格率、大学で大きな差【独自調査】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180811-00010000-huffpost-soci
8/11(土) 9:44配信
東京医科大入試の女性差別問題がきっかけで、医学部入試での男女比の偏りが指摘されている。東京医科大を受けた受験生の合格率を男女別にみると、実際どの程度の開きが出ていたのだろうか。そして、ほかの大学の男女別の合格率はどうだったのか。
ハフポスト日本版は、医学部のある81大学(共学)に、医学部医学科の一般入試の男女別の受験者数と合格者数を請求、回答のあった76大学のデータを元に、男女別の「合格率」(合格者数/受験者数)を割り出し、さらに男子を「1」とした場合の女子の合格率を比べた。
(中略)
なぜ、東京医科大が女性を一律に不利な状況に追いやったのか。この理由については、実にあいまいなイメージで語られるばかりで、まじめに検証したデータはありません。OECDの中では医師の女性比率は日本が一番低く、日本以外では、女性医師が男性より多くても医療が成り立っています。
「女性は年齢を重ねると医師としてのアクティビティが下がる」というのも印象論にすぎません。きちんとした検証をもとに労働環境が整えられていたら、まず入学の時点で女性の数を抑制すべきだという判断にはならないと思います。
このブログ(「新・眠らない〜」にしたあたりだと思いますが)の初期に書きましたが、居酒屋で医師らしい2人組が
「歯科医師のように増えすぎたら給料が下がるかもしれないし、医師の価値が下がるから(新設医大は作らずに)今のままで良い」
という会話をしていたのを聞いたことがあります。まぁ、僕だから思わず聞き耳を立ててしまったというのはあるのですが、そういう考え方かと思ったのを覚えています。
僕は医師の生活も患者さんの生活も守るためにはいくつかのことをしないといけないと思っています(ずっと書いていますが)。
1つ目は医師の集約化。
複数の病院に少ない医師が配置されていますので、そういう病院では対応できる患者さんが限られてきますし、医師の負担も大きくなります。それを避けるためにはある程度の規模の病院に医師を集約化し、そこが基本的に急性期医療や重症患者の担当を行い、周りの病院・クリニックがそれをサポートするようなものです。
2つ目は病院までの時間的距離の短縮。
複数の病院が存在するメリットは「病院を探す手間」を除けば、近くに搬送可能な病院があることです。
もし、集約化することで問題が発生するとすれば、距離の問題です。急患に関しては搬送先が限られてくることで、探す手間という意味で時間は多少短くなります。ただ、すぐに連携できるように地域で患者さんの情報を共有できるようにした方が良いのでしょうね。
それ以外に高齢の方が持病を見ていただくような病院・クリニックは地域にある程度あった方が良いと思いますので、そういう施設が成り立つようにする(救急などを見なくても病院が成り立つようなシステム)。
女性医師の働き方も含めて、病院に医師が集約化しなくては働き方改革は難しいだろうなと思います。サポートしあえませんので。
そしてそういうシステムにしていくことを医療従事者以外の方も理解していただく他ないのだろうなと(今までと違うことになれば、ストレスを感じますので・・・色々思うことは多いと思いますが)・・・。
そんなことを考えながら、この記事を読んでいました。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。