未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




プラチナバンド争奪戦、行方はいかに
http://wired.jp/2011/06/10/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%8A%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BA%89%E5%A5%AA%E6%88%A6%E3%80%81%E8%A1%8C%E6%96%B9%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%AB/
7月24日の地デジ化への完全移行(=アナログ放送終了)に伴い、「プラチナバンド」と呼ばれる周波数上の超一等地が、ぽっかりと空くことになった。その跡地に収まるのは、一体誰なのか? ソフトバンク? イーモバイル? それとも? しかし、問題はそれだけには止まらない。「公共」であるはずの周波数を営利目的で使う以上、「使用料」を払うべきではないか、という声が上がっている。いわゆる「周波数オークション」だ。

「周波数」は、いったい誰のものであろうか?

人類が勝手に使い切って良いものであろうか?

仮に、人類が全て使って良いとしても、携帯電話などという限定されたサービスのためだけに、貴重な周波数を浪費してしまって良いものであろうか。

携帯電話が普及してまだ30年ほどだ。もし、それ以前に人類の使用できる周波数が埋め尽くされていたとしたら、今の世の中は、だいぶ変わったものになっていたに違いない。

営業目的に電波を使用する者は、やはりその使用料を支払うべきであるし、学術目的で使用するための無料の枠もまた、温存しておかなければならない。


「どうでした?」
「1周波数帯だけ、SETIのために温存しておくことが認められたよ。」
「かろうじて。ですね。で?」
「217.25MHzだ。」
「それって...」
「あぁ、『テレビ東京』だよ。」
「テレ東1局のみですか?」
「あぁ、そうだよ。アニメなら言葉の障壁がないから、伝わり易いとの判断らしい。」
「それは、他言語への吹き替えが容易だ。ってだけでしょう?」
「あぁ、だからこの夏から、副音声で宇宙語に吹き替えをするそうだ。」
「・・・宇宙語って、なんです?」

・・・

「本当に来ちゃいましたね。宇宙人。」
「あぁ、でもなぜ、セーラー服姿なんだ?」
「少なくとも、ちゃんと地球のテレビ放送は研究してくれていたみたいですね。手に持ってるビンみたいなのは、何でしょうね。」
「まずいぞ、まさか、『マジすか学園』じゃないだろうな。」
「なんです?それ?」
「敵を一人倒すたびに、花びらを一枚ずつ食べる。ってシーンがあるんだよ。」

・・・

「街一つで、花びら一枚でしたね。あと、何枚残ってるんですかね。」
「そんな、呑気なこと言ってる場合じゃないぞ。お前さ、行って、あいつと友達になってこい。」
「はい?」
「『お前は、私のダチだ。』って言って、しっかりと抱きしめてやれ。」
「そんなこと、通じるはずないじゃないですか。」
「大丈夫だ。このパーカーをあいつに着せ、それと、お前はこのセーラー服な。」
「勘弁して下さいよ。これってきっと、世界中に中継されてますよ。」
「全宇宙に。だよ。任せたぞ、『センター』。」


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