9月12日は、世界では様々な取り組みがありました。IMFニュースブリーフスではその内容を伝えています。日本に来てIMF書記長は各労組の大会で懸命にうったえたにもかかわらずです。
世界のスタンダードと日本のそれとはかなり違いがあるということが明らかにされました。
以下転載です。様々な国で行動が行われていることがわかります。
IMFニュース・ブリーフス
IMF加盟組織が9月12日に大規模動員を計画
http://www.imf-jc.or.jp/public/imf/200614/200614_01.html
各国の日本大使館で、フィリピントヨタ紛争の解決を求めてデモと抗議を行う。
全世界: オーストラリアからインド、ウクライナに至る各国の労働者が、不当
に解雇・逮捕され組合承認を拒否されたフィリピントヨタ労働者のために、行動
を起こそうとしている。
IMF加盟組織は9月12日に世界中の日本大使館前で行動日を実施し、日本政府に
対し、悪化している事態の公正な解決に尽力するよう要求する。
ほんの数週間前、労働雇用省前で平和的なデモが行われた際、政府の治安部隊が
フィリピントヨタ労働者に発砲し、21人を逮捕した。翌日に21人全員が釈放され
たが、多くの組合員が警察の暴行で重傷を負った。労働者たちは会社側に対し、
不当解雇された労働者136人の復職と、所属組合フィリピントヨタ労組(TMP
CWA)の承認を求めて闘ってきた。
IMFと加盟組織は国際キャンペーンを開始し、労働者の即時復職と基本的な組
合結成権・団体交渉権とを要求している。
9月12日の行動日に備えて、次のような措置が講じられている。
●オーストラリアでは、AMWUがウェブサイトにフィリピントヨタ・キャン
ペーンを追加し、日本大使館での9月12日の動員努力を賞賛するリーフレット
を作成した。
●ベルギーの加盟組織は、ウェブとトヨタ工場で陳情を開始した。9月12日に日
本大使館でデモを行い、陳情書を手渡す。続いて、グロリア・アロヨ・フィリピ
ン大統領が訪問中の欧州委員会前でデモに参加する。EU前の行動は、「今すぐ
復職を!」キャンペーンを強力に支持する「Stop the Killings」というNGO
ネットワークが計画している。
●CFTCは、9月12日にフランストヨタで組合員を動員する。同労組は駐仏日
本大使に、解決を求める書簡を送った。
●ケニアの金属労組も、ナイロビの日本大使館に国際連帯書簡を送った。
●IMF-SCは、9月12日に日本大使館に陳情書を手渡す。
●ウクライナの加盟組織7団体は、集団的努力を調整し、TMPCWA労働者の
ために抗議文に署名、日本大使宛に送付した。
●インドの加盟組織は、9月12日に全国の日本大使館で集団デモを計画してい
る。例えば、ニューデリーでINMFが、ムンバイでSMEFIが、チェンナイでT
NEEU(INMF加盟組織)と労働者労組協議会が行動を実施する。また、イ
ンドの自動車産業で働く労働者を代表する代議員も、「違法・不当に解雇・停職
処分を受けた労働者の復職と労働組合権の完全な尊重とを要求する共同決議」を
全会一致で採択し、特にフィリピントヨタ事件を引用した。
●スリランカでは、IMF加盟組織のSLNSSとJSSMFが、9月12日にコ
ロンボの日本大使館でデモを行う。
●バングラデシュでは、IMF加盟組織のBMFとBMLが、9月12日にダッカ
の日本大使館に結集する。
●北欧産業労連は、フィリピン労働雇用省とトヨタ経営陣に抗議文を送った。
●ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、コソボ、マケドニア、
モンテネグロ、ルーマニア、セルビア、スロベニアの金属労働者を代表する南東
ヨーロッパのIMF加盟組織は、英語、スウェーデン語両方の共同陳情書に署名し
た。この陳情書は、9月12日にセルビアのIMF加盟組織(ネザビスノスト)に
よって日本大使館に手渡される。
●南アフリカ共和国では、9月12日に400人を超えるNUMSA組合員が日本大
使館前で抗議し、不当解雇された136人のTMPCWA労働者が直面している事態の解
決を要求する。
●フランスのIMF加盟組織CGTは、フィリピン大使に強硬な書簡を送り、不
当解雇されたTMPCWA組合員のために正当かつ公正な解決を目指して尽力す
るよう求めた。
●ラテンアメリカ・カリブ海の加盟組織は、9月12日に各国の大使館に連帯書簡
を送る。
●IMF加盟組織のロシア造船労働組合は、日本大使に抗議文を送った。
●韓国の加盟組織KMWFは、9月12日に駐韓日本大使に抗議文を送る。
以上