詳しいことはよく分かりませんが、フォルクスワーゲンとSUZUKIが提携を解消したというニュースを読みました。
記事によると
『 スズキが12日、独フォルクスワーゲン(VW)との提携解消を決めたのは、最大の目的だった環境対応車の技術が十分得られなかったうえ、スズキの経営に関与したいVWと独立性を維持したいスズキの考え方の違いを修復できなかったためだ。』
とあります。
スズキの経営に関与したい VW と 独立性と維持したいスズキの考えの相違
興味深いなと思いました。
スズキの会長 鈴木修氏は 「私の経営哲学と相容れず、足かせになると分かってきた」とおっしゃったようですが
すごいなぁと思いました。
文化の違いというのは、本当に根深いもので、相容れるのは 難しいと思います。
日本で当たり前のことが、当たり前じゃなかったりするわけで。
ある日本企業に、フランスの企業が2割出資して始まった事業がオーストラリアにありまして、
話によると、フランスの企業が2割しか出資していないのに、経営にいろいろ口を出してきて
『 態度と口だけは8割出資 』 なんて 笑い話を聞きました。
文化の違いを乗り越えて、一緒にやっていくのは そんなにたやすいことではないと思います。
80歳のおじいさんなんて言ったら失礼ですが、気骨があって いいですね。
スズキのフォルクスワーゲンとの提携の目的は出遅れたエコカーの開発に必要な技術を加速化するためのだったらしい
ですけれど、相手にしたら技術も資産なわけで、簡単には相手に渡せないと思っていたと思います。
それだけの『資産』を提供するのだから、経営上でも口出ししてしかるべきと思っていたのでは?と思います。
お互いに、どれだけ手の内を見せるか?という点で、にじりあっていたのではないかと推測します。
そして スズキの側に 『 独立性を保ちたい 』という思いがあったら、そんなにスムーズに話が進むわけが
ないと思われますしね。
手の内は ここまでしか みせたくない という思いは 相手に伝わっていたと思うし。
となると、相手も 『 そんなに簡単にうちの技術を提供するわけには いかない 』と思ったと思うし。
エコカーの開発が出遅れようが 自分の経営哲学を譲らなかったという姿勢がすごいなと。
で、思い出したことわざ
Keep your friends close and your enemies closer
孫武(『孫子』の著者)が言ったらしいですけれど、こう続くようです。
敵も己も知っていれば、100の戦いにおいても、己の身が危険にさらされることはない。
敵を知らずとも己を知っていれば 勝つときもあれば 負けるときもある。
しかし、敵も己も知らなければ、ことごとく危険に身を晒されることになる。
ビジネスのグローバル化とか そりゃ、大切かと思いますけれど
相手を読みきれないと察したら、身を引くのが賢明かと思います。
相手を良く知りもしないのに、表面的にグローバル化を進めたところで、相手に飲み込まれてしまう可能性だって
ありますから。
欧米のどこかの新聞で(イギリスだったか)日本の『 ガラパゴス化 』を揶揄する記事が載ったらしいですけれど
今のところ ガラパゴス、それはそれでいいんでない? とも思います。
市場を完全に外資に開放して、うまくいかなかったのが イギリス。
今、イギリスで有名な産業って何?と言われてもピンと来ませんよね。
マイクに言うと、仕方ないんじゃない? と言いますが わたしは 愛国心が強いので(笑)
日本が誇ってきた産業が次々外資に飲み込まれていったら、悲しいと思います。
相手に飲み込まれて 固有種が絶滅するくらいなら 独自路線を貫くというのも
いいのかもしれません。
そして 貴重種として 生き残るという道がありますから。
貴重種の危うさというのも 否定できませんが。
どちらがいいのかは、よく分かりません。
とにかく 鈴木会長の決断になんだか感動したぞ と いうことなんです。
記事によると
『 スズキが12日、独フォルクスワーゲン(VW)との提携解消を決めたのは、最大の目的だった環境対応車の技術が十分得られなかったうえ、スズキの経営に関与したいVWと独立性を維持したいスズキの考え方の違いを修復できなかったためだ。』
とあります。
スズキの経営に関与したい VW と 独立性と維持したいスズキの考えの相違
興味深いなと思いました。
スズキの会長 鈴木修氏は 「私の経営哲学と相容れず、足かせになると分かってきた」とおっしゃったようですが
すごいなぁと思いました。
文化の違いというのは、本当に根深いもので、相容れるのは 難しいと思います。
日本で当たり前のことが、当たり前じゃなかったりするわけで。
ある日本企業に、フランスの企業が2割出資して始まった事業がオーストラリアにありまして、
話によると、フランスの企業が2割しか出資していないのに、経営にいろいろ口を出してきて
『 態度と口だけは8割出資 』 なんて 笑い話を聞きました。
文化の違いを乗り越えて、一緒にやっていくのは そんなにたやすいことではないと思います。
80歳のおじいさんなんて言ったら失礼ですが、気骨があって いいですね。
スズキのフォルクスワーゲンとの提携の目的は出遅れたエコカーの開発に必要な技術を加速化するためのだったらしい
ですけれど、相手にしたら技術も資産なわけで、簡単には相手に渡せないと思っていたと思います。
それだけの『資産』を提供するのだから、経営上でも口出ししてしかるべきと思っていたのでは?と思います。
お互いに、どれだけ手の内を見せるか?という点で、にじりあっていたのではないかと推測します。
そして スズキの側に 『 独立性を保ちたい 』という思いがあったら、そんなにスムーズに話が進むわけが
ないと思われますしね。
手の内は ここまでしか みせたくない という思いは 相手に伝わっていたと思うし。
となると、相手も 『 そんなに簡単にうちの技術を提供するわけには いかない 』と思ったと思うし。
エコカーの開発が出遅れようが 自分の経営哲学を譲らなかったという姿勢がすごいなと。
で、思い出したことわざ
Keep your friends close and your enemies closer
孫武(『孫子』の著者)が言ったらしいですけれど、こう続くようです。
敵も己も知っていれば、100の戦いにおいても、己の身が危険にさらされることはない。
敵を知らずとも己を知っていれば 勝つときもあれば 負けるときもある。
しかし、敵も己も知らなければ、ことごとく危険に身を晒されることになる。
ビジネスのグローバル化とか そりゃ、大切かと思いますけれど
相手を読みきれないと察したら、身を引くのが賢明かと思います。
相手を良く知りもしないのに、表面的にグローバル化を進めたところで、相手に飲み込まれてしまう可能性だって
ありますから。
欧米のどこかの新聞で(イギリスだったか)日本の『 ガラパゴス化 』を揶揄する記事が載ったらしいですけれど
今のところ ガラパゴス、それはそれでいいんでない? とも思います。
市場を完全に外資に開放して、うまくいかなかったのが イギリス。
今、イギリスで有名な産業って何?と言われてもピンと来ませんよね。
マイクに言うと、仕方ないんじゃない? と言いますが わたしは 愛国心が強いので(笑)
日本が誇ってきた産業が次々外資に飲み込まれていったら、悲しいと思います。
相手に飲み込まれて 固有種が絶滅するくらいなら 独自路線を貫くというのも
いいのかもしれません。
そして 貴重種として 生き残るという道がありますから。
貴重種の危うさというのも 否定できませんが。
どちらがいいのかは、よく分かりません。
とにかく 鈴木会長の決断になんだか感動したぞ と いうことなんです。