写真1 写真2
写真1 2009年秋 アメリカネナシカズラがネットを被せたようにヨシやオギなどを覆う
写真2 2009年 ネット状に覆い伸びるアメリカネナシカズラ
写真3 写真4
写真3 オギに巻き付くアメリカネナシカズラ 蔓の突起で巻き付き、寄生根で宿主植物から養分を吸う?
写真4 直径約3㎜の花は5裂 雄しべは花冠から出ている
写真5 写真6
写真5 2009年冬12月 黒茶に変色して覆い被さる枯れたアメリカネナシカズラ
写真6 2009年 黄のヨシ・白のオギの原野に黒茶の斑 枯れたアメリカネナシカズラ
← Please click this green banner.
ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。
2014年01月02日 渡良瀬遊水地を歩く
目についたのがヨシ・オギ原の中に黒茶色の斑(弊ブログ2014年01月17日)
そこで、筆者の資料を整理
次のよう
2008年07月、渡良瀬遊水地・旧谷中村を宇都宮大学の学生さんたちと訪ねる
Y.O教授のお誘い
筆者の渡良瀬遊水地歩き始め
翌2009年は3月から7回足を運ぶ
秋9月、ヨシ・オギ原の一部が黄に変色しているのに気づく
見ると、ネット状に蔓が伸び、ヨシやオギなど生えている草木を上から覆う(写真1・写真2)
同年12月、ネット状に覆われていた箇所は黒茶色に変わり、周りより低い
黄のヨシ・白のオギの中に黒茶色の斑が窪む(写真5・写真6)
ヨシやオギなどは覆われ倒され、見えない
2014年01月02日とて同じような様相
ネット状植物はアメリカネナシカズラ
北アメリカ原産の1年生寄生植物、外来帰化植物
寄生先の植物・宿主から養分を吸う(写真3)
葉緑素を持たないので黄色
1973年(昭和48)に東京の多摩川で発見された
本種は渡良瀬遊水地の生態系を変える可能性がある
景観の上からも好ましくない
学名:Cuscuta pentagona ヒルガオ科
引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』249頁、株式会社山と渓谷社、1983
*岡山理科大学植物生態研究室(波田研)HP・植物雑学事典 *弊ブログ2014年01月28日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:写真1~写真4;2009年09月19日 写真5・写真6;同年12月19日
撮影地:栃木県・渡良瀬遊水地