未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




ちょっと凹んだので珍しく不満を。

私は足が小さい。スニーカーとかだと、24cmを履いている。

困るのがビジネスシューズだ。

殆どが24.5cmからで、25cmからしかないものも結構ある。

だが、メーカーによっては、24.5でも、丁度フィットするものもある。

2年ほど前に、自分にはちょっと不釣り合いな靴を買った。

そろそろ、新しい靴が欲しい。

ひょっとして授賞式で必要になるかもしれない。

靴はある程度慣れた靴でないと靴擦れとかしてると悲惨だ。

ちょっと贅沢な靴を買っておこうか。

と、捕らぬ狸で、るんるん気分で靴を買いに行った。

その時買った靴はすごく気に入って、しかも24.5cmでありながら、ぴったりだった。

確か、2万円~2万5千円くらいだった。

それほど高級でもないのだが、2着で298のスーツを3シーズン位は着潰している私にとって、靴だけが分不相応だ。

普段はもっと安い靴を履いて、週に2度ほど、その靴を履いていた。

しばらく前から、普段履きの靴が大分クタビれてしまったため、その靴が普段履きになってしまった。

そろそろ、新しい靴が欲しい。

その靴がアタリだったので、何となく「高い靴は良い」との思い込みが出来上がっていたので、近隣のデパートの靴売り場へ行った。

はじめの店は、イマイチ、そこまでの金額を出してまで欲しいものが見当たらない。

私の好みは、先がちょっと尖っているが、たまに見かける魔法使いの靴がごとく先が反り返っているのはおかしいのでNG。

テカテカしているのが嫌いなので、マットで、ちょっとデザインの入っているもの。

2軒目でかなり気に入った靴があった。サイズは24.5からだった。

履かせてもらったが、これは、ちょっとダブつく。

こういう時、過去にも何度もあるのだが、なんか、負けた気になって、悲しくなって来る。何に?靴に。かな。

そうなってくると、デパートの靴売り場って、なんであんなに店員が居るのか?すら、気に入らなくなってくる。

すっかり戦意喪失し、その店は退散。

前回アタリだった、新宿伊勢丹メンズ館に行ってみることにした。

前回から、売り場が変わっていた。

靴のブランドとか覚えていなかったので、前回買った辺りに、きっと同じようなのがあるはずだから、なんなら全く同じものでも良い。

ぐらいのつもりのアテが外れた。

しかも、致命的だったのが、全ての靴にシューキーパーが入れてある。

このブログを書きたかった最大の理由はそこだ。

そんなもん入ってたら、靴の重さが解らない。

どーゆーこと?買いに来た人に、デメリットしかないと思うのだが。

軽い靴が好きというわけでもないのだが、前に買った靴が、言葉ではうまく言えないのだが、最初に手にとった感じが、軽いくせにしっかりとした印象で、凄く信頼感が伝わって来た。

初めての経験であった。

シューキーパーを入れてしまっては、実店舗でありながら、そーいった喜びを伝えることが出来ない。

テカテカはしていないのだが、普通のマットでもなく、仕上げに全体にコーティングしてあるかのような不思議なツヤがあり、それがちょっと?ではあったのだが、抑えた感じの黒に、気のせいかもしれないが、ちょっと青みがかかっているような発色が気に入り、そして、用もないのに靴底が紫色であった。

なんか、靴が、誇らしげに微笑んでいるように感じられた。

履いた感じもそのままだ。今思い返すと、運命的な出会いだったかもしれない。


ざっと、廻って見たが、なんか、あまり気分が乗らない。

じっくりと選んだ結果、また、サイズがないと凹むので、早々に店員さんに聞いてみた。

「テカテカしてなくて、24cmがある靴ってありますか?」
「マットなやつだと、これくらいですね。」

いきなり、3万円のを紹介された。しかも、まったく面白みがない靴だ。

「こんなに出す気はない。2万円くらいか、気に入れば、2万5千円くらいは出す。」
「皮の値段が上がっているので、どれでもこのくらいはしますよ。」

「メーカーによっては、24.5cmでもフィットするものもある」と言ってみた。

当然「でしたら、このメーカーならば...」などの提案があるものと思ったのだが、全くそんなそぶりがない。

その店員さんが、他の店員さんに小声で「もっと進んで接客しろ(聞こえなかったけど、そんな雰囲気)」と、言っていたので、全くの新人というわけでもなさそうだ。

えーと、そんな対応であれば、別にデパートに来る必要ないだろ。伊勢丹メンズ館って、もっとちゃんとしたとこだと思ってた。

かなりの失望感で、早々に引き上げた。

「帰って、今のお気に入りの靴のブランドを調べて、ネットで同じものを買おう。」

帰って調べてみたら、ブランドはこれだった。

伊勢丹オリジナルブランド CERVINO(セルビノ)
http://bussiness-shoes.seesaa.net/article/394501535.html

最近の記事が見当たらなのと、伊勢丹のオンラインストアにもないので、もう、なくなってしまったようだ。

こんな素敵なブランドが経営出来なくなったことといい、靴にシューキーパーを入れてることといい、数ばかり多くて、客の相談に乗ってこれない店員さんばかり(ばかりではないかもしれないが。。。)といい。

伊勢丹メンズ館というイメージが、、、

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